東 昭史(あずま あきひと)

フラワーエッセンス研究家

「新しい日本のフラワーエッセンスの可能性」

一九二〇~三〇年代に、イギリスの医師であるエドワード・バッチ(一八八六~一九三六年)は、植物の花から体・心・魂を癒すレメディーを開発した。バッチは当初、ウェールズに生育する野草からレメディーを作り、後にはヨーロッパに自生する樹木を原料に選んだ。

日本のフラワーエッセンスも、バッチが到達した地点から研究をはじめるべく、主として樹木を中心に研究が進められ、十二の花暦シリーズが完成している。

ただ、それだけでは癒しの体系として十分とはいえず、日本人を癒すさらなるエッセンスの必要性も感じられる。そこで、これから新たな癒しの植物を探求していく際には、一度バッチの原点に立ち返り、野草も研究していくことを考えている。

今回の発表では、野草を含む新たな日本のフラワーエッセンスを紹介し、その可能性や今後のリサーチについて述べる。