1月5日 1日目 午後の様子

アトラクション: 音無 史哉氏(笙)、三浦 元則氏(篳篥)、佐藤 愛美氏(龍笛)
『雅楽』

海外来賓への「和」の歓迎の思いも込め、大会1日目「和」の美を伝える「雅楽」が披露されました。

雅楽は、日本の代表的な伝統文化でありながら、漠然としか知らない方が多いかと思いますが、古墳時代頃より大陸から伝わった音楽や舞と、日本古来の歌や舞が合わさり、平安時代に貴族文化として大成した、現存する世界最古のオーケストラです。

演奏は、笙(しょう)音無史哉(おとなしふみや)、篳篥(ひちりき)三浦元則(みうらもとのり)、龍笛(りゅうてき)佐藤愛美(さとうまなみ)。

曲は、壱越調調子(いちこつちょう、ちょうし)、春鶯囀遊声(しゅんのうでん、ゆうせい)。
春を告げる鶯(うぐいす)のさえずりを写したと言われる大曲にして名曲、春鶯囀(しゅんのうでん)の始まりにあたる曲です。

音色が時にダイナミックに時に繊細に響き合い、ひととき会場内の空気が柔らかく和みました。
海外来賓、参加者の皆様もその優雅な響きを楽しまれました。

JPHMA 災害支援活動報告: 松尾 敬子大会長

今大会長でもある松尾敬子日本ホメオパシー医学協会会長から、災害時における支援活動報告と災害時におけるホメオパシーの重要性についての発表が行われました。

JPHMA 日本ホメオパシー医学協会では、現在、国内外において災害支援活動を行っています。

そのきっかけとなったのは、2万人の犠牲者を出した2001年のインド西部地震の際、インドのホメオパシー団体からの支援要請があってのことでした。義捐活動や被災された方々への支援活動を開始しました。

2011年の東日本大震災では、由井名誉会長の呼びかけで、義捐金や支援物資の提供、被災された方々への訪問が行われました。その時の様子を仙台の高橋阿津子ホメオパスは、「恐怖とショックで茫然自失の中、応援に来てくれた由井名誉会長の励ましのおかげで、ホメオパスとして今すべきことをできるようになりました。」と振り返りました。

また、由井名誉会長は、この未曾有の震災の体験から、多くの命を救うために緊急対策用レメディーや災害対策の携帯レメディーキットなどを開発することになったのです。

実際、これらのレメディーなどは、2016年に発生した最大震度7、多数の死傷者を出した九州熊本地震においても活用されたと、熊本の小島諄子ホメオパスよりのメッセージを宮﨑日出子理事が代読されました。

昨年も、西日本豪雨や大阪地震、北海道地震など、日本でも数多くの災害が続きましたが、ホメオパシーは、災害時の事故・ケガの対応から、災害のショックがトラウマとなり重篤な症状にならないようにするPTSD対策のケアなど、大きな役割を果たしてきました。

最後に松尾大会長から、これからも災害に備え、レメディーキットを常備し、相談するホメオパスを知っておくことの大切さなど、ホメオパシーでの災害対策の有効性を多くの人に伝えることが大切との呼びかけがありました。

事例発表: 東 昭史氏(フラワーエッセンス研究家)
『新しい日本のフラワーエッセンスの可能性』

フラワーエッセンスは、イギリスの医師であるエドワード・バッチ博士(1886~1936)が、1920~30年代に開発した植物療法です。

東先生はフラワーエッセンスの研究家として活動されており、自ら日本の花を中心にエッセンスの研究に着手しています。

今回の発表では、現在研究されている「草」の花から作られた7種類のエッセンスについて、花々の写真が大画面に映し出され、研究するに至った経緯や、各エッセンスの傾向性を解説されました。

本日紹介されたエッセンスは、アヤメ、サカキ、スカシユリ、ツボスミレ、ツワブキ、ニワトコ、ヤマツツジです。

これらのエッセンスについては、今後もリサーチ活動をおこなっていきますが、皆さまもぜひ、各地でリサーチグループをつくり、研究をしていただきたい。又、今後、これらのエッセンスがもつ癒しの力が解明されていき、日本の花々が多くの人たちの心の問題に役立ちますように。というメッセージが送られました。東先生の植物たちへの愛が伝わる発表になりました。

海外来賓講演: Dr.ジェイッシュ・ベラ―レ(インド工科大学教授)
『ホメオパシー医学のマテリアル・ペーシス(物質的根拠):電子顕微鏡によるナノ粒子とホルミシスによる生物活動』

ホメオパシーの根本的な疑問である「ホメオパシーの科学的論点はどこにあるのか?」ということについて、研究水準の高さで国際的にも非常に高く評価されているインド工科大学ボンベイ校の教授でナノ構造物質の専門家であり、インドの政府機関の顧問を勤め数々の特許も取得され、ホメオパシーにも造詣が深く、インドのホメオパシー界では有名なジェイッシュ・べラーレ博士に電子顕微鏡によるナノ粒子検査を用いた世界最先端の研究成果を発表頂きました。

べラーレ博士がホメオパシーを研究するにあたって注目したのは、
1.レメディーの中に何があるのか?
2.レメディーの中にあるものは、どうやってそこに到達したのか?
3.レメディーの中でどのように作用しているのか?
という3つのポイントです。

とにかく発表頂いた内容は驚きの一言!!

これまで、「レメディーがなぜ症状に反応するのか?」については様々な生理化学理論を用いて仮説が立てられてきましたが、その仮説を最先端のナノ技術を用いることで解明していったのです。

今回の実験は、ジンカム・メッド(亜鉛)やスタナン・メッド(錫)・キュープロム・メッド(銅)といった金属のレメディーを用いて行われました。

実験の結果、レメディーの中には原物質のナノ粒子が入っていること。という事実が明らかになったのです。

今回は金属のレメディーのみの実験となり、植物やノゾーズ(病原体を含む血液や痰や皮膚からつくられたもの)のレメディーでの検証も必要となりますが、更に研究が進むにつれてホメオパシーだけでなく新しい科学や薬をも活性化されるかもしれないということが分かってきました。今後の研究がとても楽しみですね!

ベラーレ博士素晴らしい講演をどうもありがとうございました。

基調講演: 由井 寅子氏(日本ホメオパシー医学協会(JPHMA) 名誉会長、カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー(CHhom)学長、日本豊受自然農(株)代表)
『最新の「水科学」が証明するホメオパシー』


由井名誉会長は、昨年7月14日にThe Royal Academy of Medicine(英国王立区協会)で開催された「水科学の新しい展望・ホメオパシーの証拠」国際セミナーにVIP招待を受けて参加、本日はその中からホメオパシーの科学的根拠に繋がる発表をピックアップし、咀嚼して会員に共有されました。

まずは、ケンブリッジ大学名誉教授で、ノーベル物理学賞を受賞し、ホメオパシーのサポーターとしても有名なブライアン・ジョセフソン教授。サイマスコープという機器を紹介、水が構造を創り出す事を音楽と映像で実感させてくれました。次に音が作り出す水の構造が完全形になるまでの時間を計測、不思議なことに回数を重ねる毎に短くなっている映像の紹介。由井名誉会長は、「水が経験を蓄えている、つまり、どうしたらすばやく最も安定した形態に到達できるかを学習していると言えるかもしれません」と考察。

続いて同じくノーベル生理学・医学賞受賞者のリュック・モンタニエ博士の実験を紹介。モンタニエ博士は、病原体由来のDNAの入った水溶液から極低周波の電磁信号が出ていることを確認、このような電磁信号が生じるためには、以下の条件が必要であることを突き止めた。

①高希釈である(9X~18X)
②機械的攪拌(振盪あるいは攪拌)
③シューマン共振波
①の高希釈と②の振盪が必要であることはレメディーの製造過程と似ていて興味深いことであると由井名誉会長がコメント。

モンタニエ博士は、電磁信号を発生するエイズウイルスのDNA断片(104塩基対)が入った試験管のそばに純水が入っただけのもうひとつの試験管を配置し、18時間さらすと、この純水の入った試験管からも同様の電磁信号が検出されていることを発見。この電磁信号を発する純水に、DNAを合成するのに必要な4種類のヌクレオチドを入れたところ、DNAが出現。

しかもそのDNAは、元のDNAと同じ、104個のヌクレオチド鎖から成り、ヌクレオチドの配列も2個しか違いがなく、98%の確率で一致していたという。鋳型となるDNAがまったく存在しないにもかかわらず、長さと配列が一致するDNAが出現したことは、まったくもって驚くべきことです。この実験により、水のナノ構造とその電磁共鳴が、DNA情報を正確に存続させることが明確に示されました。

さらにモンタニエ博士は、患者の血漿から電磁信号を検出。感染症から電磁信号が検出されるのはわかりますが、アルツハイマー、パーキンソン、多発性硬化症、種々の神経障害など、感染症が原因と考えられていない慢性疾患からも電磁信号が検出されたとのこと。由井名誉会長は、多くの難病が実は、病原体感染やワクチン接種によって生じている可能性を示唆。あるいは、インナーチャイルドによって電磁信号が生じ、病原体が自分の体内から自然発生的に生じることもあるのではないかと考察されていました。

次にアメリカのアメリカの生体医工学者であるジェラルド・ポラック教授の研究を紹介。水には、固体、液体、気体以外に第四の相(液晶)があるというもの。水に物質を入れると、物質と接した部分から水がどんどん液晶化し、液晶部分が広がっていく様子を映像で紹介。この水の液晶部分が、水の記憶や生体反応を含め、さまざまな現象をひもとく鍵となるとのこと。

最後に、水の記憶を証明した先駆者である、故ベンベニスト博士(フランスの免疫学者)の業績に触れ、由井名誉会長が彼の研究室を訪問し、日本に招聘し講演会を開催した1998年当時を振り返り、科学界のドクマとパラダイムを守るがために、彼の発見と研究の進展が犠牲となってしまったことの彼の無念さに共感しつつも、ジョセフソン教授やモンタニエ教授をはじめ、ベンベニスト博士の研究を肯定する科学者がいること、また、世界中の科学者達が水の研究をし、その実証結果を次々と発表しているという事は、大変喜ばしい事であり、疑似科学とレッテルを貼られ、長年抑圧され続けたベンベニストの発見が、真正科学だったと世界中の人々が知る日が訪れるのは、そう遠い事ではないと信じています。という言葉で締めくくった。

アトラクション: 武楽座 山﨑 翔氏
『「武楽」-「鬼神」邪気祓い』

新春に相応しい邪気祓いの演武として、「武楽(ぶがく)」の「鬼神」の演武が披露されました。

武士の「武」に音楽の「楽」と書いて「武楽」とは、「武の美」をテーマに、武士が研鑽した武道の技と、武士のたしなみであった能や茶の湯などの所作とを組み合わせた、日本の伝統文化に基づくダイナミックでスタイリッシュな総合芸術です。

創始家元の源 光士郎 氏が2005年に創案し、翌年「武楽座」を創設して以来、GUCCI創業家四代目グッチオ・グッチ氏より「芸術だ」と賞賛されるなど、国内を始め、世界遺産フィレンツェ、パリ、ロンドン、ローマ、モスクワ、ベルリン、上海など、世界各国で公演やワークショップを行い、その演武、講演、稽古や体験などを通して、人格形成と、平和で美しい世界の実現に貢献することを目的して、「強く やさしく 美しく、世界に和を」を合言葉に、日本の武士道の「美しい強さ」と「和を尊ぶ心」を発信し続けていらっしゃいます。

年の幕開けにふさわしく、邪気祓いの演目「鬼神」が演じられました。古来より、日本では赤色は生命力にあふれた強い色で、刀や薙刀など光るものとともに、魔を祓う(はらう)特別な力があるとされてきました。武楽座の山崎翔さんが、赤い鬼神(おにがみ)の姿と大薙刀(おおなぎなた)で、会場にお越しの皆さまと世界の人々の邪気を払い、新年の幕開けを寿ぐ、平和で美しい世界への祈りを込めた舞が披露されました。今回の会場の「和」「お正月」の飾り付けにもジャストフィット。魂を揺さぶる素晴らしい演武でした。来賓のRKマンチャンダ長官も何度もシャッターで記念の写真を撮られていました。

会員症例発表: 都築 明美氏(ホメオパス、日本ホメオパシーセンター英国本部)
『発達障害におけるZENホメオパシーの効果』

自閉症と呼ばれるお子様の数多くの症例に対し、由井名誉会長が確立したZENホメオパシーの手法を使いどのような効果がみられたのか、ホメオパシーセンター英国本部の都築ホメオパスによる統合的検証についての発表がありました。

自閉症をはじめとする発達障害へのZENホメオパシーの応用は日本のみならず英国など海外でも要望が多いと実感されている都築ホメオパス。自閉症のお子様たちは、言語・発達・行動に関する症状だけではなく、腸の問題や骨格・筋力の問題が多いことから、予防接種等の影響に対するレメディーのほか、腸内細菌のバランスを整えるレメディー、骨のサポートレメディーをとりながら運動方法や食生活を見直すことにより、クライアント様の身体や精神面に改善や変化が見られました。体・心・魂の癒しを体験された都築ホメオパスのクライアントの親御さんたちのコメントも発表され、あるクライアント様の描いた絵の素晴らしさに会場からは感嘆の声が沸き起こりました。

自閉症のお子様をもつ親御さんたちは、社会的プレッシャーや自責の念があることで疲弊していらっしゃる方が多いのが現実です。都築ホメオパスはそのような親御さんに対し、「あなたが幸せになることが、お子様の治癒への鍵となります。ご自身のインナーチャイルド癒しをして自分を許し受け入れましょう。」とお伝えしているとのこと。お子様たちの改善の鍵は母親のインナーチャイルド癒しにあるのですね!

そして「起こること」とは、生き方・考え方が間違っていることを教えてもらえると受け止めることの大切さと自閉症を否定するのではなく、愛に変換していくことが大切という、魂の癒しまでも可能にするZENホメオパシーの素晴らしさがしっかりと伝わる、都築ホメオパスからの発表となりました。自閉症などの発達障害を持つ方やご家族様への光明となったことでしょう。

ZENホメオパシー体験発表: 和泉田 聡美氏(CHhomプロフェッショナルホメオパス養成コース在校生)
『ガンの痛みを取り除き、自然死で看取ることができたZENホメオパシー』

由井名誉会長のクライアントである和泉田聡美さんの発表。「ガンの痛みを取り除き、自然死で看取ることができたZENホメオパシー」ホメオパシーを通しての気付き、実感したことについてシェアしていただきました。

すい臓がん肝臓転移のステージ4末期ガンと診断され、手術もできず、抗がん剤治療もできない状態の父に、由井名誉会長からあたたかいお言葉のメールと、レメディーをいただきました。レメディーを毎日父にとってもらうと、痛かった腹痛がなくなったよと喜んでいました。

父は、取り乱すこともなく死を受け入れ、そして穏やかに明け方眠るように自宅で亡くなりました。痛みも一切ない本当に自然で穏やかな死で、人間らしく死を迎えることができました。父は若いころから優秀で、仕事もできる人でしたが、亡くなる前に、「頭がいいだけが、よい生き方じゃないんだ。」と言ってくれました。私の生き方をみてそう思ったそうです。レメディーがはいることで、父と私のインナーチャイルドも癒されたのです。

私は父と同じ臓器、すい臓に腫瘍があります。

由井名誉会長の相談会で、父と私が飲んでいた井戸水が原因とわかり、毎日レメディーだけでなく祝詞般若心経を唱えました。すると不思議なことに、痛みを感じていた腹痛が和らいだのです。レメディーをとり、般若心経を唱え、インナーチャイルドを癒し、豊受の野菜などを食べることを心掛け、病院からはほぼ良性と診断されました。また、ためらっていた手術も、今すぐでなくてもよいといわれました。

由井名誉会長には、私の実家にあった刀の想念を祓っていただけることを引き受けていただけました。3代にわたってどうすることもできなかった刀がようやくうかばれることとなりました。

私は自分の命、身体、心、そして家の問題までも由井名誉会長に助けていただけました。ホメオパシー、インナーチャイルド癒し、祝詞般若心経は、父のすい臓ガン、私のすい臓腫瘍、すべてのことに明るい光、希望をもたらしてくれました。

生き方考え方が間違っていると病気になります。病気に感謝する。それを教えてくれたのは、由井名誉会長、そしてホメオパシーです。自分の病気に向かい合い、インナーチャイルド癒しもしつつ、これからも学びつづけます。

基調講演: 由井 寅子氏(日本ホメオパシー医学協会(JPHMA) 名誉会長、カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー(CHhom)学長、日本豊受自然農(株)代表)
『体・心・魂を癒す未来の医学 ZENホメオパシー①』


今回はカルマの病気についての発表です。カルマとは、行為が未来の苦楽の結果を導く働きのこと。インチャを癒してこの世的価値観を解放していくことでカルマを作らず、善行を積み般若心経を唱えることでカルマを解消することができるということ、霊性向上の大切さを伝えていただきました。

本日は先祖から受け継いだカルマの問題を魂、心、体を癒すZENホメオパシーによって治癒に導かれた2つのケースが紹介されました。

まずは膵臓の腫瘍のケースから。先ほど体験発表を行っていただいたクライアントさんの症例を紹介し由井名誉会長による見解を述べられました。

膵臓腫瘍になった理由としてカルマ的な背景に着目し、井戸水や刀に宿る想念を祓うこと、愛されず否定されたインナーチャイルドを癒すこと、レメディーだけでなく様々な側面からアプローチするZENホメオパシーによって痛みを感じていた腹痛が和らぎ、病院からほぼ良性と診断され、手術は今すぐでなくても良いと言われたとのことでした。

これまで自分自身のインナーチャイルドの問題を分かっていなかったのが明確になり、いい人に見られたいという思いから長年の抑え込んで来た正直な気持ちを出せるようになり本当の自分に気づいたということでした。

2人目のケースは医療ミスにより子供を亡くしたお母さんのケース。

自分を責め、相手を許せない気持ちが強くあるお母さんに寄り添い、自分自身を許すようにと心から伝える由井名誉会長の相談会の様子が流れると会場全体が共鳴し、涙を流す参加者の皆様の様子が印象的でした。

そしてこの方の不当に扱われた子供時代についても話がおよびインナーチャイルド癒しの提案も行われました。

少しずつこの方の雰囲気が緩み、心が楽になり、優しくなって行く中で、新たな命が宿り、母体も安定して出産に向け、お母さんが自分を責める気持ちがなくなって行ったという報告をいただいた素晴らしいケースでした。

こんなに辛い人生でも、人は変われるのです。自分を許し、理不尽な対応をした相手を許そうとしている、本当に素晴らしい。会場にいらしたこの方へ皆様から拍手が送られました。

由井名誉会長の魂の発表、そしてクライアントさんが私達に示してくれた生き方は深く心に残りました。

海外来賓講演: Dr.R.K.マンチャンダ(インドAYUSH(伝統医学)省ホメオパシー中央リサーチ研究所長官)
『インド政府の推進する最新のホメオパシー・リサーチとその成果』

世界最大のホメオパシー大国であるインドでは2014年に現モディ首相内閣により、現代西洋医学の管轄する保健家族省と別に、ホメオパシーやアーユルヴェーダなどの伝統医学を専門とするAYUSH(伝統医学)省が設立され、ホメオパシーなど伝統医学を含めた統合医療を政府が積極推進しています。そのAYUSH省にはホメオパシーの科学的エビデンスのリサーチを担当しているホメオパシーリサーチ中央評議会(CCRH)があり、そのトップであるマンチャンダCCRH長官が第19回JPHMAコングレスのために、インド政府を代表し特別に来日してくださり、来賓講演として、インドにおける国家主導のホメオパシーに関する調査、研究、国際協力の概要を発表。

インドにおいてホメオパシーは、現代医学と同等の教育システムがあること、多岐に渡る調査・研究・臨床が国レベルで行われていること、様々な急性疾患・慢性疾患・難病にホメオパシーが効果的だとそれらの臨床研究・調査から判明したことが報告され、世界各国の国立大学や研究機関と協定を結びホメオパシーをサポートしているという報告もありました。

2018年世界ホメオパシーデイの際には、ベンカイア・ナイドゥインド共和国副大統領が「健康は裕福に勝る。副作用も欠陥もないホメオパシーは全ての家庭療法であるべき。」と明言され、同時に、ホメオパスに対しては、「倫理・規範にのっとって、仕事ではなく使命として、手抜きせず人々の健康に帰依するように。」と鼓舞されたとのこと。

マンチャンダ長官は最後に、「我々は自分の健康のために選択の自由を与えられるべきであり、様々な療法の共存が基本的人権として受け入れられ促進していくような社会にしていかなくてはならない」と力強くおっしゃいました。

インドの現状の報告は、この日本社会においてもホメオパシーや他の自然療法が現代医学と共存共栄している未来が必ず訪れるはずと実感させていただける希望のある報告でした。マンチャンダ長官、ありがとうございました。

1日目総評: 由井寅子名誉会長・松尾敬子大会長

一日目の総評として、来賓のジェイッシュ・ベラーレ博士、R.K.マンチャンダ長官、トレバー・ガン氏および、松尾大会長と由井名誉会長から総評を頂戴しました。

ジェイッシュ・ベラーレ博士より「面白い一日でした。皆さんの発表から力強いパワーを感じ、プロセスも面白かったです。皆さんのクライアントに対する熱意を感じました。また災害対策にも感銘しました。科学の分野において共に研究できればと思います。」

R.K.マンチャンダ長官より「由井名誉会長に招待されたことをありがたく思います。JPHMAのホメオパスの成功に導く症例も感動的でした。ホメオパシーの実践は多様性があり、ホメオパシーの適用の仕方もユニークだと思います。ここで重要なのは研究だと思います。ホメオパシーを使ってどのように治癒されたかが特定できるともっと力強さが出ると思います。」

トレバー・ガン氏より「水のナノの研究は面白かったです。ホメオパシーも希釈しんとうされても物質があるかもしれないという研究に興味をちました。変化に対して対応していかなければならないと思います。わかっていると思っていたこともわかっていないかもしれない。ホメオパシーの希釈しんとうが解明されていないが効果があるということで使っています。ホメオパシーのすごいところはすべてをわかっていなくともそれでも仕事ができるというところです。」

松尾大会長より「今日の症例はどれもこれもすごかったです。全部治していました。様々なケース症例、みな素晴らしかった。今日は素晴らしい密度の濃い有意義な一日でした。ここでの共有した時間は貴重でした。これを皆さん、持ち帰り広めていっていただきたいと思います。」

由井寅子名誉会長より「ホメオパスの職業として、その人を治す仕事は神聖な仕事であり、ホメオパスの使命であると思います。人が人らしく生きるということ、その人の苦しみを少しでも理解し、受け入れることによって、その人にレメディーをあげることができます。言葉のレメディー、愛のレメディー、気持ちのレメディーをあげることができます。私の仕事は素晴らしい職業だと思っています。私はこういう仕事に出逢えたことを心から感謝しています。私はやっぱり人間が好きです。皆、素晴らしいと思っています。後輩たちのケースも素晴らしかったです。よくここまで育って理解しているとと思います。また明日おいでください。」

パーティー: 「海外来賓歓迎・参加者懇親パーティー」

初日のプログラム終了後には海外来賓歓迎を兼ねた参加者懇親のパーティーがおこなわれました。

今回も、アメリカや韓国、東北、九州、沖縄など遠方から参加の方も目立ち、久しぶりの会員同志の懇親やコングレスの初日の感動を分かち合う場にもなりました。パーティーには、主賓の由井寅子名誉会長、松尾敬子会長、インド政府マンチャンダ長官、インドの水科学の研究を発表されたベラーレ博士、トレバー・ガン ホメオパスはもちろん、2日目に発表を行う豊受クリニックの高野弘之院長、日本のフラワーエッセンスについて感動的な発表を行った東昭史さん、正月らしい優雅なアトラクションを披露いただいた雅楽や武楽の皆様をはじめ、各界からの来賓・招待者の皆様、さらにはJPHMA会員、CHhom学生、クライアントさんなど150名ほどの皆様が参加しにぎやかなパーティーとなりました。

今年は松尾敬子大会長の乾杯の発声からスタート。日本豊受自然農の圃場の食材をふんだんに使った豊受オーガニクレスランならではのナチュラル&ヘルシーな料理を皆で楽しみました。新春恒例の由井寅子名誉会長の「書初め」も行われ、今年の言葉は「感情を愛する」と書かれました。「書初め」後のコメントは、本日の基調講演にも通じるインナーチャイルド癒しの最も大切な部分につながる「感情を愛する」ことの大切さのお話しとなりました。

ご歓談の時間には、来賓・招待など参加された皆様や、会員・学生の皆様も次々と、由井名誉会長、松尾会長のもとを訪れ、感動的だった「水科学」の発表や基調講演、会員の症例発表、マンチャンダ長官の発表の感動を分かち合い、記念写真なども楽しまれていました。そして最後に、海外来賓の方々が特別に準備された景品や協賛団体の準備した景品(新商品など)の大抽選会がおこなわれ、会場は大いに盛り上がりました。楽しい会もあっという間。最後は由井寅子名誉会長の三本締めで会は締まりました。