1. 松尾 敬子

  2. 由井 寅子

  3. トレバー・ガン

  4. ロジーナ・ゾンネンシュミット

  5. 小谷 宗司

  6. 髙野 弘之

  7. 東 昭史

事例発表 新着記事

【コングレス2日目】症例発表

[会員症例発表1]犬の胆汁障害性肝炎における急性期にQX-SCIOを使って対処したケース

今村香ホメオパス(日本ホメオパシーセンター滋賀草津)
獣医師でもある今村香ホメオパスによる、胆汁障害性肝炎を起こした15才のトイプードルに、遠隔でQX-SCIOを使用して回復をサポートしたケースの発表です。QX-SCIOとは、医学博士・数学者・生化学者・電子情報技術者であり、故障したアポロ13 号を地球に帰還するナビゲーションシステムの軌道修正計算を正確にやってのけたビル・ネルソン博士が開発した、生体の電気的情報からエネルギー測定やセラピー機能を併せ持つシステムです。

クライアントである15才のトイプードルは、食欲の低下、飲水量の増加、尿の色が濃く、粘液便をし、足元もふらついている状態。
動物病院の検査では、AST、ALT、ALPの数値がいずれも正常値より2倍から4倍の数値を示していることから、胆汁うっ滞性の肝障害とのこと。
元々ホメオパシーのレメディーはとっているということから、QX-SCIOによる測定とセラピーを行ったそうです。

発表では、QX-SCIOの測定画面から現在のクライアントの症状の問題点の読み解き方と行ったセラピーをとてもわかりやすく解説いただきました。

1回目の測定・セラピー後、食欲が回復、足元のふらつきが改善、1週間後の2回目の測定・セラピー後、目力が戻り、後肢のふんばりができるようになり、食欲が改善、元気さが戻ってきた、2週間後の3回目の測定・セラピー後、嘔吐がなくなり、自ら食べるようになり、尿の状態も改善したそうです。

目に見えないエネルギーを測定しセラピーを行うQX-SCIOを使用することによって、「遠隔操作ができるので自宅から移動できないクライアントや言葉で表現しにくい動物や小児の疾患の手助けとなり、今後利用の幅も広がるであろう」と締めくくられました。


[会員症例発表2]インナーチャイルドの気づきと治癒力アップに有効な日本のジェモエッセンス

片上敦子ホメオパス(日本ホメオパシーセンター練馬平和台)
ジェモとはラテン語でつぼみを意味し、樹木や花のつぼみを用いた療法です。日本の植物から作られたジェモエッセンスがどのように有効だったのかを、6つの症例から紹介されました。片上ホメオパスは目に見える症状の裏には、さまざまな問題が潜んでいて、その問題解決に野山に自生する植物のつぼみが魂を揺さぶり、気づきを起こさせる有効なツールになってくるのではないかとお話しされました。ジェモエッセンスの素晴らしさが多くの参加者に伝わる発表となりました。


[会員症例発表3]繊維筋痛症の激痛から解放され、日常生活と未来への希望を取り戻したケース

佐藤文子ホメオパス(日本ホメオパシーセンター札幌西11)

繊維筋痛症の痛みに苦しむ40代の女性のケースです。全身のこわばり、激痛、息苦しさ、また他にもたくさんの付随症状があり、激痛をなんとかしたい、呼吸をし易すくしたい、頑固な便秘を改善したいということが一番の主訴でした。

母親が精神疾患があり、父親も人との交流も拒絶をしている通常の発育家庭で得られる両親の保護や養育を受けてこなかった背景がありました。現在の状況も理解をえられない両親にストレスと怒りをかかえ、さらに苦しい状態でした。

TBRによるレパトライゼーションにより、レメディーを処方しました。体の激痛が軽減し、眠れる時間がとれるようになり、話ができるようになりました。精神的な面では嫌なフラッシュバックがなくなり、うれしい気持ちが出てくるようになり、怒りの感情が徐々に無くなっていきました。

2回目の相談会では、痛みがはっきりと特定されてくる変化がみられ、3回目の相談会では、さらに改善がみられ、朝痛みを感じずに起きられる、お風呂の湯に触れることもできなかったが、お風呂に痛みがなく入ることができる。羽根布団をかけても痛くない、足の指が動かせるようになる、便秘が改善されるなど、初回の相談会から5ケ月間で、主訴はすべて改善されていきました。

そして、アルバイトをする、友人と出かけるなどが普通にできるようになり、将来にも明るい兆しをもてるようになりました。

佐藤ホメオパスは、「繊維筋痛症とは、複数の要因が複雑にからみあって発症する脳の機能障害という見解が一般的であるが、クライアントの場合、機能不全の家庭環境により、成長過程で十分な栄養が得られなかったことが大きく影響していると考える。頑固な便秘は腸内環境の悪さを物語っており、成長過程においての慢性的な栄養障害を示唆している。また、愛情や保護といった精神面の栄養も著しく不足しており、守り、支えてくれるものがおらずいつも緊張し不安を抱えていて、導き手の不在は、社会常識や限度がわからないなど社会性の欠如にも表れており、自分を極限まで追い詰めることの要因にもなった。」と分析されました。

最後に、「ホメオパシーで楽になって、人生を再出発できるようになりました。」というクライアントからの感謝の手紙が紹介され、体、心、魂の三位一体に響くZENホメオパシーは複雑な慢性疾患において、大きな効果をもたらすことが伝えられた発表となりました。


[会員症例発表4]職場での不安感と動悸・不眠・アルコール依存と鬱からの脱却

杉浦美奈子ホメオパス(日本ホメオパシーセンター愛知三河安城)

34歳男性。第二子の流産の悲しみから、祖父母の死や、第一子の川崎病での入院が立て続けに起こったことにより、不安感や動機、胃の痛み、抑うつ、不眠が激しくなり、その不安感や不眠をお酒でごまかしたことから始まったアルコール依存がはじまりました。

そして、アルコール依存により、肝臓の問題があらわれ、肝臓の機能の回復とアルコール依存からの回復をめざして、ZENホメオパシーを処方しました。

肝臓の数値、血圧も正常値へと相談会を重ねるごとに徐々に改善をしていきました。また、手の震えはなど禁断症状がひどいときは、応急レメディーも使用するようにサポートしていきました。

アルコール依存については、妻のサポートと本人の努力もあり、1年という期間でアルコールを断ち、一年で肝臓の数値も基準内にもどることができ、家族内も安定し、ホメオパシーへの信頼も厚く、ご家族で、ホメオパシーの講座にも受講をされるようになりました。

体、心、魂の三位一体で治癒に導くZENホメオパシーの可能性を見ることができた事例でした。

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