内海聡(うつみ さとる)

内科医
Tokyo D.D.クリニック院長
NPO法人薬害研究センター代表

※8日(日)講演予定

1974年、兵庫県生まれ、筑波大学医学部卒業後、内科医として東京女子医科大学附属東洋医学研究所、東京警察病院などに勤務。精神医療分野での活動の中で、「病を悪化させる精神科医療」という現実を実感。医学会内部から精神医学の本質を描いた『精神科は今日もやりたい放題』がベストセラーとなり、向精神薬ビジネスや精神医学の闇を多くの方が知るきっかけとなった。他に『医学不要論』『児童相談所の怖い話』などの著書も話題になっている。また日本初の精神薬などのクスリの断薬専門のクリニックTokyo D.D.クリニク(JPHMA協力クリニック)を今春立ち上げる。またNPO法人薬害研究センターを設立、今年で3回目となる「精神薬の薬害を考えるシンポジウム」は東京大学一条ホールで開催され、由井会長も招聘され発表。

ホメオパシーコングレスの講演について

今回は講演の大役を仰せつかりましたこと、あらためましてこの場を借りて感謝申し上げます。私はこの数年、医原病と薬害について見つめてきましたが、今の時代ほどにこれがひどい世界は存在しません。しかしそれは医師や医療者の責任であると同時に、市民や人民の責任でもあります。日本の歴史が隠され歪められてきたのと同じように、医学や食に関しても歪めてきた勢力と歴史が存在するからにほかなりませんが、それを市民や人民はずっと無関心であったからです。

ホメオパシーは魂や愛について語りますが、残念ながら私自身には深い愛や魂への理解はないかもしれません。そのような苦手なことを講演するのは私には困難なので、かわりにほとんどすべての方が知らない医学と世界の深い関係と闇、そしてホメオパシーを中心にいかなる力関係の中でその迫害が行われてきたか、そしていま見つめられている10年後の真医学の展望についてお話しいたします。

科学の嘘についてもご説明したいと思います。ホメオパシーに限らず多くの真医学を目指す人々は、科学論者に対して有効な手立てが少なかったという難点があります。ホメオパシーをサイエンスの側からとらえるのは、まさにJPHMAをはじめとするホメオパシーの方々の仕事ですが、私ははぐれ医師ではあるものの一人の医師として、現代の医学や科学における問題と矛盾についても講演したいと思っています。今回の講演は60分になりますので、医原病や薬害などの細かい話ではなく総論と問題についてこそを話す予定です。

じつは魂に対して私は日本人の多くの方が思っているものとかなり違うイメージを持っており、基本的に現行の魂論を信じておらず、また魂自体についてもずっと根源的な疑問を抱いています。そんな私のような虚無主義者(この世の何も信じない考え方)が違う視点から見た魂のお話なども、少しできればと思っています。ぜひ多くの方にご参加いただければ幸いです。