日本ホメオパシー財団 日本ホメオパシー医学協会 '09.9.12(土)13(日) 第10回コングレスin京都
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'09.9.12(土) 会場の様子 −初日−

2009年9月12日、第10回日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)コングレス in 京都が国立京都国際会館で開幕しました。コングレスでは、全国のホメオパスやホメオパシーを学ぶ学生の方が一同に会し、実践ケースの発表や情報交換を行います。日本ホメオパシー財団設立記念をかねた記念大会でもある今回は、二日間に渡ってホメオパシーが持つ無限の可能性についての講演会が目白押しです。また、ホメオパシーを広く知っていただくために、昨年に引き続き今年も一般公開を実施し、雨の中にも関わらず、昨年を超える800人以上の方々にご参加いただきました。


コングレスは、まずは、第10回目のコングレス開催を記念した日本ホメオパシー医学協会の秦昭二幹事からの元気のよい開会宣言で始まり、10年間のJPHMAの歩みを編集した映像が上映されました。また、お祝いのメッセージとしては、欧州中央ホメオパシー評議会のペター会長から頂いたお祝いのメッセージの映像が会場で流されました。この他にも、英国貴族院のアサートン卿(ロード)やハーネマンのご子孫のチャールズ・タンカード・ハーネマン氏など国内外の著名な方々から温かいメッセージをいただきました。


1日目は、「現代人の心の闇 インナーチャイルド」について、心理カウンセラーとしても活躍されているゲストの斉藤啓一先生が講演され、心理カウンセラーとして、またその中でホメオパシーを使った臨床例を引用して、現代人の心の闇、自殺や鬱、犯罪の急増によるインナーチャイルド(スピリチュアル・ペイン)を救済するには、ホメオパシーが最善の療法であり、そして、そのためには、治療家となるホメオパスが、愛のあるカウンセリングを行えるように人間的に成長することが重要であるとのお話に、参加者の皆さんは熱心に聞き入っていました。


その後に行われた由井寅子大会長の講演では、ホメオパシーでの皮膚疾患や免疫疾患の治癒の事例を写真で紹介した後に、なぜ、インナーチャイルドが形成され、どのようにインナーチャイルドが癒されるのかを、様々な実際のケースのDVDを使って解説しました。会場では、感極まって、たくさんの方がインナーチャイルドのケースで涙を流しており、心に響くすばらしい発表となりました。


由井会長の感動的な講演が終わり、お昼休憩に入ると、企業ブースやパネル展示コーナーには多くの方が詰めかけました。お昼休憩の終わりには、アトラクションとして、山本竹勇氏・田澤竹真氏による津軽三味線演奏が披露されました。どこか郷愁を感じさせる、日本的で深い弦の音色に、皆さん静かに耳を傾けていらっしゃいました。




午後からは、オーストラリアからお越しいただいたディミトリアディス氏による講演が行われました。「ホメオパシーはサイエンスである」と言及し、実践においても客観的に観察し緻密な分析に務める、その論理的な思考は世界のホメオパシー界の中でも一目おかれる存在です。


「ホメオパシーの科学性とその症例」をテーマに、ホメオパシー医学がいかに科学的根拠に立脚した学問であるかについて実際の症例と分析の発表が行われました。重篤な子供のケースにおいて、限られた情報の中から、症状に対するち密な分析と鋭い考察を元にレメディーを選択し、見事治癒に導く手法に、驚きと感嘆を禁えず思わず会場が静まり返りました。私たちもディミトリアディス氏の分析の手法をこれからも学んでいきたいと思います。


学術ケース発表では、全国のホメオパスによる治癒成果が発表されました。ホメオパスの選択するレメディーで症状が着実に直っていく様子に、会場のホメオパスたちの真剣なまなざしが注がれました。



<学術ケース発表>
演者:北村真紀子
名古屋本部ホメオパス
JPHMA認定ホメオパスNo.182
演者:伊禮伸子
沖縄本部センター長
JPHMA認定ホメオパスNo.074
演者:森 博康
日本ホメオパシーセンター石川金沢
JPHMA認定ホメオパスNo.029
演者:由利 敦
JPHMA認定ホメオパスNo.224
同認定アニマルホメオパスA0019
演者:川井昭代
東京本部ホメオパスNo.180


続いて、コングレス初の試みとして、ホメオパシーワークショップが開催されました。さまざまな分野へのホメオパシーの応用例についての発表がされました。食や美への応用など、ホメオパシーの無限の可能性を感じさせる発表内容でした。

ステージでの発表が終わり、60以上のホメオパスによる治癒ケースのポスター発表が行われました。 発表後には、多くの方が積極的に手を挙げて質問していました。このように全国で活躍するホメオパスの実践事例には学ぶべき点が多く、ホメオパシーが全国津々浦々に普及していっているということを肌で感じることができました。

<ワークショップ>
 
演者:東 昭史
HJ社員 RAH講師
演者:野口清美
JPHMA認定ホメオパスNo.202
演者:増田敬子
JPHMA認定ホメオパスNo.357
 




ポスター発表後は会場を「さくらの間」に移し、日本ホメオパシー財団設立記念パーティーが開催されました。


由井会長の2011年ICH国際カンファレンスに向けた熱いスピーチの後、参加者全員でカレンデュラカクテルを掲げて大成功に終 わったコングレス1日目を祝いました。懇親会では、今後のホメオパシーの発展について、由井会長とJPHMA会員の方々とで大いに語り合われました。アトラクションや抽選会も大いに盛り上がり、大盛況のうちに1日目の夜が終わりました。




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