■DUBAI学会:由井会長の発表と会場の様子

Century Training Centre for Homoeopathic Medical Sciences,Dubai:
CTCH主催の国際コンファレンスにおいて、由井会長の研究発表が行われました。


クラシカル・ホメオパシーの大家でありRAH海外講師であるファロック・マスター氏(インド)、「Children Homoeopathic MM with Repertorial Symptoms」の著者であるロベルト・ペトルッチ氏(イタリア)の発表も行われました。


由井会長は、まず、日本におけるホメオパシーの現状・JPHMAの活動についてを紹介され、続けて、長年研究をしてこられた「医原病」における研究成果を発表されました。先進的な手法によって、ホメオパシーで治癒に導かれた数々の具体的な研究症例が挙げられ、熱心にメモを取る参加者の姿も散見しました。改めて革新的な世界最先端のホメオパシーであることを実感させられる発表でした。

由井会長とは6年来の親交がある、 英国ホメオパシー医学協会(HMA)副会長ジャグジット・ラム氏によって紹介を受け、続いて英国国民健康保険補完医療課の Aaron Ward-Atherton 卿(Lord of Witley & Hurcott)からもコメントを頂戴したあとスタートしました。
まず最初に、日本におけるホメオパシーの現状、JPHMAの活動についてのDVDを上映しました。10分程の簡潔にまとめられたものでしたが、終わった時には、会場から自然に拍手が沸き起こりました。
スピーチに移ってアトピーや筋無力症などの医原病症例について具体的な紹介が続き、熱心にメモを取る参加者の姿。由井会長による医原病・予防接種へのアプローチ、3次元処方は、改めて革新的な世界最先端のホメオパシー理論であることを実感させられる発表でした。

スライドを写真にとる参加者、処方内容をメモする人の姿も目立ち、難病の数々を確実に治癒に導く手法は参加者にとっても衝撃的だったようです。
ドグマにとらわれず、目の前に起こる真実を受け入れるという由井会長のスピーチは今日も力強く、聴く人の心の中に一石を投じていたこと間違いありません。約3時間にわたる午前のスピーチが終わって参加者からの質疑応答も終えられましたが、昼食休憩が始まった後も由井会長の元を訪れる人が途切れないということからも、人々の関心の高さが伺えました。

また今回の講演から、世界水準と比較しても、ロイヤルアカデミーオブホメオパシー(RAH)の教育の質の高さ、また実践的内容の素晴らしさを確信することにもなりました。今や日本のホメオパシーが世界をリードする時代になったと言っても過言ではありません。


実際に現在イギリスでホメオパシーを勉強している女性(イギリス人)が行き詰まりを感じていて、由井会長の発表をきいて是非RAHに入学したいと申し出てきました。



由井会長の講演が始まる前にも、著作を読んだという参加者から声をかけられるなど、その功績が既に世界に広まっていることを実感。彼らと記念撮影をしたり、彼らが持参した著書にサインをしたり……といった交流がありました。

ホメオパシーの土壌が何もなかった日本で、まずは土を耕し、種をまき、木を育ててきた由井会長の苦労は一言では言い表せないものだったと思いますが、今や見事な花を咲かせ、実を刈り取る時がきたと言えます。

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