皮膚疾患-とびひ
  【クライアント】      

Iくん 男の子 1歳


【担当ホメオパス】


由井 寅子 ホメオパシー博士/日本ホメオパシーセンター総センター長
JPHMA認定ホメオパスNo.001/JPHMA認定アニマルホメオパスNo.A0001
HMA認定ホメオパスNo.490/ARH認定ホメオパスNo.507

【主訴】

左耳からとびひのような発疹
健康状態:頭の骨がとても柔らかい(頭の変形がある)。顔・耳は特に左側がただれている。 手足は冷たい。排便2〜3回/1日。
体質:昼過ぎは元気。12時就寝。8時起床。眠くなるとうなる。手足は冷たい。
性格:怒ると手がつけられない。20分ぐらい泣き続ける。声も大きい。入浴は好き。
既往歴:子供のかかる病気にかかっていない。


【病状の経過】



【経緯】


  妊娠 4ヶ月前に流産をしたため、安定期に入るまで慎重にしていた。恥骨が痛む・むくみが取れない・鼻水・咳がひどい
  0歳 38週で反復帝王切開(それにともないX線検査を受けている)。体重3,214g。 麻酔の注射がとても怖く針を刺されるのがとにかく怖い。麻酔後、血圧が下がり気持ちが悪く吐きそうになる。黄疸が長かった(約2ヶ月)
  2ヶ月 体重5,940g。頭が変形した(後頭部がぜっぺき)。骨がやわらかい。
  4ヶ月 2月7日風邪をひく(鼻水・咳・痰)。その後、ただれが酷くなった。
  5ヶ月 体重9,035g。手と膝下の冷えがひどい。




【相談会の様子】

@相談会1回目(2008/01/10)
左耳がくさいと生後3ヶ月くらいから感じていた。
てっきり耳あかだと思い込み(外耳の上のあたりを)綿棒でとっていたらやりすぎて出血。
12月に入り風邪を引いたら湿疹が広がり始めた。
掻く事も増え、血が出たりしながら、もみあげ→額へと広がり、右耳も掻くようになってきた。
レメディー:
・Acet-ac.…麻酔の副作用に合うレメディー。
・Bac.…抗生物質の副作用と真菌の影響を受けやすい体質に。

A相談会4回目(2008/04/25)
ふちのある湿疹が足と右の腕にも広がった。
眼球の血管が切れた。うんちがすごく出るようになった。
おならのにおいが変わり臭さが減った。
レメディー:Sep.…根本体質治療
痒みにMT)Urtica urens Pet11と麻酔用の副作用に合うレメ ディー。

B相談会5回目(2008/06/19)
皮膚はよくなった。


【結論】

まず、麻酔の害出しなどの薬害を排泄するためのレメディーにより、一時的な好転反応として、抑圧されていた体毒が発疹として体中に広がる。(慢性状態だったものが急性状態として発現)
症状が腺の腫れとしても現れたが、腺のレメディーMerc-sol.で対処。やがて発疹は体上部から下部へと移動し(治癒の方向性)体毒を出し切って皮膚はきれいになった。
痒みに良いマザーチンクチャーMT)Urtica urens Pet11が良かった。


※ホメオパシー療法では、その方のこれまでの生き方や生活環境などによって、レメディー選択の考え方も異なってきます。つまりホメオパシー健康相談においてはあなただけのオーダーメイドのアプローチが必要となりますので、お悩みをお持ちの方や何かお困りの方は、お近くのホメオパシーセンターへご相談ください。