1. 松尾 敬子

  2. 由井 寅子

  3. トレバー・ガン

  4. ロジーナ・ゾンネンシュミット

  5. 小谷 宗司

  6. 髙野 弘之

  7. 東 昭史

事例発表 新着記事

【コングレス1日目】症例発表

[会員症例発表1]リウマチからの二次性の線維筋痛症が、鍼灸とホメオパシーで改善したケース

橋本 孝子ホメオパス (日本ホメオパシーセンター仙台錦ケ丘)
クライアントは56才の女性。40才でシェグレーン症候群、41才で関節リウマチと診断されたことで様々な薬を服用する生活になりました。その後、数年の間に様々な難治な症状等を経て、全身の激痛で寝たきりで、日常生活が出来なくなり、今年1月に線維筋痛症と診断されました。

線維筋痛症は30歳代から40歳代の女性に多く発症し日本では多くの方がこの病気で苦しんでいると言われています。現在は原因が分かっていませんが、体の中をガラスの破片が流れていると表現する方がいるほど全身に耐えがたい痛みがあり、その随伴症状も多岐にわたり症状が重症化すると自力での生活が不可能になるくらい大変な病気です。

今回は多くの薬剤を服用され、2度の股関節置換手術を受け、非常に難治な症状の末に全身の激痛で日常生活が出来ない状態で昨年9月に当院に来院され鍼灸、ホメオパシー、セルフケアを続けた結果、現在は薬を飲まなくとも全身の痛みはかなり改善し、血液検査のデータも1部を除き正常値となりました。

クライアントさんは「私の症例が同じような症状で苦しんでいる方々のお役に立てれば嬉しいです。」とケース発表を快諾して下さり、いっしょに会場まで来てくれたとのことです。
本ケースはホメオパシー療法と鍼灸療法の得意分野を併用し、補完しあうことで、相乗効果を高め、このような痛みを伴う難病の改善となるケースを示してくれました。


[会員症例発表 2]自分を許し受け入れることで、心房細動・不整脈が改善したケース

豊池明子ホメオパス(日本ホメオパシーセンター福岡長丘)
クライアントは60代男性。長年薬を服用するも、心房細動・不整脈の改善が見られず、手術を勧められていたとのことです。
多くの男性がそうであるように、このクライアントも自分の責任を果たすため、不満も口にせず、黙々と問題処理に働き、自分が多くのストレスを抱えていることにも気が付いていない状態でした。

心房細動とは、不整脈の一つです。本来は一定のリズムで動くべき心房が、無秩序に電気活動をして、震えている状態のことをいいます。心房細動を発症すると、動悸やめまいなどの症状が起こることがありますが、このケースのクライアントも同じ症状で悩まされていました。

何回かの相談会において、レメディーの処方と言葉がけを行っていくことで、クライアントはストレスの原因となる自分の心の問題、自分が完璧であろうとする傾向や自分の不十分さを責める傾向に気付き、これを手放していくことにより、自分も人も許せるようになりました。それとともに心房細動・不整脈が改善されていきました。

豊池ホメオパスは、病気を治療するだけでなく、その人全体を癒すZENホメオパシーの効果を日々実感してされており、今回のケースも、身体、心、魂を癒すZENホメオパシーの素晴らしい改善事例として示されました。


[会員症例発表 3]ホメオパシーでの災害対策、ホームキットの有効活動-台風15号、19号、21号からの大雨、千葉鴨川で被災した経験から-

安田真美野 ホメオパス
今年度、安田真美野ホメオパスが住む千葉県は、台風15号、19号、21号と度重なる大きな台風に被災される方々が大変多くいらっしゃいました。
そういった体験の中で、ホメオパシーのセルフケアーが役に立つ体験をお話いただきました。安田ホメオパスは日ごろからセルフケアの必要性を日々、地域の皆さまへ普及活動をされていらっしゃいます。
停電があり、エアコンが効かない状況のなかで、日射病の症状の方々には、
Bell.が圧倒的役に立ちました。また、野外での蜂や虫刺され、皮膚の問題にApis.を必要とする方がとても多かったことなど、浸水被害、停電により医療機関がやっていない状況のなかで、大きなことにならず、ホメオパシーのセルフケアーで乗り越えられ、改善していく方々多かったことの報告がありました。
また、ホメオパシーのレメディーにより、あまりに改善がみとめられることをはじめて経験した方が、ホメオパシーを会社の福利厚生として導入したいと話される方もいらっしゃったとのことです。
想定以上の停電、ライフラインが戻らない中で不安はかなり大きくそういった、状況にもホメオパシーのレメディーは大きなサポートになったと報告されました。
最後に、今回の台風による自然災害にこれだけの影響を受けたことは、ある意味人災もあったのではないかと指摘されました。今の自分たちの生き方を考えさせられたと天災のせいばかりでなく、自分たちの問題として考えていくべきことの必要性を投げかけられました。今もって被災された方々で苦しみ中におられる方へ一日も早い回復を願いますとのメッセージで発表を終えられました。


「人工関節しかない」と診断された変形性股関節症が大きく改善。軟骨が再生し、歩行できるようになったケース

新城英一 ホメオパス

70代の男性、主訴は変形性股関節症、右足に激痛があり歩くことが困難な状況がありました。病院での検査により大腿骨の骨頭が壊死をして、変形性股関節症と診断されました。医師による提案は人工骨頭置換の手術であり、骨密度はこの時53%と低下していました。付随症状として、緑内障を発症していました。

兄弟間のトラブルがあり、兄弟にばかにされたという憎しみをもっていて、弟に対しての強い怒りをもっているということがわかりました。

TBRにより、レメディーを選択、骨の再生を目指してのZENホメオパシーを処方をしてきました。

その結果大腿骨骨頭の骨密度が53%から75%まで回復が見られました。そして、さらに感情面の特徴を表すレメディーを選択、今までのように憎しみにとらわれることが無くなったとのことでした。股関節の軟骨が回復していることが、レントゲンの検査からもみとめられました。その後、兄弟に感情をぶつけることができ、憎しみにとらわれることがなくなってきまして、同時に、歩ける距離がどんどん増え、ついに、杖もいらない状態へ回復しました。

途中、緑内障が悪化したため、主治医は薬で眼圧が下げられないため手術を提案しましたが、レメディーをとっていただたことにより、緑内障の眼圧が低下し、手術を回避することもできました。

幼少期、長男としての責任をおわされたことにより、自分の願望を押し殺し、弟たちの面倒をみてきたが、父親は、この方の努力をみとめませんでした。兄弟は自分を尊敬すべきという価値観をもっていましたが、弟から自分を見下された状況があり、その感情を飲み込みずっと我慢をしてきました。このような感情の滞りが骨破壊を引き起こしたと考えられると考察されました。

最後に、現代医学による検査、ZENホメオパシーによるレメディー、マザーチンクチャー(ハーブ療法)、インナーチャイルドに気づいて癒しにとりくんでいくこと、食事の改善など、ホリスティックな形でサポートすることにより、大きく改善していくことができたケースであったと発表を終えました。


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