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■波動の世界
・1999.11

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■波動の世界
1999・11
■1.ホメオパシーとは
■2.気付きと自然治癒
■3.希釈と振盪
■4.ケース紹介
■5.英国と世界
■6.日本の現状
■7.バイタルフォース

■1.ホメオパシーとは
■波動の世界 1999年11月

ホメオパシーの理論と実践 ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー学長 由井寅子 T ホメオパシ−とは? ホメオパシーとは、「健康な人に投与してある症状を起こさせるもの(毒)は、その症状を取り去るもの(薬) になる」という「同種の法則」を根本原理とする自然療法である。この同種の概念は、古代ギリシャの医聖ヒポクラテスや錬金術師パラケルススにも見られる。しかしローマ時代以降1500年以上にも及ぶ科学の暗黒時代の中で、同種の方法はユダヤやアラビア医学の中に伏流し、表舞台に登場することはなかった。
今から約200年前にドイツの医師サミュエル・ハーネマンは、マラリアに効くというキナの皮を実際に煎じて飲んでみたところ、一時的に発熱し、悪寒、痛み、脱水症状、脱力感などマラリアと同じ様な症状になることから「同種の法則」を再発見し、体系的に構築した。そしてその新しい手法をギリシャの大ヒポクラテスにちなみ、ギリシャ語から造語してホメオパシーと命名、それがHomoeopathy(Homoios=同種、Patheia=病気・苦痛)命名の由来である。 ハーネマンはこれに「超微量の法則」を加え、人体に有害な毒物でも天文学的に希釈し叩くことで毒性が失われるとともに、深く作用する働きを発見し、穏やかにそして根本的に治癒する同種療法を確立した。
しかしその希釈の程度は尋常ではなく、アボガドロ数の限界希釈<10の24乗倍希釈>を遙かに越え、分子の全く認められない無限希釈水に於いて尚、ポ−テンシ−と呼ばれる効果 的希釈倍率が序列化されている。 通常使用するものでも10の60乗倍希釈で原物質は何も入っていない。最大では10の200万乗倍希釈と想像を絶するものである。 このようにホメオパシ−には神秘的な側面があるが、豊富な治癒実績を持つことは否定しようのない事実である。 ホメオパシ−では、バイタルフォースという生命エネルギ−の流れが、生物に生命を与え、その本来の生命の生きる道筋であると考え、病気の根源はこのバイタルフォースの滞りにあると考えている。
ポーテンシーを高めていくのは、目に見える症状の奥にある病因、即ちバイタルフォースの滞りは、ポテンシャル(潜在力)が高く、そこに働きかける為にはレメディーもポテンシャルが高くなければならないからである。経験的にポーテンシーを高めれば高める程、レメディーが物質的パターンから非物質的パターンへと移行することが知られている。物質的な薬は、残念ながらポテンシャルが低く、物質的に症状に作用させるだけである。勿論、ケースによってはそのようなものも必要だろう。
しかし魂から肉体までを貫くバイタルフォースの流れの中で、どのレベルに原因があるのかを見極め、周波数(ポーテンシー)とパターン(レメディーの種類)を合わせなければ本当の同種療法とはならない。 その為に相談者の症状や心の在り方も含めた全体像とレメディー像が最大限に照合するようにレメディーとポーテンシーを選択するのであり、それがホメオパスの腕ということになる。





■2.気付きと自然治癒
■波動の世界 1999年11月

ホメオパシーの理論と実践 ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー学長 由井寅子 U気づきと自然治癒力 さて同種療法が何故自然治癒力を揺り動かすのか考えてみたい。症状の奥には、生命エネルギーの停滞があるが、それはその人自身が抱えるこだわりのパターンである。そのパターンに同種のレメディーのパターンを入れることで、一時的にパターンの共鳴増幅が起き、そうすることで自分自身の体がそして心が、そのパターンを持っていることへの気づきが起こると考える。それは自分自身との対面 である。(図解参照)
そもそも自然治癒力とは自らが自然体に戻ろうとする力のことであり、不自然な自己への気づきからしか自然体、すなわち自分本来の生き方を取り戻そうという意志も働かない。自分本来の自然に戻ろうとすることが、病気を追い出すそもそもの力なのである。 だからホメオパスの役目は、レメディーがその人自身を写す鏡となるように同種の波動を届け気づきの手助けをしているだけで、気づくのも治しているのも自分自身の生命エネルギーであり、自分以外に自分を治せる者など本当は何処にもいないというのが真実である。 レメディーは、心のみならず、潜在意識レベルとしての細胞の心にも作用する。
細胞はトラウマなどの子供の頃の深い苦しみを記憶しており、それが私達の顕在意識を無意識的にコントロールしている。高いポーテンシーのレメディーを与えることによって細胞レベルで捕らわれている恐怖などを解放していく。 またケガや事故では細胞レベルでショックを受けており、そのショックをアーニカというレメディーで解放することにより、傷口が塞がったり、出血が止まったりする。
そして細胞を縛っているトラウマよりも深く私達をコントロールしているものをホメオパシーではマヤズムと表現している。それは人間の業と言ってもいいかもしれない。現代医学で手をこまねいている難病がホメオパシーで治癒してしまうのは、マヤズム療法があるからといえる。

このようにレメディーは希釈レベルが高ければ高い程、肉体から心や感情そして潜在意識や魂へと作用して行くが、その作用を持たせる為には希釈するだけではなく希釈した水を振盪する(叩く)ことが必要である。レメディーは<希釈><振盪>この2つの行程の繰り返しによって作られ、その繰り返しのレベルがポーテンシーで表され、効果 的ポーテンシーが経験によって確立されている。 ベンベニスト博士は1988年Natureという科学雑誌に、超希釈液にその物質の活性が残っていることを証明する論文を発表したフランスの科学者で、発表当時は、世界的にセンセーションを巻き起こし、反対派との激しい論争を繰り広げたことは有名である。 彼は、分子の量をどんどん少なくしていくと、ある段階までは勿論アレルギー反応も小さくなるのだが、ある段階になると反応が逆転し反応が強くなり、さらに希釈していくと反応は徐々に大きくなり、あるピークを境にまた反応が小さくなっていくという現象を発見した。
どこまで希釈していってもその繰り返しで反応がなくなることはない。つまり生体は、物質にアレルギー反応を示すように、水に記憶された物質の情報にも反応することが分かったのである。この実験結果 は、生化学反応を起こすには物質がなければならないという発想が一つの幻想に過ぎないことを示しており、結局生体反応も物質そのものではなく、水を介して伝達される物質の持つ情報に反応していたのである。
その実験がホメオパシー現象の科学的証明となることに気が付いたのは彼の学生だった。彼の最近の研究結果 でも、十の十八、二十一、二十七乗倍希釈という具合に段階的に効果 のピークが現れることがわかってきている。たとえば、十の二十四乗倍で希釈したときはまったく反応しない。このようにブラックホールのように、ある倍率になると全く反応しなくなる時点がある。 これはポ−テンシーと関係し、同時にホメオパシーのフラクタル理論とも関係するだろう。同時に量 子理論とも関係してくる。即ち全体と部分の関係が成り立つ関係で、効果 的希釈倍率とは、部分がより微小な部分の全体となる関係が成り立つ不連続の連続として続いていくものだからである。魔女狩り状態の発表当時と変わり、10年経った現在、世界的に権威のある研究所や科学者が彼の研究を支持しており、ノーベル賞を獲得するのは時間の問題と言われている。
日本でも、昨年ホメオパシージャパン(株)の招きにより、彼の最新の研究成果 をホメオパシーとの関連をはかりながら発表している。 ちなみに彼の最近の研究では、物質の持つ固有振動パターンを電気的に水に記録することに成功し、その水に記録された情報をコンピュータに記録し、電話回線を使って別 のコンピュータに転送することに成功している。彼はこれからは電話で治療できる時代が来るだろうし、診察も情報に対する生体反応を見るだけで全て分かるだろうと言っている。 ベンベニスト博士には気の毒だが、彼の発想は、天才科学者ネルソン博士(私の大学院時代の恩師)が作ったクォンタムゼイロイドというホメオパシー理論をベースに開発された世界最先端のエネルギー測定修正器で既に実現されている。





■3.希釈と振盪
■波動の世界 1999年11月

ホメオパシーの理論と実践
ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー学長 由井寅子

希釈と震盪 病因と症状がまた、心と物質がフラクタルな照応関係にあり、病気と同じものは自然界の動植物や鉱物そして病原体の心の中にあると考え、その心と同じ振動パターンを取り出すテクノロジーが、ホメオパシーの希釈振盪法ではないかと考えている。
物質は通常原子以上には分解しない。但し高エネルギーを加えると原子も分解し、より小さな素粒子に分解される。その素粒子ももっと小さなクォークから成り立っており、結局粒子はフラクタル(入れ子式)により微小な粒子の回転体から成り立っている。しかし単なる希釈においては原子以上に分解することはない。
したがって限界希釈を無視して物質が存在しない水溶液を希釈しまくることにどんな意味があるのかという当然の質問が出てくる。 この希釈振盪過程とは物質的な希釈過程ではなく、水に転写された物質の持つ固有振動パタ−ン(情報)を希釈していると考えている。水は0℃〜60℃までは完全な液体ではなく液晶状態にあり、形を吸収する性質を持っている。それは物質の持つ固有振動パタ−ンが、液晶素子としての水分子に電磁気的に固定化されることを意味し、一度形成されたパタ−ンは物質がなくなっても維持されることが知られている。 一度水に記憶された情報は、自己保存と自己増殖する性質があるように感じる。
保存される理由は、勿論エネルギー的に安定状態にあるからだろうが、安定状態とは自由エネルギーを放出して形に囚われるからこそ安定するのであって、その提供される鋳型としての形にこそ安定状態なるものが存在する理由があるのではないかと思う。形の鋳型とはエネルギー的なものではなく、非エネルギー的な無次元の情報であり、記憶であり、形を形作る鋳型としての意識の運動パターンだと考えている。自由の喪失と引き替えに獲得される安定場が、逆に形を維持する力となっていると考えるのである。それは意識というものが余りに細かいものである為、ゴーゴーと流れているにも関わらず、何一つ波が立たない状態で、しかしながら全てのものの影となって支配し影響力を及ぼしているものと表現したら良いだろうか?
 1958年ロンドン大学のペンローズ教授は、機械的に激しく動かすだけで木製ブロックのような無生物でも自分と同じ物(ブロックが2つ結合したもの)を複製し自己増殖出来るという画期的なことを提示した。水に吸収されたパターンも振盪することによって、そのパターンが増殖され、また同時にパターンの共鳴及びパターンの微小化が起こっているのではないかと考える。それは音の倍音発生の仕組みと相通 じる所があるのかも知れない。 何れにせよこうして振盪する度に1滴に含まれる情報パターンはフラクタル的により微小なパターンより構成されるものとなると同時に多数化し、それを希釈振盪することによってよりパターンの純粋化及び微小化が起こり、それが水分子の微小な構造変化の中に保存されると同時にその水分子が作る立体構造の中にもフラクタル的に保存されていると考える。
そしてハーネマン自身、レメディーの霊魂化という考えに到達している。もっともこれは事実から推測した仮説に過ぎない。但しレメディーの持つパターンは特殊な技術で凍らせ顕微鏡で観察することができ、私自身、ネルソン博士の研究所で6X、12X、100Xの各ポーテンシーのパターンを実際この目で見せてもらったことがあるが、ポーテンシーが高くなるにつれて明らかにレメディー固有のパターンの数が大小様々な相似形に増えていたことは事実として申し上げる。 また最近の研究によって、震盪することによって、水の凝集領域(水の中に水で出来た真珠のようなもの)が増殖することが知られている。そしてその凝集領域から発せられる固有の振動パターンが情報となっていることが知られている。
物質が超微粒子の段階的なパターンの組み込みにより生じたとするなら、このホメオパシーに於ける希釈振盪の過程は、全く逆の方向で、分子の持つ運動パターンから、その分子に相当する心や魂と言った超微粒子の運動パターンへ変換していると見ることも出来るだろう。つまり物質とはエネルギー、即ち中身のある(その内部に粒子を持つ)運動体であるのに対し、レメディーとは、中身の無い(その内部に何も持たない)情報体で、希釈振盪の過程に於いて徐々に疑似物質化している過程とみることができる。 森羅万象は振動し、そうして万物は命を持ち、生物は生命を持っている。 振動していないものなど何一つとしてない。そして命を吹き込むものも振動(パターン)である。だから命という漢字には、叩くという漢字が入っているのだろう。レメディーにおける叩く作業は、神聖な作業で英国ヒリオス製薬会社では、ハーネマンの時代と同様に聖書の上で行われており、その光景はまさに水に命を吹き込んでいるかのようである。





■4.ケース紹介
■波動の世界 1999年11月

ホメオパシーの理論と実践
ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー学長 由井寅子

ケース紹介 53歳。女性。右側の乳ガン初期。 事故で右側の乳房を強く打ったことがある。
右側のお乳がチクチク痛んでいたが、何もしないでいたら腺腫が出来ていた。精密検査では悪性の乳腺腫だった。切った方が良いと言われたが、乳房をえぐり取られることに抵抗がありなるべく自然に治してもらいたいという要求。疲れやすく夜になると汗をかく。外出して人に会うのが億劫。しかし一人でいても寂しい。夫は5年前に55歳で肝臓ガンで死亡した。 夫との結婚生活は大変だった。夫は3歳上の姉の恋人だったが、自分とも恋愛してしまい、大変苦しんだ末に夫は自分と結婚した。結婚式は二人だけで挙げた。そのため、姉に対していつも罪悪感があり、夫に愛されることに対して申し訳ない気持ちがあった。姉はずっと独身で通し、現在乳ガン末期で病院にいる。時々彼女を見舞いに行くとやはり自分を恨んでいるようで、あまり口もきいてもらえない。生きているうちに彼女に詫びて許してもらいたいと思う気持ちで病院を訪れるのだが、病院へ行くとホトホト疲れ切って帰ってくる。自分も乳ガンの初期になってしまった。この頃は自分の姉と同じようにガンになって死んでしまうのだと悲しんでいる。

選択レメディー Conium(コナイアム/毒ニンジン) 6C × 朝と夜 一ヶ月 コナイアムの特徴は、セックスをそんなにしてはいけない、不正なことをしてはいけない、女性であることのシンボルであるお乳を取られたくないという思いが強く、その分罪悪感も強い。そして自分が神に罰せられているように思う人である。
私達ホメオパスは「修道女のレメディ−」と呼んでいる。このレメディ−は乳房の柔らかい部分や脊髄の柔らかい部分によく使用する。黒い服を着たがり、派手なことを嫌い、人から同情されることを嫌う。つらい人生を一人で乗り切っているかのようである。症状的には、乳ガンや子宮ガン、女性器系に適合する。
一ヶ月後、再相談 再相談で開口一番、「姉が少し私に対して優しくなったようです。死ぬ前の人はこのようになると言いますが、姉は大丈夫でしょうか?」 私が、あなたの胸はどうか聞くと「2週間ほどガンのところが腫れてズキズキ痛く、苦しみましたが、そのズキズキ感がなくなりました。何か少しづつ腫れが小さくなっているようです。」気持ち的にどうかと聞くと「今までは私が姉の恋人を取った悪い人間だから、私は罪の償いを姉にしなければと思い続けてきました。だからかも知れませんが病院に行くと必ず乳房がチクチク痛んでいました。でもコナイアムを飲んでからは姉には申し訳ないのですが、私達は夫婦になって良かったと思えるようになりました。」
多分お姉さんは、妹と旦那さんが一緒になれるべく縁を運ぶ役を引き受けたのだろう。お姉さんがそのことに気づき恨みを愛に変換できたら、ガンもよくなるだろう。そしてそのお姉さんの恨みの波動に対して、罪悪感や同情心をもって接すれば、どうしても妹さんもそれを受け入れてしまう。彼女のように胸をぶつけたりして乳ガンになる人は多い。
しかし乳房を打つような事故に遭遇すること自体が、より深い原因に起因していると言える。
また女性が女性であることを否定すると女性器系の病気にどうしてもなりやすくなる。人は幸せになってよいのだから、お姉さんには罪悪感や同情心ではなく、わだかまりをもっているお姉さんをそのまま受け入れ、大きな愛で接すれば、二人の乳ガンも良くなってくるだろうと妹さんに言うと 「そうなんですよ。このレメディーを飲んでから気持ちが楽になり、自分はこのままでOKなんだと思えてきましたし、姉に対しても話が出来るようになりました。」 「ホメオパシーとはそんなもんです。」





■5.英国と世界
■波動の世界 1999年11月

ホメオパシーの理論と実践

ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー学長 由井寅子

英国と世界の実状 環境への関心の高まり、そして心と体の両方に作用し、副作用を持たない自然療法への関心は、そのままホメオパシーへの関心へと繋がり、ホメオパシーはこの20〜30年の間に急激に発展している。英国を中心として世界的な流れを簡単に紹介する。 英国には、国家に認められている主な三つの協会がある。しかし各協会のホメオパス(ホメオパシー治療家)の認定試験は、各協会ごとに行われ、国家試験とはなっていない。したがって英国の認定ホメオパスは、各協会員を国家が認定するという形(N・O・S)をとっている。また医師の紹介を経てホメオパスに診療してもらう場合、そのホメオパシー治療費は政府が支払うという制度になっている。 英国ではホメオパシー療法は一般的であり、4人に一人はホメオパシー治療を受けている。またレメディーは、誰でもホメオパシックファーマシーなどで買うことが出来る。
但し、購入できるレメディーは限られており、ポーテンシーの高いものや特殊なレメディーは、ホメオパスしか扱うことができず、一般 の方は買うことが出来ない。 この様に、英国においては私のように医師の資格がなくても、国が認めたホメオパシ−協会の試験に合格すれば、ホメオパスとしてクリニックを開業し、治療することができるようになっており、ホメオパスを育成するカレッジも沢山ある。
ヨーロッパのホメオパシ−に対する法律は国によってバラバラで、フランスのように医師しかホメオパシー治療を行ってはならないとする国もあれば、反対にノルウェーのように、ホメオパシーと西洋医学は方向性が正反対であるという立場から、ホメオパスがホメオパシー治療を行うのは良いが、医師はホメオパシー治療を行ってはならないという国もある。ほとんどの国では医師でなくてもホメオパスとして活動できるようになっている。 現状では、本当のホメオパシーは英国を中心として息づいていると言える。ご存じの方もいるだろうが、英国王室は150年にわたりホメオパシーの良き理解者であり、英国で本物のホメオパシーが発展した理由の一つに王室がホメオパシーを保護してきたということが大きい。
欧州以外の国でホメオパシーが広く普及している国は、インドとラテンアメリカがあげられる。インドでは、医学の独立した部門として認識されている。30万人の常勤ホメオパス、10万人以上のホメオパシ−医師がおり、120以上のホメオパシーの学校がある。 ラテンアメリカでは、特にメキシコ、アルゼンチン、ブラジルで、何千人ものホメオパスがおり、治療水準は高い。メキシコでは、二つのホメオパシーの学校があり、それぞれ800人以上の生徒がいる。
またオーストラリアとニュージーランドでは、政府がホメオパシーを発達させる為に連盟基金を是認しつつ、ホメオパシー協会に委任し現在急速に広がっている。この影には英国ホメオパスの協力がある。その他ホメオパシーが浸透し実践されている国として、アメリカ、カナダ、イスラエルがあげられる。そしてホメオパシーの関心は、韓国、スカンジナビア、ポーランド、ロシア、南アフリカ、そして日本で高まっており、まさに全世界的規模で注目され急速に広まりつつある。





■6.日本の現状
■波動の世界 1999年11月

ホメオパシーの理論と実践
ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー学長 由井寅子

日本の実状 日本においては、ホメオパシ−は民間療法の一つに位 置づけられる。しかしきちんと学んでいない人が勝手にホメオパシー療法を実践したのでは、何でもそうであるように、本当によい療法であるホメオパシーも悪い評判が立ってしまうだろう。 このような事態を避ける為に、ホメオパシーの健全な普及と発展を目的とした「日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)」が1998年の3月に発足しており、年4回の協会会報誌の発行等の活動を行っている。JPHMAは、英国国家が認定する英国ホメオパシー医学協会(UKHMA)と正式に提携しており、UKHMAの認定日本校(現在ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー)を卒業すれば日本語でUKHMAを受験できるようになっている。試験に合格すれば、英国国家が認めるUKHMA認定ホメオパスとなると同時に、JPHMA認定ホメオパスとなり、日本ホメオパシーセンターを開設することが出来る。 現時点で日本でホメオパシーが国に認められていない以上、英国国家が認定する英国の協会(UKHMA)に英国ホメオパスと同等の知識と実践能力があることを保証してもらうしかないし、またホメオパシー全般 に関する監視役となってもらうしかないと考える。

このようにJPHMAはUKHMAと連携しながら、良質なホメオパスとホメオパシー情報を提供しいくことで、ホメオパシーに関わる人々の信頼を得られるようになるための機関として機能している。 このような協会があることは、ホメオパスを目指される方にも、またホメオパシー療法を受けられる方にも好ましいことだろう。それは日本において国の保証がない以上、自分の意志と責任に於いてホメオパシーの自然療法を受けることを選択しなければならないからである。
何れ日本でも英国と同じように協会で認定されたホメオパスが開業して行けることを、あるいは鍼灸のようにホメオパシーも国家試験となることを願っている。ちなみにJPHMAの理念に賛同いただける方でしたら、誰でもJPHMAに入会することができる。
ホメオパシーは、欧州では、代替療法のトップに立ち、世界的にも代替療法の切り札と言われていることを考えると、日本でも今後ホメオパシーが注目を集めることになるだろう。人類の未来の為に、現代医学も含め、それぞれに良いところは、お互い認め合い、協力していくことが私の願いである。物事の本質さえ見失わなければ、即ち治療とは、自分自身の力で病気を追い出せるようにすることだという根本を心底理解しさえしていれば、いかなるアプローチを取ろうとも辿り着くところは同じはずだから・・・。

■7.バイタルフォース
■波動の世界 1999年11月

ホメオパシーの理論と実践
ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー学長 由井寅子

Vital Forceの図解(図は省略させていただきます。)

意識のパタ−ンや記憶は、自由エネルギーを低下させ、安定化パターンとしての場を形成する。こうなるとVital Forceはそこで回転エネルギー(心の質量)に転換され、Vital Forceのスムーズな流れが滞ると同時に回転と共に観察の中心位 置が形成されるので、そこに自己が誕生する。これがVital Forceの流れの停滞を維持する力となる。
ここに同じパターンとしてのレメディーを投入すると一時的に場が共鳴増幅し、不自然な自己との直面 が起こり、細胞レベルあるいは顕在意識レベルでの気づきが起こり、自然治癒力が始動し囚われの自己の紐解きが始まる。
そうしてVital Forceが流れ出すと考える。 場が共鳴増幅することによって気づきが起こる理由は、状態変化のないところでは何の認識も得られず、安定的自己が変化することによって初めて、認識主体の移行が起こり、その不自然な自己を(Vital Forceの渦の中に住まう真我)が認識し、自然になろうとする意志が働くと考える。
だからホメオパシーの極意は、如何に相談者の不自然な意識パターンにマッチするパターン(レメディー)を送り込み共鳴させ、意識場を変化させる(バランスを崩すか)にあると言えるのである。 情報とは情報であり、それ自体は無次元の非エネルギー的なものです。 しかし情報自体の周波数というものもあります。即ち非エネルギー的な形の大きさ、情報の細かさと表現したら良いでしょうか? 
情報自体は、物質的なものではありません。ちょうど光や音が物質的なものではなく、状態変化という情報であるようにです。この非常に微小な情報が水分子の構造の中に蓄えられると考えます。情報が微小になれば、水分子を構成するより微小な部分に影響を及ぼし、その影響がより大きな水分子が形作る構造の中に反映されてきます。科学の仕事とは事実から新しい論理を構築することにあるだろう。それはより包括的なものの捉え方であり、量 子の世界に代表されるもっと細かいパタ−ンから全体を捕らえなおした姿だと考えている。
そして量 子の世界とは私達の認識の限界との対面であり、ホメオパシ−の原理も作用部位 も、私達の認識の限界を超える所にあるのかもしれない。私達は光速は絶対だと教えられる。しかし私達が自分達の意識の周波数を越える現実を認識できないという単純な原理に基づいて、私達の認識限界が光として現象化しているに過ぎないのかも知れない。私達の意識のスピ−ドを超えて速いエネルギ-を観測することは出来ず、あらゆる現実・あらゆる世界には、その現実の壁・認識限界の象徴として、光が存在すると言えると思うのである。光は質量 を持たないが、それは質量とは私達の意識の周波数から観察された梱包された光の量 を意味するからだろう。
要するに私達の意識の回転スピ−ドと同じ光は、質量 として観測されることはないと考えるのである。光が質量へと転換するのは光が場に捕らえられ、回転エネルギ−に転換されるからで、それ故質量 とは私達の観察する時間に於ける光の密度と考えて良いかも知れない。 場というものはエネルギーの運動パターンを方向付ける意識の運動パターンであり、その意識の運動パターンの中心に自己が存在し、あらゆる森羅万象の中心には自己という意識の中心があり、全てはその自己に従って現象化していると考える。したがって、質量 とは位置量であり、自己量であり、意識量の反映と考えるのである。
かつてアインシュタインは、微小な世界では位置と運動量を同時に知ることは出来ず、確率的にしか知ることができないという量 子論に憤りを覚え、<神はサイコロ遊びをし給わず>と言ったらしいが、彼は正しいかも知れない。私達自体の観察参照波としての意識の周波数が増大すれば、そこにはやはり法則があり、電子が取り得る唯一の道筋を通って現象化している筈だと思うからである。
微小な世界が確率的に決められているのではなく、私達の観察力の及ばないところでは、確率的にしか知ることが出来ないと考える方が自然だと思うのである。 高希釈倍率のレメディーは、そのような私達の認識限界を超えた電子よりも微小で、それ故もっと周波数の高い振動パターンに作用していると考える。
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