このたびの東北地方太平洋沖地震とそれに伴って発生した津波、及びその後の余震により引き起こされた災害により、多くの犠牲を払い日本国全体がダメージを受け、厳しい現実を突き付けられました。
また、地震によって崩壊した原子力発電の問題は、現在も続いており、被災地福島県を中心に目に見えない放射能汚染による健康被害への恐怖、今後の生活不安も根強く、将来に渡って大きな負荷を背負わされている状況です。
福島の原発の状況を受けて、ドイツでは早速、国内の7基の原発を一時停止しました。その後、6月に国内に17基ある原子力発電所を2022年までにすべて閉鎖し、自然エネルギーへの転換を目指す政策を閣議決定しました。スイスでは5月、国内に5基ある原子力発電所を2034年までに廃炉とし、改修や新規建設はしないとの国家目標を決めました。イタリアでは原子力発電再開の是非などを問う国民投票が6月に行われ、開票で原発反対票が94%となり、原発建設は将来的にも不可能になりました。このような世界情勢の中において日本は、朝日新聞の世論調査によると「4月16、17日の調査で原発賛成 50%、反対32%。5月26日の調査で原発賛成 34%、反対42%。」で、5月の段階でやっと反対が賛成を少し上回ったというデータであり、3万人以上の犠牲を払った日本人の原発に対する意識があまり変わっていないのか、世論調査結果が日本国民の意思を表せていないのか危惧しています。
このようなことから、日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)では、国民の真意をしっかりと取り上げていきたいと考え、当協会の会員の皆様、そしてとらのこ会の会員の皆様への原子力発電等に関する調査をさせていただきたいと考えております。
私たちが住む日本が復興し、日本国民が自然とともに生き、健康で住みよい国をつくっていくために、皆さまの声を広く吸い上げていきたいと思います。皆様へのアンケートの集計結果はJPHMAのホームページ等で公開させていただきたいと考えております。
皆さまお一人お一人の素直な思いをアンケートという形で記載してくださるようお願い申し上げます。
※は必須項目となっております。