12月7日 1日目 午後の様子

岩舟武蔵太鼓 上光氏
『奏楽(そら)』、『旋風(せんぷう)』

午後の発表の前に、岩舟武蔵太鼓の皆さんによる、和太鼓のアトラクションがありました。岩舟武蔵太鼓は、1979年に結成以来、30年以上の歴史があります。 演奏は、笛の音から始まり、太鼓が加わって、徐々に盛り上がっていきます。特に、中央の大太鼓による演奏は、会場の建物全体が割れんばかりの迫力。この日だけのオリジナル曲も披露されました。海外からのゲストの方々も、興味深く鑑賞されていました。会場中から大きな拍手が沸き上がっていました。

グスタボ・ブラチョ博士
「ホメオパシーの支持:一つのモデルとしてのホメオパシー予防法」

今年のコングレスでも、海外からゲストをお迎えしました。まずは、キューバ共和国フィンレイ研究所「ホメオパシーと生物療法プロジェクト」代表 グスタボ・ブラチョ氏です。ホメオパシーのレメディーを使った、キューバでの感染症予防の事例についての発表でした。 毎年、世界各地で発生している感染症予防のために、莫大な費用が費やされています。しかし、感染症による被害が深刻で、対策をもっとも必要とする発展途上国では、あまり費用がかけられません。 そのため、フィンレイ研究所は、ホメオパシーのレメディーを使った感染症予防の研究を開始。レメディーは、様々な効果やメリットがありながら、ワクチンと違って、生産方法は簡単で、費用があまりかかりません。A型肝炎、デング熱、レプトスピラ症のいずれでも、レメディーを使うと、症状が悪化せず、回復が早くなり、入院期間も減少。発症率自体も減少するため、ホメオパシーによって、感染症を予防・治療できることがわかりました。これらの結果が、具体的な数値によって示されました。キューバでは、2007年11月、大洪水によって230万人が被災。 被災者の衛生環境の悪化から、レプトスピラ症と呼ばれる感染症が蔓延する恐れがありました。 そこで、フィンレン研究所は、レプトスピラ症予防のため、キューバ東部の3か所で、ホメオパシーのレメディーを集団投与。劇的な罹患率減少および入院患者の死亡率減少という成果をあげました。 この事例は、予防接種という方法によらずとも、ホメオパシーを使った感染症予防が有効であることを実証するものです 「キューバの英雄ホセ・マルティは、「真の医学とは治癒するものではなく予防するもの」だと言いました。現在の世界には、ホメオパシーが必要です」との言葉に会場から大きな拍手が起こりました。

マンチャンダ長官
「ホメオパシー界におけるインドの戦略的立場 & インドと日本の協力(Strategic Position of India in the Homeopathic World & Indo-Japan co-operation)」

海外ゲストの2人目は、インドのホメオパスであり、政府のホメオパシー中央研究評議会(CCRH)長官の R・K・マンチャンダ氏。特に、ホメオパシー研究の分野でご活躍されています。インドでのホメオパシー使用・研究および、国家的取り組みの現状について発表されました。 現在、ホメオパシーは、80か国以上で使われ、欧州人の4人中3人がホメオパシーを知っており、そのうち29%が健康管理に使っています。世界的に、ホメオパシーの使用者数は、なおも増加傾向にあります。 インドでは、西洋現代医学、アーユルヴェーダ医学とともに、ホメオパシーは国の第一医学と位置付けられています。インドの人口の48%がホメオパシーを利用し、30万人以上のホメオパスが活躍するホメオパシー大国です。 インドで行われた調査によると、現在62%のホメオパシーユーザーが日常の健康の問題について現代医学を一度も試したことがない。そして、82%が緊急でない限り、現代医学治療に切り替えるつもりがないということです。 インドで、ここまでホメオパシーが繁栄している理由として、レメディーのような「物質的でない、エネルギー的存在」が、インドの伝統的な信仰や価値観にうまくマッチしていたからだと考えられています。また、現代医療の薬品に比べてコストが5分の1しかかからないこともあります。 最後にマンチャンダ氏は、「ホメオパシーの分野で日本とインドが協力できることを嬉しく思います。日本との関係を今後も深めていけれることを期待しています」との言葉で締めくくられました。

大会長発表<由井大会長>
「すべてのものを自然に戻すホメオパシー-自然型農業の実践と医原病のケース-」

1日目最後の発表は、いよいよ由井大会長の登場です。 遺伝子組み換え作物など、不自然な食物が増えている昨今、「日本と日本人を復興するカギは自然農にある」と強くメッセージされました。 自然農は、8年半前から徐々に取り組んできましたが、2011年に東日本大震災が発生。現地に赴いた会長は、被災者にまず必要なのは水と食べ物であることを痛感したと言います。これ以降、自然農の研究を加速させてきました。 豊受自然農では、自家採取の種、無農薬だけでなく、レメディーを使っていることが特徴です。 通常、自然農は、収量が低いというデメリットがよく言われていますが、レメディーを使うと、生命力が増し、収量が高くなります。また、品種改良された作物が、それ以前の姿に「先祖返り」することもあるようです。こうした自然農の様子が収められた映像が放映されました。 後半は、ワクチンなどが原因による発達障害児のケースが発表されました。問題行動が目立つ幼児が、会長によるホメオパシー相談会をきっかけに、みるみるコミュニケーション能力を取り戻す様子が、DVD映像でよくわかりました。 現在は特に、子宮頸がんワクチンの副作用の深刻さが問題となっています。子宮頸がんワクチンの副作用と思われる症状の改善例も発表されました。JPHMAでは、子宮頸がんワクチン被害者に対して、無料での健康相談会を行っています。 品種改良された作物が、それ以前の姿に「先祖返り」したり、薬害に苦しんでいる人の症状が改善したり、文字通り、ホメオパシーは「自然に戻す。」のです。「ホメオパシーによって自分自身の生命力や自己治癒力を高める。そして、自分を愛するとが大切である」とおっしゃられました。

パネル準備兼休憩

パネルディスカッションの前に、由井会長による東日本大震災の被災地での活動の映像が放映されました。会長自身の目で見、足で歩いた被災地。被災者を励まし、被災地の復興を心より願う強い気持ちが伝わってきました。

パネルティスカッション
「日本の復興のカギは愛とサイエンスの融合」

由井寅子大会長およびゲストの方々によるパネルディスカッションが開催されました。 各々、今回のコングレスの感想やご自身の考えを語っていただきました。 パネルディスカッション参加者:
■由井寅子大会長(JPHMA会長)
■川田薫氏(川田研究所 理学博士)
■藤岡信勝氏(拓殖大学客員教授 新しい歴史教科書をつくる会理事)
■グスタボ・ブラチョ氏(キューバ共和国フィンレイ研究所 ホメオパシーと生物療法プロジェクト代表)
■R・K・マンチャンダ氏(インド共和国 ホメオパシー中央リサーチ評議会長官)
■神谷光徳氏(日本経済人懇話会 会長)
■陰山康成氏(高輪クリニック理事長)
■酒向猛氏(ホメオパシー統合医療)
■高野弘之氏(池尻クリニック院長)

由井会長より1日目の総括
ホメオパスの歌

最後に、由井寅子大会長より本日の総評およびメッセージがありました。 「毎年、コングレスを開くと、初心者に戻るような気持ちになります。次の年には違うテーマが出てくるからです。毎回、新しいことに挑戦していかなければならない。今年は、子宮頸がんワクチンの問題がありました。300万の子供が接種され、副作用が多く出ている事実を知り、私達にできることはないかと真剣に考え、行動していきます。私たち一人一人が何をできるか考えていきましょう。農業をやりましょう。そして自分たちを愛しましょう。この国に住んでいるから、この国を恥に思わず、愛してほしいと思います。」 最後に会場全体でホメオパシーの歌を歌い、1日目は大好評のうちに終了となりました。

懇親会・パーティーの様子

1日目の夜は、渋谷の「ベルサール・ファースト」に場所を移し、「愛は無敵」懇親パーティーが開かれました。「ホメオパシーの発展を祝して、弥栄(いやさか)!」という由井大会長の発声で、乾杯。パーティーが始まりました。 このパーティーでの料理は、豊受自然農の畑で作られた野菜で使われています。非常に好評で、あっという間になくなってしまいました。アトラクションとして津軽三味線の日本を代表する演奏者、山本竹勇氏による演奏が始まりました。魂に響く日本の音に、会場全体が注目。今回のコングレスを祝して、即興演奏も披露してくださいました。 その後、「わたしのマザーチンクチャー ブレンドコンテスト」優秀賞のアイデアが発表され、表彰式が行われました。 池尻クリニックの高野先生を中心とした玉すだれのパフォーマンスも行われました。 最後に、プレゼント抽選会が行われました。ブラチョ氏やマンチャンダ氏などのゲストの先生方や由井会長からも景品をご提供いただき、とても盛り上がりました。 最後に、ホメオパスの先生方からのご挨拶があり、ホメオパスの歌を歌い、三本締めでお開きとなりました。

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