イベント情報

■DUBAIコンファレンス内容(総集編)
 ・No.1 → 開会式
 ・No.2 → ブース紹介
 ・No.3 → ファロック・マスター
 ・No,4 → 由井会長
 ・No.5 → 最終日・ライブケース報告


二日目の午後には、イタリアから来たホメオパス、ペトルッチのケースであった。今日は、自閉症は、どの国でもホメオパスに対しての挑戦であると思った。
4歳の女の子。家族にしか喋らないケースを2年間かけてTubの水ポーテンシーで毎回リピートしながら出していく処方で治した。インドのホメオパスが、なんでこんなにリピートするのか、ハーネマンは1錠与えて待てと言っているではないか、と質問した。ペトルッチは「これは自分の経験であり、毎日、頻繁にリピートする事で良くなっていった事実がある。例え、ハーネマンが1つのレメディーを与えろと言っても、時代は進んでいるのだ」と応えていた。

3日目の朝はサウジアラビアの自閉症の女児の生ケーステイクが行われた。両親に付き添われた子供と、パキスタン人の担当ホメオパスが、ペトルッチ、ファロック・マスターの質問に答える形で行われた。自閉症に関してはオーソリティーである由井会長のコメントも求められ、会長独自の視点から自閉症の病理、マヤズムからみて、最も必要と思われるレメディーを示唆した。終了後、この女の子の担当ホメオパスが由井会長のもとに駆け寄って来て、「由井会長の示唆したSyphilinumは今まで与えた中で最も効果の感じられたレメディーであり、由井会長のやり方が自閉症の子供には最適であると確信する」と語った。その後、今後どのようなアプローチをしていくべきか、細かいアドバイスを求めた。この子供は生後2日後に初めての予防接種を受けており、その後繰り返し予防接種を受けている。まずはこの予防接種に対するレメディーを与えることが必要であるが、パキスタンでは手に入らないとことで、由井会長からこのホメオパスにYOBOキットをプレゼントした。このホメオパスは今までのクラシカルのやり方ではどうにも自閉症を救うことができなかったが、由井会長の発表を聴き、自分のケースに対する納得のいく説明を得て、まだ可能性があることを確信し、光を見出したようであった。