■エワルト・ストットラー氏講義 
2010.1.11(月・祝)3日目
  講義担当:エワルト・ストットラー氏               
  「オルガノンと慢性病論」                           
 
 

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【講義の様子】
沖縄スクーリング3日目。ストットラー先生による講義が行われました。

まず、抗Psorレメディーがなぜミネラルレメディーであるのか、
ハーネマンがミネラルレメディーをMMPでは8個からCKでは42個に増やす必要があった理由を今回、初めて教えていただきました。

また、根本体質の定義、Psoric、Sycotic、Syphiliticがマヤズムであり、それ以外のTub.と Carc.はこの3つのマヤズムのコンビネーションであること、これらの反応の出現の仕方の特徴、そしてLepr.はPsoricが変身したカタチであったという真実を知ることができました。

実践的な方法論として
@ノゾース・医薬品レメディー(トートパシー) 
A植物・動物レメディー 
B介入レメディー、のポーテンシー、摂り方、皮膚発疹の大切さと皮膚発疹を決して抑圧してはいけないということを学びました。

これらの事はホメオパスとして必ず知っておかなければならないことであり、これらからもずっと念頭に置いておかなければならないことだと思います。

ストットラー氏曰く

「ホメオパスの仕事はPsor.を最終的に眠らせることである」

「ホメオパシーは完璧であり、将来の医術となっていくと確信している。
ホメオパシー理論は、明白で、理論的で、効率的なものであり、この理論の通りに実践していけば間違いなく『成功するホメオパス』になれるであろう」

という言葉に勇気をいただきました。

明日はついに最終日です。ご期待下さい。



【講義の感想】
●ホメオパシーの目的は患者のPsoraを眠らせること、眠りが深ければ深いほど健康。そのために、急性マヤズムの状態 - 遺伝的負荷としての3つの基本マヤズム -根本体質という3点を治療の柱とすること、それぞれ柱に合うレメディー(の種類)と投与期間/頻度、適切なポーテンシーなど、すべて凝縮してコンパクトに教えて頂きました。妊娠時、Sulphによる治療だけでなく、「梅毒傾向があるならまずその傾向から治療する。妊娠中に治療ができればBaryt.やBufoの子供が生まれてくるのを防ぐことができる」というのもとても参考になります。らい病はPsoraの変形であり、PsoraとSyph.が合併したように見えても長年をかけて破壊していくという、まさにPsoraの性質なのだということは今までの考えが覆され、驚きでした。いわゆる「悪化」というのは鉱物のレメディーを使うのが早すぎた場合に起こるものだという教えは、私の恐怖を溶かしてくれました。「最後の悪化」が現れるまでは、まだ治癒に至っていない、その手前で健康になったものと思って相談会に来るのをやめてしまう人が多いそうなのでどうにか「最後の悪化」の大切さをクライアントさんに納得して頂くのが大事だと思いました。これらのことを心がければ、治癒に成功するホメオパスとなれるとのお言葉が心強かったです。『純粋マテリアメディカ』を書いた時点では、まだ植物のレメディーをメインに使っていたこと、後年、慢性病の存在とその解決に抗疥癬レメディーが必要であることに気づいたため、『慢性病論』では鉱物のレメディーが圧倒的に多いのだと教えて頂き、ハーネマンの経験と思考の流れが納得できました。

●クライアントの状況に合わせて具体的なアプローチを教えていただき、頭の中でしっかりとした道筋を描くことができました。また、レメディーをとっていく内に状況の変化があった時にも(過剰な反応、反応がなくなるなど)、どういったレメディー群から選ぶと悪化が起こりにくく、穏やかに、しかも確実に治癒の方向に向かうことができるか、ということには、それを見出したハーネマン、「オルガノン」と「慢性病論」から読み取られたストットラー先生のすごさを改めて感じました。

●Lepr.とPsorの関係や介入レメディーでChin.の重要性、レメディーの出し方やポーテンシーなど、今日も沢山の重要なことを教えていただきました。ところどころ前日までの復習のように、大事な内容をリピートしてくださっているので、なんとなくわかったような気になってしまいますが、頭の中を整理して、レメディーの出し方、ポーテンシーについても納得できるように習得したいです。由井先生のケースのお話を例にしてくださるので、とても助かります。ありがとうございます。

●過去のストットラー先生の講義を全部受けてきたせいか特に混乱することもなく、納得しながらお話を聴けています。どこをついても明確な答えが返ってくる先生は「さすがだなー」と思います。また、自分がひそかに疑問に思っていたことなどもお話の中から答えやヒントを得ることが出来、とても嬉しく思いました。ストットラー先生のような方を招いていただいてすごく感謝しています。本当にどうもありがとうございます。明日もよろしくお願いします。

●今回集中して講義を受けることでマヤズムについて整理することができたように思います。何度もくりかえして深く理解できるようにしたいです。ストットラー先生の講義と生できけてよかったです。トラコ先生の、ホメオパシーに対する”熱さ”に感動です。細かい部分まで理解しやすいように説明を入れていただきありがとうございました。

●介入の使い方など、明確な処方が聞けてとても参考になりました。

●先生にレクチャーして頂くとハーネマンがとても論知的にわかりやすい方法を教えてくださっていたことがわかり、とてもうれしく思いました。もし次回来て下さる時があったら、希望としては理論の間に具体的なケースが1日1つか2つでもあるとより分かりやすくてうれしいです。

●この3日間、どのようにレメディを処方するのか、その方法が少しずつですが理解できました。TBRでレメディを選択してもそれをどう使うのかがわからなくては治癒はないんだなーと感じます。まだまだわからない所は多々ありますが、手元にオーガノン、慢性病論があって心強いです。残り1日楽しみです。

●どうもありがとうございました。残念ながらあすは出席できませんがDVDで受講します。穏やかで深く聞く処方ができるようにしっかり復習します。

●シリカはミネラルレメディーとして大切なようですが、扱いには注意が必要だと学んだ覚えがあります。もし、シリカが適用する患者さんが例えばペースメーカーや骨折などOPE後の処置でネジ・クギなど異物が体内にある場合はどうしたらよいのか教えて頂ければと思います。マヤズムについては良く理解できました。ありがとうございます。今回来て本当にに良かったです。

●マヤズムは奥が深く、病気を治ゆの過程に導くためにはマヤズム治療が必要だという事がわかった。そのために大事な講演をきけてよかった。

●大切なお話なのですが、分かる部分と難しいところとあり、一寸とまどいました。由井先生の解説がとても分かり易くて助かりました。でももう一度、二度、三度必要なので由井先生の強化学習を楽しみにしています。追加配布資料もとても有りがたいです。ストットラー先生に出会えた由井先生も素晴らしい。私達は参加できてとてもうれしいです。感謝感激です。ありがとうございます。

●3日間とてもわかりやすく興味深く聞くことができました。今までやっていて疑問点がたくさんあり、治ゆに到達出来ないケースもありましたが、今回のメソッドを是非使ってみて良い結果を出してゆきたいと思います。まさに、実現できる確信を得た事は、魂レベルでゆさぶられたようです。由井先生から学んだエッセンスも同じだったことも併せて、とても感激しました。あと1日ですが、1つも漏らすこともなく、又聴講できることに感謝いたします。

●ハーネマンの「慢性病論」が1年前に出版された時にすぐ購入して読みました。ホメオパスとして、ホメオパシーの力を何としてもスキルアップして、クライアントの人達の病等を治癒に導きたいと思い読んでいるうちに、実践編としてこの内容はとても素晴らしいものだと思ったが、反面とても難解で意味の分からないものもあったのも事実。今回のストットラーさんの講義で「オルガノン」と「慢性病論」の両方を読み、説明を聴き、マヤズム・処方の仕方などがとても分かりやすく、面白く、具体的に教えていただいてとてもよかったです。日々の相談会のケースで、モデルとして作り、まずは臨床していき、自分自身の力量を高めていきたいと思いました。沖縄校から眺める海はエメラルドブルーの海、空はスカイブルーの青空。そして私の心は青々とホメオパシーがとても楽しく見通しを保てる爽やかな南国の風が吹いています。今日はありがとうございました。

●マヤズムの症状中、特にソーラに関していろいろバリエーションが有り、見たかんじが淋病、梅毒の場合がある場合の区別の仕方などが、たいへん簡素に理解しやすく教えられた。又、教えがシステマティックで一貫性があったので、私のような初歩にいる人でも分かりやすかった。又、ハーネマンの偉大さを静かに教えてもらった。マヤズムのとらえ方と家系の病歴、出来事を(患者に)問診することの大切さを実感できた。

●多くの資料と講義をありがとうございました。納得とびっくりの連続でした。1つ1つあるときりがありませんが活用していきます。

●オルガノンや慢性病論がこんなにクリアに読み解くことができることに、驚きと気持ち良さを感じました。今日は、マヤズムの定義がだいぶすっきり頭に入ってきました。ありがとうございます。

●ストットラー先生のハーネマンの著書に対する知識の深さに尊敬の念でいっぱいです。ぜひメソッドの体系化をお願いしたいと思います。

●梅毒とソーラ、わかりやすく話してくださっているのが伝わり、ストットラー先生の優しさと、ふところの深さが感じられ、もっともっとマヤズムを理解していきたい!と改めて思いました。(ソーラのすごさにびびっているところもありますが・・・。)今日も一日ありがとうございました。ストットラー先生、寅子先生、明日もよろしくお願いします。

●「慢性病論」と「オーガノン」は何度も自分で読み返さないと吸収できないことを実感しました。原点に戻ることの大切さやホメオパスとしてゆらぐことのないバックボーンを築くためにもこの講義で考えさせられたことは私にとって重要でした。

●よい講義内容で参考になりました。

●マヤズム、処方の仕方がわかりました。でも処方にも色々パターンがあるので、〜〜の場合など、いくつかの場面に分けていないと混乱しそうです。

●昨日より今日と慢性マヤズムの事がより理解できました。(まだまだ充分ではありませんが・・・)ポーテンシーも難しいです。

●2日目の資料をいただきありがとうございました。助かります。なぜ、根本体質にミネラルレメディーが必要なのか。バイタルエネルギーの反応の仕方とマヤズムの関係が少しわかるようになり、レメディーを選ぶ際にマヤズムや根本体質を知り、考慮することがとても重要であることが分かりました。ホメオパスの目的は、「いかにソーラを深く眠りにつかせるか!」「決して皮膚発疹を抑圧してはならない!」この2点を肝に銘じて学び続けます。ホメオパシーについて少し懐疑的・消極的になりかけていましたので先生の講義は光をもたらしてくれました。日本のホメオパシー発展のために来日し、30年の研究成果を教えていただきありがとうございました。また、先生の講義を聞きたいです。



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