■岩手県 盛岡市 会員のお返事
日本ホメオパシー協会 御中
この度は、東京も大変な中、他の災害地のみんなの
ことばかり心配していただき、本当に申し訳ない思いでいっぱいです。
私は岩手県(宮古市田老)なため、津波の被害を受けましたが、東日本、全てが
被災したも同然なのを、電話やレメディーの手配、先輩方からは、心温まる言葉
のレメディーなど、本当に「絆」の強さ、そしてあたたかさを感じました。
私は「自分(は)、被災者なんだ」と思っていました。しかし、ひどい状況の中
でも、手を取り合って、どうにかこの時を乗り切ろう!と必死になっている仙台
の高橋阿津子先生をはじめ、協会やとらこ先生方の姿を目の当たりにし、「自分のこと
しか考えていなかった自分」に気付きました。
実は、今回の津波で実家は全滅となり、親はもう、自分達のことしか考えれない
状態となっていました。それを一歩引いた所から見ていたら、「生き延びたこと
に、なぜ感謝しないのか」という思いが湧きあがってきました。人は一つ手にす
ると、「もっと!」「もっと!」と欲がぶくぶくと吹き出してくる。
異常な状態の中だからこそ、「本当の自分」が出て来て、それを目の前で見せつ
けられると、「人間って何なんだろう・・・」と、被災した事実ではなく、違う
面で悲しみと絶望感を感じていました。まして、自分の親・・・。しかし、高橋
先生と話していたら、「自分も同じだった」ということに気付かされました。
どこかで捨てていた実家(地元)へ恩返ししなきゃ!と思えた半面、自分はホメ
オパシーの仲間達を始め、周りの方々への配慮から逃げていた。不安がっている
地元(盛岡周辺)の方の支えになれなかった。でも、こうして気付けたのに感謝
し、出来る範囲ではありますが、私にできる事(被災地により近い所での活動)
をまずやっていきます!元気に復興に向かう姿を皆さんへ届けられるように頑張
ります!
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