日本ホメオパシー財団 日本ホメオパシー医学協会 '09.9.12(土)13(日) 第10回コングレスin京都
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'09.9.13(日) 会場の様子 −2日目−

コングレス2日目は、ホメオパスによる「ワークショップ第二部」によって幕を開けました。鍼灸・整体とともにホメオパシーを使っていくことによって、心のトラウマが体に影響を及ぼしているクライアントへのケアに効果を上げているというケース事例の発表がありました。


生命組織塩への応用では、アトピーのケースの発表で排出を行っていく段階で、体に必要な栄養素をホメオパシーのティッシュソルトで補っていくことが治癒を促進していくことの有効性が発表され、生命組織塩の重要性が浮き彫りにされました。動物への応用では、言葉を発することのできない動物に対し、QX-SCIOにより出てきた感情に合ったレメディーを選択した結果、肉体症状の改善が見られたケースが発表されました。


動物や言葉でうまく症状を説明できない乳幼児へのアプローチ手段としてQX-SCIOの活用は非常に有効であることが臨床で実証される形となりました。

<ワークショップ>
 
演者:片山明子
JPHMA認定ホメオパスNo.013
演者:大野申祜
JPHMA認定ホメオパスNo.173
演者:麻野輝恵
日本ホメオパシーセンター大坂本部センター長、RAH講師
JPHMA認定ホメオパスNo.070
演者:山内知子
日本ホメオパシーセンター京都本部センター長
JPHMA認定ホメオパスNo.109
演者:笹木眞理子
獣医師、アニマルホメオパス、 日本ホメオパシーセンター大坂本部ホメオパス
JPHMA認定ホメオパスNo.257
 


学術発表では、予防接種やワクチンに対する症例や妊娠・出産に関する症例が数多く発表されました。自然なお産を提唱し実践する鴫原助産師により、妊婦の方に6種類の ノゾーズ(病原体から作られるレメディー)を与えることにより、妊婦の方の根本的な問題が早期に浮き彫りになり、それらをレメディーで対処することで、予想より良い状況下での出産が可能になるという、非常に興味深い症例が発表されました。

<学術ケース発表>
演者:古園井成子
RAH福岡校副学長、日本ホメオパシーセンター福岡本部
JPHMA認定ホメオパスNo.004
演者:片山久絵
日本ホメオパシーセンター東京本部
JPHMA認定ホメオパスNo.035
演者:豊池明子
日本ホメオパシーセンター福岡本部
JPHMA認定ホメオパス
No.274
演者:鴫原 操
助産師、鴫原助産院
RAH講師
JPHMA認定ホメオパスNo.017











続いて、多彩な顔ぶれのゲストによるトークセッションが始まりました。 日本ホメオパシーセンターセントマーガレット病院で自らもガン患者を受け持つ酒向猛医師は、抗生物質、降圧剤やコレステロール降下剤などの安易な薬物乱用はがんの原因になること、また、抗がん剤の副作用の大きさを考慮すると、ホメオパシーや食事療法などを組み合わせて対処することのガン治療の分野での可能性を提唱しました。ホメオパシーや千島学説についても理解があり、痛快な発表に会場は割れんばかりの拍手が響き渡りました。

子どもにやさしいい医療を標ぼうし、たぬき先生で知られる毛利子来医師は、風邪の予防は風邪にかかることであり、予防接種や薬をとらなくても子供は自己治癒力で治るのが一番よいことを話されました。また、こどもと遊んだり、コミュニケーションする中で診断し、アドバイスする毛利子来さん流の小児科医の魅力について話されました。レメディーや好転反応に理解のあるお医者さんとして、最近はホメオパシーを取り組まれている方が多く見えられるという話もされていました。会場からは大きな笑いがわき起こる、ユーモアにあふれた講演でした。

自らのホメオパシー子育て体験やとらこ先生との健康相談のエピソードを漫画でも紹介している桜沢エリカ氏は、ホメオパシーとの出会いから、家族でホメオパシーを使いながら、出産、子育てに取り組んでこられた体験を話され、本日はご主人と2人のお子様と一緒に舞台に登場いただきました。小さなお子様の登場に、会場は和やかな雰囲気に包まれました。


お昼休みに実施されたポスター発表では、昨日に引き続き、ホメオパシーの症例について活発な意見が交わされました。真剣な表情で症例に向き合うホメオパスや学生の方たちの姿は、ホメオパシー医学の将来を担うホメオパスとしての自覚と熱意にあふれていました。コングレス二日目のアトラクションは、京都いちひめ雅楽会による雅楽演奏。日本古来の優美な調べが、会場内に響き渡りました。

午後からは、今年新たに誕生したJPHMA認定ホメオパス78名と、JPHMA認定アニマルホメオパス12名の財団認定証授与式が行われました。希望に瞳を輝かせる新ホメオパスの皆さんの笑顔が印象に残りました。

今大会二回目の由井会長の講演テーマは、ホメオパシーによる発達障害や難治疾患の治癒についてです。症状に対処するのではなく、その人全体を見てレメディーを選択することによって、現代医学でも難治とされている発達障害の子供たちが治っていく多くの事例がDVD映像で紹介されました。字を書けなかったり話しが理解できない子供たちが、ホメオパシーで短期間の間に改善していく様子は、会場内に驚きを与えました。
また、実際にホメオパシー療法による治癒を経験されたクライアントの方が登場し、ご自身の体験を語っていただきました。難治疾患の変形関節炎のケースでは、これまで歩くのに杖を必要としていた方が、杖なしで歩けるようになったことを話されました。また、潰瘍性大腸炎のケースでは13年間患って他の療法では全く改善しなかった症状が、ホメオパシーで二年間で完治し、その後の人生が大きく変わり、それ以来全く健康であると報告されました。これまで何をやっても治らないと思っていた自分の病が、ホメオパシーを使って治ったという喜びが伝わり、会場内が深い感動に包まれました。

再び本日のゲストの皆さんにご登場いただき、シンポジウム形式で「ホメオパシー医学の可能性」についてディスカッションが行われました。妊娠や出産および生活の中にホメオパシーを取り入れていくことの大切さ。インナーチャイルドの癒しを行うことによって自分を変え、そうすることによって子供も変わること。食事療法・運動・統合医療が今後必要とされ、ホメオパシーは統合医療の中でも有望であること。現代医学の検査や手術と、ホメオパシーの一つの特徴である慢性病を治癒するということを連携してやっていく必要があること。…etcこのように活発で有意義なディスカッションが繰り広げられました。

最後に、由井大会長から参加者皆さんへの御礼の挨拶と共に、2011年のコングレスに向けて、来年は東京でコングレスを開催するとの報告がなされました。

この二日間を通じて、一般の方の多くのご参加をいただき、盛大なコングレスが開催できました。発表者の方々も現代医学をはじめ様々な専門分野をお持ちの方々を招き、いろいろな考えをお聞きすることができ、ホメオパシーの可能性がまざまざと明らかになりました。全国のホメオパスの症例実績の発表を見て、ホメオパシーが呼び起こす自然治癒力は素晴らしいものであることが再確認され、ホメオパシーの幅広い分野での可能性を垣間見ることのできるまたとない機会となりました。

コングレス終了後、毛利先生から「あなたは大変すばらしい人だ」とのお言葉をいただき、由井大会長と抱き合う場面も見られました。



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