京都シンポジウム

実況報告 午後の様子

ビデオメッセージ
「ともに集まれ!ホメオパシー世界大会」 ICH書記官 スティーブン・ゴードン氏

スティーブン・ゴードン氏

まず、由井会長に対して、日本での素晴らしい貢献に対して感謝の意と今年の10月の日本で行われるICH&JPHMAホメオパシー国際カンファレンスを、ICHと共同で行うことを、由井会長が提案いただいたことに感謝の意を述べられました。

そして、昨年のJPHMAコングレスに招かれて、日本のホメオパスの皆さんのエネルギーの熱意とダイナミックさにただただ感動したことを伝えられました。

最後に、今回の国際カンファレンスでの大きな目的は、世界中のホメオパスが日本で共につながることであると話され、世界の仲間たちが日本へ行くことを楽しみにしている、人、動物、植物に対応できるホメオパシーの有効性を分かち合いましょうとのメッセージをいただきました。

「ホメオパシー自然農業への応用と実践」 ホメオパシー農業従事者 工藤暢彦氏

工藤暢彦氏

「いくらレメディーをとっても食べ物が悪ければダメ。よいものを食べていてもその食べ物にエネルギーがなければダメ。現代の日本の食べ物にはエネルギーがない。だから食べ物を根本から作らなければならない」――由井JPHMA会長のこうした発想から始まったホメオパシー自然農法について、その哲学と具体的な方法が写真やDVDをまじえて紹介されました。
「農業の基本は土づくり」を基本に、農薬や化学肥料を一切使わず、自然の恵みを最大限に活かした作物づくりがすばらしい成功をおさめている様子が語られ、自然と一体となった農業の力強さと可能性を印象づけた発表でした。
畑一面に咲いたカレンデュラの花々や、麦踏みの様子など、四季を通じた農場風景の写真も美しく、今年5月に予定されているという「函南農場・花摘みツアー」に会場の期待が高まっていました。

「心の解放と共に
 子宮等の体の不調が改善したケース」 薬剤師・ホメオパス 山内知子氏

山内知子氏

子宮内膜症と繰り返す扁桃の炎症に悩み続けていた30代女性に、数回のホメオパシー健康相談を実施し、改善したケースが紹介されました。
主訴となる慢性症状はもちろんのこと、マヤズム的背景と深く抱えたインナーチャイルドにも着目し、それらに同時にアプローチするレメディーを出していったところ、クライアントさんの心に変化が起き、フタをして抑えこんできた感情や記憶が出てきたそうです。
痛みにさいなまれ続けていたクライアントさんが、体の痛みから解放されると同時に、心の痛みを抱え込んできたことに自ら気づき、過去の自分と和解することで楽に生きられるようになったそうです。
結果として、当初の悩みだった身体の痛みはなくなって体調がよくなり平均体温も上昇、周囲との人間関係も著しく改善して、本当の夢や希望に目を向けられるようになったとのことでした。
まさに「体の痛みは心の痛み。痛みの真相はインナーチャイルドにあった」事例であり、現代医療の受診・検査とホメオパシーを併用することの有効性が再確認できたケースでした。

「深い落ち込みの暗闇に光を見つけたケース」 ホメオパス 麻野輝恵氏

麻野輝恵氏

胎児期のストレスや、家族環境の問題が成人し自立した後も形を変えて続き感情抑圧と共に身体症状の抑圧によって、ウツとなり自分自身に自信を持てなくなった女性のケースを紹介されました。

健康相談を通してTBRでの選出レメディー、臓器サポートレメディー、介入レメディー、マヤズムレメディー、マザーチンクチャーによって長年の抑圧を取り除いてゆきながら本当の家族・両親・心・身体の問題に自分自 身で気づき、今現在起きている出来事の本質を気づき対処していく作業は深い落ち込みをの暗闇の中を歩いてゆくように大変つらい作業ですが、そこに様々なホメオパシーのレメディーが入ることにより解決の光をクライアントへ届け、一つ一つ問題を見直し解決しながら自分自身の自信、尊厳を取り戻していく様子は、長年凝り固まった感情や身体症状が一枚一枚はがれおちてゆく様子がとてもわかりやすく現れていました。

又、経験によって導きだされた、ジェム(宝石)レメディーのお話・ご説明もありホメオパシーの様々な魅力あふれるケース症例となりました。

「顔面麻痺(ベル麻痺)が改善したケース」
                     運動生理学講師・ホメオパス 増田敬子氏

増田敬子氏

顔面麻痺(ベル麻痺)の病理学的解説、解剖学的解説を含めた考察とホメオパシー的アプローチを合わせたケースを発表されました。

裏切りからのストレスにより、「怒り」・「人間不信」から顔面麻痺になった男性の症状を、TBRによってレパートライゼーションし、その後にハーネマンによって作成された純粋メテリアメディカによる検証を踏まえることによりレメディーのさらなる症状像と有効性、心・身体両方へのアプローチの精度がさらに高まること病理学・解剖学を踏まえた考察と、感情的問題・身体的問題を合わせて考える三次元メソッドとの統合的なアプローチの大切さを説明されました。

わかりやすい病理学的・解剖学的のご説明により、ホメオパシーと現代医療の相互アプローチの大きな可能性を表したケース発表となりました。

「前立腺ガンの宣告を受けたが
 体調が改善し仕事復帰できたケース」 弁護士・ホメオパス 秋山佳胤氏

秋山佳胤氏

前立腺ガンの宣告を受けたクライアントが回復をしていく様子と精神の変化についてのケースを発表されました。

CT検査にて発見された悪性度の高い前立腺ガンを患者の意識を尊重し、本人の自由意思・選択を大切にしながらホメオパシー、食事療法、血液検査、カテーテル等の適切な医療介入を併用し職場復帰までの回復をする様子は人間の中にある、自己治癒力の強さと意識の力を強く感じさせるものでした。

ガンという病気に向き合う為には、今までの生活環境を見直し、食事、運動、思考の癖を変化することが必要であると話し、実際にケースではバナジープロトコルを応用したホメオパシーアプローチにてクライアントが穏やかな思考へと変化していくなど、生き方、考え方が変わって行く様子がとてもわかりやすく現れていました。

現代病である「ガン」をクライアントの意見を尊重し、様々な観点からのアプローチ方法と、現代医療による検査・診断の統合的アプローチの可能性を示すケース発表となりました。

出展ブースからのご案内

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