発表者名 |
山内 知子
日本ホメオパシーセンター京都本部/JPHMA認定ホメオパス No.109 |
テーマ |
「不妊:思いとおりに行かなかった妊娠」 女性 29歳 |
|
【主訴:症状】
2007/04/11(1回のみで妊娠)
2年半前に結婚。結婚半年たち妊娠を希望するも徴候なし。
2006年4月婦人科受診。子宮内膜ポリープが見つかり5月に切除手術。それほど大きくないが
筋腫もあるとのこと。数回のホルモン剤服用。半年後心身ともに疲れ、通院中止。
|
|
【結果】
2008/02 双子の男の子を出産(自然妊娠) |
|
【レメディ選択の考え方】
・ 筋腫。ポリープ(内膜ポリープは切除、過去に声帯にポリープ)。カンジタ膣炎
の既往症あり。子宮後屈。
・ 生理痛酷い(鎮痛剤常用)ここ半年、生理の度に凝血あり。
・ 頭痛(生理前後)
・他人の出産に対して、表面上は喜ぶが、追い詰められて精神的に落ち込む。
生理が来る度落ち込む。子供を持った人への嫉妬。
・ 自分へのハードルが高い(理想の自分)人知れず努力する。
思い通りに行かないと落ち込む。人の評価が気になる。よく泣く。
|
|
参考レメディ
- Plat:理想、プライドの高さ。女性生殖器系の問題。頭痛。
- Pall:人からの評価。落ち込み。女性生殖器系の問題。
- Puls:女性ホルモンの問題。不妊。月経困難。精神的不安
- Senec:女性器の問題、神経質イライラ。自己中心的。
- Nit-ac:根本的な不満。健康状態への不安。過去の問題を引きずる。イボ。
- Thuj:ポリープ(子宮内膜ポリープ・首のイボ)偽りの自己。薬害。
- その他:Psor Med
|
|
【考察】
子供の頃から自分が一番でないと不安になり、そのための努力もしてきた。人からの評価が気になり、いつも元気で明るい人を演じてきた。今まで思いどおりになってきて問題なく子供も授かると思っていたのに、上手くいかない不安と落ち込み。子供に関わる仕事をしているため、子供のいる人に対して、羨ましさから、妬み、憎しみへ。
レメディーをとったあと、排出(麦粒腫でき膿の排出)・手に湿疹・臀部にニキビ様のできもの・口内炎等 好転反応があった。精神的にも自己を見つめ受け入れることができた。いろいろな心の葛藤が気にならなくなってきた。人を許すことが必要であると気付いた。こういった心の変化が大きく体を動かし、子供を授かると言う意味を考え直すきっかけになったのではと思う。双子を授かり喜びも2倍。与えられた幸せを大事にしたいとのことです。 |