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■日本腫瘍学会編集「統合医療にがんに克つ」2010年11月号より
特別企画 ホメオパシーの”エビデンス”
「ホメオパシー」についての日本学術会議会長談話
「日本学術会議会長談話」に対する日本ホメオパシー医学協会の見解

19世紀にドイツ人医師サミュエル・ハーネマンによって創始された「ホメオパシー」。欧州、インド、中南米諸国で広く用いられ、日本でも近年注目されつつある。しかし、去る8月、ホメオパシーによる”療法”には「科学的根拠がない」として日本学術会議会長・金澤一郎氏より「警告」が発せられ、『朝日新聞』などでもその「有効性」の問題などが取り上げられた。この会長談話と、日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)の「見解」を以下にご紹介する。

「日本学術会議会長談話」に対する
日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)の見解

ホメオパシーの有効性は200年の歴史の中で十分に証明されている

日本ホメオパシー医学協会会長(JPHMA) 由井寅子

■はじめに
私は潰瘍性大腸炎を患い「人工肛門にするしかない」という状況の中でホメオパシーと出合い治癒するという経験をしました。同時に、心のこだわりが解放され、身も心も生まれ変わったような体験をし、一念発起して5年間英国で勉強し、ホメオパス(ホメオパシー療法家)となり、16年前に日本にホメオパシーを導入しました。1998年に設立されたJPHMA(2010年9月現在、会員数1005名)は、世界28カ国からなるホメオパシー国際評議会(以下、ICH)の正式メンバーであり、ICHのガイドラインに基づき、ホメオパス職業保険の下、560人のJPHMA認定ホメオパスがいて、全国250か所の日本ホメオパシーセンターでホメオパシー健康相談を行っています。

日本学術の最高権威である日本学術会議は8月24日に発表した声名で、ホメオパシーについて「治療効果なし」、「科学的根拠がなく荒唐無稽」、「ただの水」、「医療関係者がホメオパシーを治療に使うことは認められません」と断定し、翌日には、日本医師会など医療関係の9団体がこの声名に対する全面的な支持を表明しました。
しかしホメオパシーの有効性は200年の歴史の中で十分に証明されているだけなく、二重盲検法をはじめ有効性を示す研究論文も相当な数にのぼり、何百件もの臨床研究ほか、生物活性を検証した相当数の基礎科学研究もあります。たった一つのホメオパシーの有効性を否定する論文、しかもホメオパシーと関係のない権威から欠陥論文と指摘されている論文を持ち出してホメオパシーを全面否定したことは、軽率だったのではないでしょうか。
私どもは日本学術会議を非難するつもりはありません。ただ日本学術会議をはじめホメオパシーに懐疑的な皆様に、ホメオパシーの公正な調査と私どもがプロのホメオパスとしてホメオパシー療法を行うなかで、難治性の病気が改善や治癒した非常に多くの症例があることを知っていただきたいし、実際にその症例を見て判断していただきたいと心から願っています。

■事実とかけ離れた報道が1人歩きしている
日本学術会議の報道資料にも「ビタミンKの代わりにレメディーを与えられた生後2ヶ月の女児が2009年10月に死亡し、これを投与した助産婦を母親が提訴したことが本年7月に報道されました」と紹介されています。しかし本ケースで、ホメオパシー利用者であった原告は、ホメオパスの被告(JPHMA)に対してレメディーを与えたことを問題にしているのではなく、ビタミンKの不足で死亡したと思われることに対して助産師の業務上の責任を問うているのです。

これに対して助産師は、第1回目の弁論で訴状の内容を認めず請求の棄却を求めています。そして助産師は「ビタミンKの代わりにレメディーを」とは言っておらず、その上、死因とビタミンK不足の因果関係も確定されていない状況です。

本ケースは、ある報道機関が訴状内容を十分に確認せず、また助産師の言ったことを歪曲して報道したことに端を発します。その後は、おそらくこの報道機関が書いたことの裏付けもとらず事実関係を十分に調査することなく、他の報道機関も追随し、正しくない情報をそのまま流用し報道するという連鎖の中で、あたかもそれが既成事実であるかのようになっていったと考えます。こうして、無実の人が、有罪になってしまうこともあるのだということを今回の一連の報道を通して思い知りました。JPHMAとしては、裁判中であるため、本件に関しては当初よりコメントを差し控えてきましたが、あまりにも事実とかけ離れた報道が1人歩きしている状況を憂い、ここに争点以外の部分で真相の一部を公表することにしました。

もうひとつ、新聞各紙で取り上げられたJPHMA会員の療法家が対応した悪性リンパ腫のケースにしても、亡くなられた方自身が薬の副作用に苦しんだ経験から頑なに病院に行くことを拒んでいたということです。まこの療法家は現代医療を否定しておらず、当然「病院に行くな」とも「ホメオパシーで必ず治る」などとも一言も言っていません。しかし、なぜかその反対のことが報道され続け、さらに中心的な治療はホメオパシーだけではなかったにもかかわらず、ホメオパシーやJPHMA会員による医療ネグレクトが原因であるかのように報道され続けました。

各報道機関はこの2つのケースをとりあげ、あたかもホメオパシーで人が死に、ホメオパスは現代医療を否定していると決めつけ、多数の被害者が出ているかのように書き、挙句の果てには「カルト」呼ばわりし、過剰反応ともいえる報道をし続けました。200年以上も続いている世界の代表的な代替療法で最も安全なホメオパシーがこのようにあつかわれてしまったのは、報道機関が事実をしっかり調査せずに報道した結果です。

JPHMAとしてはホメオパシーの名誉と、会員の人権を守るため、さらに日本のホメオパシーの利用者15万人のため、そして、ホメオパシーを誤解してしまった多くの国民の皆様に事実を知ってもらうために、ホームページ上でホメオパシー新聞を発行しています。今後も事実の相違があれば、発行していきます。ただしホメオパシーが原因でないとしても、人が亡くなったことは重大なことであり、お亡くなりになられた方々に心からお悔やみを申し上げたいと思います。そして会員にも反省すべきところは、反省を求めると同時に全会員に今一度、現代医療を否定的に考えないよう周知徹底を図るとともにホメオパシーを愛好するあまり、現代医療を頑なに拒否することがないよう、当協会や普及団体を通して発信していきたいと考えます。

■ホメオパシーとは
ホメオパシー(同種療法)は、今から200年前に、ドイツ人医師サミュエル・ハーネマンにより体系化された療法です。原物質が全く存在しないレベルまで高度に希釈振盪されたレメディー(原物質の情報は残っている)を用いて自己治癒力を触発し、自ら健康になっていく療法です。原物質はないので薬物療法のような副作用もなく、最も安全な代替療法とも言われています。赤ん坊や妊婦も安心して使え、また急性、慢性症状、心の問題など幅広く対処できるため、世界で10億人以上が親しんでいる国際的にも広く普及した療法です。ヒポクラテスは「何よりも害をなすなかれ」と述べているように、リスクを伴う医療手段をとる前に、まずはより安全性の高い治療法を利用してほしいと思っています。

JPHMAは現代医学を否定するものではなく、会員倫理規程でも<<本協会認定ホメオパスは、患者が病院での検査、診察等(以下、検診という)を受けることに否定的であってはならない。病院での検診が必要と判断される場合は、速やかにその旨を患者に伝えなければならない。なお、検診を受けるか否かの最終判断は、あくまでも患者が行うものであり、本協会認定ホメオパスが強制することはあってはならない。ただし、慢性疾患の患者に対しては、病院での定期的な検診を勧めることが望ましい>>と定められており、実際、重病患者のほとんどは現代医学とホメオパシーを併用しています。JPHMAは、ホメオパスが患者の望む現代医学の診断、治療、検査、薬物治療等を受けることを妨げてはならないことを繰り返し教育しています。

■誰がホメオパシーを行うべきか
一部の医師ホメオパスが、ホメオパシーは医師などの医療従事者が行うべきであると主張していますが、JPHMAは<<現代医学を業とする医師であるなしを問わず、ホメオパシー専門教育課程を修了し試験に合格した者が、ホメオパスとして活動をすることができる 

としています。ホメオパシーを勉強したものがホメオパシー療法家としてその業を行うことができることは、憲法でも保証されています。

もちろん、ホメオパシーを勉強し、患者の体と心の機能や働きを学ぶことがプロのホメオパシー療法家となる条件であると考えます。ゆえに、ホメオパシー専門校のカレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー(以下、CHhom)では、4年間かけてホメオパシーの学びを主として、サイコセラピストから心の教育、そして、医学博士から解剖、生理、病理学を学びます。このようにしてCHhomでは、4年間で1600単位時間以上、短大なみの授業時間を学んでいます。

病人を扱う場合、医療の判断がもちろん必要です。だからこそJPHMAは医師、病院と提携し、診断をしてもらい、その上で、患者がホメオパシーを使う、またはホメオパシーと現代医療の両方を使う、または、鍼灸を使う、と患者が、決めて行けばよいと考えるのです。もちろん緊急であるならば、すぐに病院に行かねばならないことは当然のことです。ただし、薬や予防接種には副反応もあることは、皆様も周知のことと思います。万一、薬や予防接種の副反応で自閉症や医原病になった場合でも、ホメオパシーには改善に導くツールがあります。どこにも行くところがない発達障害の子供を持つ多くの親ごさんの苦しみを見てきた私たちホメオパスは、どうすれば自閉症やアスペルガー、多動の子供たちが自らの力で治っていけるかを長年かけて研究し、今日、その努力が実り、ホメオパシーを使って自閉症など難治の病気の改善や治癒率は画期的に上がっていったのです。

■JPHMAとICHジョイントホメオパシー国際カンファレンスのお誘い
「百聞は一見にしかず」物事をこうだと決定する前に、まずは見てから、そして試してからにしていただきたいと思います。
来年2011年10月8日〜10日には、日本のつくば国際会議場で、ICH・JPHMAジョイントによる世界初の第1回ICH・JPHMAホメオパシー国際カンファレンスが開催されることが決定しています。国境や主張の違い、流派を超えて、世界のホメオパシーが日本で1つになります。

この国際カンファレンスには海外数十ヶ国から多くのホメオパシー関係者が参加する予定で、世界の国々でのホメオパシーで治癒したケースや学術成果が公開され、各国でのホメオパシーの現状と課題についても討議される大会になる予定です。もちろん日本におけるホメオパシーでの現代病などへの対処法についても数多く発表される予定です。皆様には、ぜひお越しいただき、ホメオパシーの可能性、治癒したケースなどをみていただきたいと思っています。
世界大会を来年にひかえ、2010年9月末には、2日間にわたり「第11回日本ホメオパシー医学協会学術大会」を行い、私は、「自閉・多動の発達障害児、水頭症、癲癇児の改善と治癒例」や「心の問題と関連した子宮筋腫や顔面麻痺、甲状腺がんの治癒例」を発表しました。日本における現代のさまざまな問題を考慮した手法(3次元メソッド)の必要性、また、現代医学、他の療法と連携することの重要性について述べました。そしてさらに、14名の認定ホメパスによる「化学物質過敏症」や「医原病からくる皮膚湿疹」、「帯状疱疹」、「潰瘍性大腸炎」、「花粉症」、「リウマチ」、「インナーチャイルドによる親子の問題」、「親の影響が子どもに引き継がれた症例」など、ホメオパシーで治癒した症例発表が行われました。

今大会の記念講演では、池川クリニック院長・池川明氏による「お産が変われば日本の未来が変わる」、NPO法人IHMA代表・野口哲英氏による「我が国医療、介護における統合医療の役割と将来」、セントマーガレット病院の酒向医師による、「千島学説は統合医療に通じる〜ホメオパシー統合医療の可能性〜」を、血液循環療法学院学長の大杉幸毅氏による「自然治癒力を高める血液循環療法〜ホメオパシーとの連携と可能性〜」についての講演が行われ、ホメオパシーを併用することによる活用について期待が高まりました。さらに今大会は、ICHグウィネス・エバンス会長とスティーブン・ゴードン書記官が来日し、日本におけるホメオパシーの現状に対して、「ホメオパシーの歴史が長い国では必ず批判に曝されてきた。そしてホメオパシーは、それを乗り越え発展してきた」と言及されました。そして、日本のホメオパシーの活動状況とホメオパシーで難治の病気が治癒している症例発表に関して、日本におけるホメオパスの技術の高さとダイナミズムを賞賛する感想をいただきました。来年つくばで会いましょう。

■ホメオパシー有効性についてのデータの紹介


I.ブリストルホメオパシー病院での5大疾患におけるレメディー使用後の治癒率


©Dr.Torako Yui&CHhom.RAH

U.由井の発達障害児82名のクライアンにおけるホメオパシー治療をうけた改善結果
※これらのケースは、英国、ドバイ、ドイツ、ベルギーでの
ホメオパシーカンファレンスで発表。



©Dr.Torako Yui&CHhom.RAH

V.2008年 JPHMAホメオパシー利用者に関するアンケート調査
  有効回答数1142人(一部紹介)






©Japanese Homoeopathic Medical Association(JPHMA)

これら以外のホメオパシーの有効性はJPHMAのホームページをご覧ください。

■『統合医療でがんに克つ』編集部は、ホメオパシー医学協会を支持するという立場で、本「見解」を掲載したものではありません。本問題に関しては、あくまでも中立的な立場とさせていただきます。