1月13日 1日目 午前の様子

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年に一度のJPHMAコングレスが、東京・世田谷区民会館で開幕しました。

コングレスは、日本全国および海外で活動するJPHMA認定ホメオパス、CHhom学生、とらのこ会員、ホメオパシー愛好者が一堂に会するホメオパシーの一大祭典です。

最新の講演に学び、活動の成果を症例発表で披露する学術大会であり、また、会員が集って互いの研鑽をたたえ合い旧交を温める、ホメオパシーの仲間たちの嬉しい再会の場でもあり、一般の方にも公開されています。

JPHMA設立20周年の節目となるこの記念すべき大会は、海外来賓として、ルーマニアからマリナ・シウマス・リムブ医学博士を迎え、植物のつぼみや新芽を原材料にしたジェモセラピー(植物幹細胞療法)や花粉を使った療法の2日間の講演に加えて、翌15日にも特別講演をいただくこととなっています。

本日は晴天にも恵まれ、朝の開場時間前から全国から集まった来場者が並び、開場とともに1階ホールはたちまちの賑わいとなりました。

ホールには協賛企業の各種ブースが並んで、新商品やコングレス限定の特典満載の商品を販売。JPHMA認定ホメオパスによる治癒症例ポスターも展示され、朝から盛況となりました。

開会宣言・国歌斉唱・祝辞披露・開会挨拶

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開会に先立ち、JPHMA設立20周年を記念し、厳かな音楽とともにJPHMA設立の歴史や毎年のコングレスの模様を凝縮した映像とともに上映されました。

まず、JPHMA松尾敬子大会長がホメオパシーへの思いを共有し、一人一人の実りとなる大会となるように願いを込めて、開会を宣言し、2日間のプログラムがスタートしました。

次に、大ホールの全員が起立して、美しい映像とともにルーマニアの国歌の演奏、日本の君が代の斉唱となりました。

その後、インド政府 マンチャンダ長官の映像ビデオでの祝辞が披露され、松尾大会長からの学術発表の際の諸注意が伝えられました。

由井寅子会長より「あなたが幸せで生きられればよいと思います。幸せはあなたの心からきます。あなたの心が幸せであることを心から願っています。そしてあなたの魂が輝くことが大事です。あなたの魂には宿題があります。魂が輝くこと、心が輝くことが一番大切です。JPHMA設立20周年を迎えらたこと、日本のホメオパシーがここまで広がったことをうれしく思います。皆さんはホメオパシーの比丘尼として日本の津々浦々にホメオパシーを広げていってほしいと思います」との挨拶がありました。

そして、オープニング恒例の大きな地球ボールのリレー。由井大会長がステージ上から地球ボールをトスすると、ボールは観客席の手から手へ次々と飛ばされながら大ホール中を回り、ふたたびステージに戻って由井大会長が両手でしっかりと受けとめられました。

地球上のみんなが手と手をとってつながる未来、ホメオパシーの恩恵が日本中、世界中にあまねく降り注ぐように。そんな願いをこめた地球ボールのリレーで大ホールには氣が満ち、これからスタートする発表・講演への期待がいっそう膨らみました。

会員症例発表:
三森 弥生氏(ホメオパス、インナーチャイルドセラピスト、日本ホメオパシーセンター仙台榴岡)
『医療機関との連携により、統合失調症薬の禁断症状を出さず断薬できたケース』

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クライアントは25歳女性。統合失調症と診断され、主治医より「統合失調症薬は一生飲み続けなければならない。」と言われました。

三森ホメオパスは、ホメオパシーを始める前にセカンドオピニオンとして、他の精神科医の意見を聞くことを勧め、2人目の精神科医は、「このケースでは断薬は可能。」と言われました。

その医師から説得力のある意見を聞くことがクライアントの自信に繋がり、同時に、三森ホメオパス自身が、精神科医の診立て、意見、薬の知識を聞くことにより、ZENホメオパシーの可能性が見え、そのため、かなり早い段階で断薬に成功できたケース症例でした。

医療の知識と経験が豊富な医師を信頼し、クライアントが自分の力を信頼し、保健師の経験を有する三森ホメオパス自身も自分を信頼し、原因となる心の傷を癒し、ホメオパシーでサポートすることによって、断薬時に生じがちな禁断症状を出さず、長年苦しんでいた薬の副作用もなく断薬できました。

現代医学と連携して、ホメオパシーでサポートし、あわせてインナーチャイルドを癒していくことの大切さあらためて示してくれたケースとなりました。

会員症例発表:
長谷川 希生氏(ホメオパス、インナーチャイルドセラピスト)
『カンジタと水銀、薬の影響をとることで改善した皮膚疾患と月経不順』

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クライアントは36歳女性。幼いころからあった皮膚疾患でステロイド剤を長年使用し、月経が1年に1~3度しか来ない状態で2児の母のケースです。

クライアントは、慢性的な皮膚症状と月経不順を改善するために長谷川ホメオパスの健康相談を開始し、皮膚症状の改善と悪化および痒みを繰り返し、その時々の症状に応じたホメオパシーサポートをすることによって改善していきました。

今回のケースでは特に水銀、ステロイド、ホルモン剤の影響をとるレメディーと共に不随症状であった膣炎のためのレメディーを使用したところ排出の速度が速まり、月経の周期も除々に変化して改善していきました。

長谷川ホメオパスはクライアントの心や薬の問題など、さまざまな問題がからみあって、症状を呈するということ、そしてZenメソッドを用いて、それらの症状を改善していける可能性を実感したケースになったとの言葉でしめくくられました。

会員症例発表:
柳 千妃路氏(ホメオパス、日本ホメオパシーセンター垂水舞子)
『ホメオパシー×食農×愛で重度アトピー性皮膚炎が改善したケース』

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クライアントは2ヶ月男児。子供のアトピー性皮膚炎のケースですが、柳ホメオパスの健康相談を通して、母親、父親が自分を見つめ、いっしょに乗り越えていった症例です。

生まれてすぐから、出血を伴うアトピー性皮膚炎を発症し、湿疹部から激しい出血、母親から少しも離れられずに大泣きする子ども。

我が子を通して見つけたメッセージと向き合ったお母様、妻子を支えるために自ら農を極め健康な食材を提供し、ホメオパシーのセルフケアを勉強して家族に向き合っているお父様。子どもの症状を通した家族へのメッセージから自分に問いかけ、ホメオパシーでサポートすることも加えて、子どもの皮膚症状は、改善していきました。

このケースは、ホメオパシーの有用性はもちろんのこと、ホリスティックに生きることがいかに症状の改善に力を与えるかということが伝えられました。

柳ホメオパスは、ホリスティックな生き方がスタンダードになる世の中を願いをこめて発表されました。

会員症例発表:
豊池 明子氏(ホメオパス、インナーチャイルドセラピスト、日本ホメオパシーセンター福岡長丘、日本ホメオパシーセンター福岡博多)
『妊娠中の漿膜下筋腫が縮小し、自宅出産できたケース』

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クライアントは34歳女性。自宅出産を希望しており、子宮筋腫を小さくしたいという女性が8cmの筋腫が縮小し、無事自宅出産ができたケースです。

自然志向のクライアントは、自宅での出産を希望し、日頃から食生活、生活習慣の見直しなどを積極的に行い、鍼灸に通うなどして血流の改善を行っていましたが、筋腫が縮小しなかったため豊池ホメオパスの健康相談会に来られたということです。

豊池ホメオパスは、身体の血行不良を引き起こしている心の冷えに気付いていただくよう促し、心身の冷えを改善していくようにホメオパシーでサポートしました。

その結果、もともとクライアントが抱えていた罪悪感に自ら気付き、それを手放していくことで、筋腫が縮小し安産にて出産ができました。

このケースは、心を癒していくことにより身体の症状も改善していくホメオパシーの症例と可能性を示してくれました。

ひとりひとりの女性が輝き、自分の幸せに責任をもって生きることが家庭の幸せ、社会の幸せにつながると実感しているとの言葉で発表は締めくくられました。

事例発表:
小林 且幸氏(日本豊受自然農 函南農場 農業者)
『自然な食、自然な農業』

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豊受自然農は、富士山を望み、駿河湾を見下ろす見通しのよい圃場に約100反、100種以上の作物を作っています。

固定種、在来種、自家採種の種にこだわり、落ち葉堆肥をつかって、菌を培養する土づくりで対応するため、やさいは自然本来の形。 やさい本来の味、香りがして、栄養がある、おいしい野菜が収穫できています。

発表者の豊受自然農の小林且幸氏より、伝えられました。

豊受自然農は、無農薬のハーブ、野菜、果物だけでなく、主要穀物である、米、大豆、小麦作りを重要視しており、小林氏は、豊受自然農で主要穀物である白大豆「ふくゆたか」の担当で、 今年の「ふくゆたか」は背丈が、1m20cmにもなり、豊作だったとのこと。

その白大豆のふくゆたかは、豊受自然農の自家工場にて、みそ、しょうゆ、とうふ、豆乳に加工して無添加で安心安全な加工食品として姿を変えて、製品化されており、自然の恵みをいただくことができます。

小林氏の発表から、自然への畏敬の念と感謝を感じながら、土づくりからの大豆の成長を愛情をもって日々行ってきたことが感じられました。

大豆を愛し、動物を愛している小林氏の日々は、大豆だけでなく、牛の花子の世話、名古屋コーチンや烏骨鶏の鶏たちの世話など、農作業の様子を映像で映し出し、 農業という仕事の中で、感じる農業の素晴らしさ、そして、豊受自然農がこだわる自然な農業の素晴らしさが、かざらない小林氏の言葉で伝えられ、豊受自然農のすばらしい仕事に感動を覚えました。

会員症例発表:
万波 健吾氏(ホメオパス、インナーチャイルドセラピスト、日本ホメオパシーセンター東京新宿都庁前、日本ホメオパシーセンター千葉船橋駅前)
『母子の健康相談を通じて発達障害児の激しい癲癇が改善し家族愛が深まったケース』

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万波ホメオパスによる発表は、16歳の女子のてんかん、発達障害のケースです。

毎回、慎重丁寧にクライアントの症状を聞き、分析したレメディを選択して、 ZENメソッドでレメディーを選択し、とってもらっていくことにより、けいれん発作と発達障害が改善していく過程が報告されました。

1回目の相談の後2か月後にはけいれん発作の回数が減少、コミュニケーションが増えるという改善がみとめられるようになり、てんかん発作や発達障害、また、てんかん薬の副作用や倒れたおことによる後頭部強打の影響がZENホメオパシーにより、たった1年半で大きく改善していったのです。

てんかん発作の回数が80%に減少、全身けいれん発作がなくなり、倒れることが なくなりました。そして、75%の減薬、通院が減ることにも繋がるという結果が報告されました。

症状が改善していくことにより、家族関係も変わっていきます。

母親自身が感情をだし泣けるようになり、同居している両親との確執がなくなり、また、子供をいとおしく思うようになり、家族愛が深まっていき、この結果はクライアント本人の治癒にも貢献することになりました。

由井大会長が20年の臨床による研究により、発達障害に91%の髙い改善を認められたという大きな結果を残してくれたが、その研究の高い確率性を今回の症例においてその改善効果を再確認することができたと万波ホメオパスより伝えられました。

ZENホメオパシー、インナーチャイルドセラピー、自然農、これらは、人間の心と魂と体を変え、家族を変え、日本を変え世界を変える事につながる素晴らしい療法であるというメッセージで発表が締めくくられました。

会員症例発表:
菊田 雄介氏(ホメオパス、インナーチャイルドセラピスト、日本ホメオパシーセンター東京総本部)
『ホメオパシーとインナーチャイルド癒しによって数々の試練を乗り越え、妊娠出産できた女性のケース』

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30代女性。主訴は過食。過食は半年前流産した時から始まりました。満腹感が得られない、甘いものが止められない。自信がなく自分の本当の気持ちを言えない。

レメディーだけでなく、インナーチャイルド癒しをすすめ、今まで寂しかった子供時代の自分に声をかけること、過食している自分を責めずに許すこと、インナーチャイルドを思い出し、親に我慢してきた本音を書きだすこと、その時の状況をイメージして、大人の自分が子どもの自分に寄り添って言葉をかけ、インナーチャイルド癒しを行いました。

ZENホメオパシーよるレメディーとして、妊娠に必要な抗疥癬治療や子宮頸がんワクチンのアルミの毒出しに、Lyc.(ライコポディアム)。過食症の背景にある寂しさには、Puls.(ポースティーラ)を選択し、改善へと導くことができました。

甘いものを欲しがらなくなり、三食の食事で満足出来るようになり、執着がなくなりました。そして、第2子を妊娠し出産をすることができました。

しかし、クライアントが第2子を妊娠して、24週のときにご主人が突然倒れ、心室細動で意識を失し、全身けいれんをおこし、心臓が一時停止する事態が生じました。

生体電流を測定し潜在意識をつたえるQX-SCIOによる心室細動となった身体が伝えるメッセージ、また「起こることは必要であること」というホメオパシー哲学をお話しし、突然のご主人の状況に対して、今の不安で怖い気持ちに声をかけること。インナーチャイルド癒しをすること。般若心経、祝詞を唱えることを伝えていきました。

ZENメソッドによるレメディーの選択として、Dig.(デジタリス)を中心とし、サポート心臓と肝臓等を与えていきました。

夫は意識を取り戻し、麻痺もなく、話すことも出来るまでに回復しました。

また、このクライアントの相談を受けている間、療法家であるホメオパス自身にも湧き上がる恐れ、不安、その奥底にある様々な感情を見つめ、インナーチャイルド癒しを行うことで、自身の心臓に対して、心臓は太陽、無条件の愛だと感じ、自分の中で自己肯定感と生かされているという感覚が生まれ、人事を尽くして天命をまつ自信と強い気持ちが出てきた体験も伝えられ、相談を受けていくホメオパスも、クライアントによりよい、ホメオパシー療法を提供していくために常に湧き上がる感情をみつめ、インナーチャイルド癒しをしていくことの重要性を実感できました。

そして最後に、ホメオパシー哲学の「人生は同種療法、起こることは必要があっておこる」という哲学は、苦難を乗り越えるために大切であること。JPHMAを引っ張ってきてくれた由井大会長はホメオパシーの太陽であり、心臓です。ホメオパシーと美しい命を守っていきたいと思いますと、この20年の由井大会長の活動に感謝のメッセージが伝えられました。

ブースの様子

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