海外学術研究

発表者名 松村 亮一
  日本ホメオパシーセンター徳島鳴門 /HMA認定 No.1056
ケース1 『ホメオパシー療法を通して行われた家族の再生記録』
 

初回、相談者の基本データから、根本体質のCalc.、今の状態のNat-m.、Op.などが考えられた。この時、私との人間関係が出来ていないことから、相談者が現在の状態になった真の理由を語っていないと私は感じた。そこで、今の状態であるNat-m.の高いポーテンシーに絞って様子をみることにした。

2回目の面接の時、私から見れば変化を感じたが、相談者はレメディーで変化したとは考えていなかった。

3回目は来ない可能性も感じられたので、レメディーの複数投与も考えたが、やはり今はNat-m.だと判断し、リピートした。そして3回目の面接で相談者の心が動き、今の状態を引き起こした要因となる出来事を話してくれた。 その瞬間、麻痺が解けて行くキーワードを感じたので、話しながらOp.1Mを5分おきに10粒摂ってもらった。 これは私が良く使う方法で、その人の心が動く時、そこに応じたレメディーを摂ってもらうことで、そのテーマの感情がスムーズに出せる。このケースでのポイントは、その人のその時のありようにレメディー選びの焦点を当て、そのレメディーを信じられたことにあると思う。

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