イベント情報
■ベルギー・国際教育シンポジウムスタート。由井会長が「医原病へのホメオパ シー教育」を発表、各国代表からも大きな注目を集める

発表後に、各国の代表からも取り囲まれ、質問と握手攻めに合い、グループディ スカッションでも話題となり発表の反響の大きさが伺えました。
シンポジウム2日目の様子は⇒こちら

4/23からベルギーのルーヴェンにて、世界28カ国からホメオパシー団体の代表者 約100名が集まりホメオパシー国際教育シンポジウムがスタートしました。このシ ンポジウムは、ホメオパシー国際評議会(ICH)と欧州のホメオパシー団体ECCH が、今後のホメオパシー国際教育ガイドラインづくりを目的に開催するもので す。

各国でのホメオパシーにおける先進的な取り組み事例を相互に発表すること と、その内容をもとに各国の代表者がディスカッションすることで、今後のホメ オパシー教育の発展と標準化につなげることをテーマとしています。発達障害へ のホメオパシー的アプローチでも国際的に注目を集めている日本ホメオパシー財 団 日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)の由井会長も、今回発表者として招か れ、ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー(RAH)の学長として 「Teaching a homoeopathic approach to iatrogenic disease(医原病に対する ホメオパシーアプローチの教え方)」をテーマに研究発表を行いました。

発表では、最新の文献研究の成果を反映し、ホメオパシーの創始者サミュエル・ ハーネマンが真に云わんとした教えをベースとして教育を行っていること、さら に、クスリ、予防接種などの負荷も大きく医原病大国と言われる日本において、 10数年にわたって、由井学長がホメオパシー治療と専門家(ホメオパス)育成 教育を行ってきた中で、独自に築いた医原病(現代社会病)に対するホメオパ シーのアプローチ法を、複数の具体的なケース紹介しながら、発表を行いまし た。発表中は、DVDに収録された由井学長の発達障害児ケースにおけるその改善 の速さを目の当たりにし、驚きの声が上がり、会場全体が唸っていました。

また、1997年に日本に設立された小さなロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパ シーが、その教育内容の質の高さもさることながら、10年余りという短期間のう ちに、日本全国に7校、英国に1校築き、現時点では総学生数約600名、さらに最 新テクノロジーのテレビ会議、中継システムが導入され、教育に活かされいると いう世界でも類を見ないすばらしい教育インフラストラクチャーをもった学校へ と急速に発展を遂げたことも、日本のミラクルとして高い評価を受けました。

また、「ホメオパシーの恩恵がすべてに降り注がんことを!万物生命、その存在 自体に感謝し、命そのものを生きられんことを!」 「子供がかかる病気、下痢、熱、すべての症状はありがたい。あえて知れ。 賢くあれ。− Organon  By Hahnemann」という言葉とともに発表が終わった時 は、大きな拍手とともに、会場のところどころから「Excellent(素晴らし い)!」「Fantastic(凄い)!」という感嘆の声が上がりました。

その後、グループディスカッションに入りましたが、由井学長の属するグループ 内でも「貴方の発表がとても良かったです。」というフィードバックから始ま り、グループ全員が発表内容について賛同、由井学長からは「ドグマにとらわれ ない学校である事が大切。多くの著名なホメオパスがいますが、その人になる必 要はありません。各自でやれば良いのです。

ホメオパシーによってCureする(弊 害が取り除かれる)事がホメオパシー人口を増やす事に繋がっていきます。」と 発言、それを傍で聞いていたドイツの出版社の担当者もこの発言に喝采を送り、 今回の発表が、日本のみならず、世界中の人々にもインスピレーションとエネル ギーを送っていることが感じられました。

今回のシンポジウムでは、2日間にわたり、

A.概観と教育アプローチ 

B.治療家の発展 

C.臨床訓練 

D.教師の発展とテクノロジーの使用 の4つの各主題に対し、3〜4名ずつの発表者が発表。

各主題の発表が終了した後は、5つに分けられたグループ別で、同主題について 討論し、そのグループディスカッションの結論を再度全員にフィードバックする という方式が取られ、参加者皆がホメオパシー教育について活発に意見を交換で きる運営方式がとられています。由井会長は、残りの発表やテーマについても、 グループディスカッション等を通じて、ホメオパシー国際教育ガイドラインづく りに向けた合意形成づくりに向け、日本の代表として参画しています。

発表前からも、由井学長の姿を見かけた旧知の海外のホメオパスや学校主催者、 各国団体の代表者、研究者などが声をかけておりましたが、発表後は、由井学長 は引っ張りだこのような状態で、イスラエルからはインタビューの依頼を受け、 ノルウェー、フィンランド、スロバキア、イタリア、オランダ、イギリス、ドイ ツなど、多くの国々の方が由井学長が編み出した新しいホメオパシー処方につい て質問を投げかけたり、日本でのホメオパシーシーンについてコメントを求めた り、あっという間の1日でした。明日もまた活発な意見交換が繰り広げられる事 でしょう。今回の教育シンポジウムの成果が今後の日本のみならず世界のホメオ パシー教育確立にも反映され、ホメオパシーが世界でさらに大きく飛躍すること を期待します。