11月12日 2日目 午前の様子

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一夜明けた12日、昨日とはうって変わって空は晴れわたり、爽やかな朝となりました。

大会二日目は午前9時20分開場。昨夜は20時半過ぎまでの濃密なスケジュールでしたが、そんな疲れなど感じられないほど元気に、来場の皆様が開場早々ぞくぞくと詰めかけ、1階ホールの各ブースはさっそくの賑わいとなりました。

国歌斉唱、JPHMA理事挨拶、1日目ダイジェスト、大会長挨拶

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ドイツ国歌斉唱、君が代斉唱からスタート。

JPHMA秦昭二理事が「ホメオパシーで日本国民そして地球全体に健康と幸福を広げてまいりましょう」と挨拶、次に秋山佳胤JPHMA理事は大会諸注意事項とともに「皆さんの魂からの発表を聞けることをとても楽しみにしています」と挨拶しました。

続いて1日目のダイジェスト映像が会場の大スクリーンに映し出され、昨日の7時間半にわたる興奮と感動を8分間で振り返りました。

由井寅子大会長より

「昨日のJPHMAホメオパスの治癒症例発表では、がんなど難治の症例が治ったケースを見せていただいて非常に感銘しました。また、農業にも、動物にも、環境にも、心にも、さまざまなところにホメオパシーが使われていることがわかりました。『自然に生きる』というのは大きなテーマですが、自分らしく生きるということだと思います。自分が「これは素晴らしいなぁ。やりたいなぁ」と思うものに出合ったときは、それを離さないことです。

私は、体・心・魂を三位一体のものとしてとらえ、この世的生き方に縛られたクライアントの霊性を上げることを目的としてZENホメオパシーをやっています。これで多くの人が治癒していっている事実があります。これは日本独自のホメオパシーといえるでしょう。そして、とても功を奏しています。皆さんもまず試してみてください。

また、皆さんがホメオパシー以外に有効だと思う療法があれば、それらもどんどん取り入れていけばよいと思います。大事なのはクライアントが魂レベルで良くなっていくことです。心や魂が楽になることで、たとえ病気が治らなくても心から感謝するクライアントさんがいるのです。

20年以上の実践と研究の末にZENホメオパシーにたどりついた私は、これをまっしぐらにやっていこうと思います。ロジーナさんもコンビネーションレメディーが必要な時があると言っています。ハーネマンのホメオパシーを基礎としながら、しかし柔軟な頭で現代の病理に合ったホメオパシーを実践していってほしいと思います。さぁ本日も最後まで発表を楽しんで見てください」との挨拶がなされました。

続いて地球ボールのリレーがおこなわれました。

JPHMA認定ホメオパスによる治癒症例発表:
上野仁美氏(ホメオパス、日本ホメオパシーセンター埼玉川越)
「30年以上続く動悸と不整脈が改善し、更に腎臓結石がなくなったケース」

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クライアントは60代女性。動悸や不整脈で何度も病院検査するものの異常は認められず、30年以上も投薬を続けてきました。原因が見えない不安が高じ、死の恐怖で日常生活もままならない状態だったのが、相談会5回、10カ月後には主訴がほぼ全て改善し腎臓結石も消失したというケースでした。

上野ホメオパスはクライアントの訴える症状を踏まえつつ、精神状態や長年の投薬歴も考慮したレメディーを選択。

サポートφチンクチャーは症状の変化に合わせて、心臓用から始めて後に腎臓用へ切り替えました。

当初は自信がなく依存的だったクライアントが、好転反応を乗り越えることで徐々に恐怖を克服し、回を追うごとに自信をつけていきました。

当初、不安が高じていたクライアントの度重なる電話問い合わせに、上野ホメオパスが誠意をもって応え、繰り返し自己治癒力の大切さを説いたこともクライアントにとって大きな支えとなったようです。

クライアント自身が心の奥の「寂しさ」に気づき、その後、長年あった腎臓結石がなくなったという象徴的なエピソードを挙げて上野ホメオパスは、「心の詰まりが体の詰まりを生んだとも言えるのでは」と考察。心・体・魂を三位一体としてとらえるZENメソッドのアプローチが際立ったケースでした。

JPHMA認定ホメオパスによる治癒症例発表:
石川あき子氏(ホメオパス、日本ホメオパシーセンター東京本部)
「電磁波・化学物質過敏症が、心の変化と共に改善していったケース」

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クライアントは30代女性。福島原発事故で恐怖と絶望感に襲われて以来、重度の電磁波・化学物質過敏症で、頭痛、不眠、うつなどの症状に悩んでいたのが、相談会を続けること5回で症状が改善、さらにインナーチャイルド癒しを並行して精神面も解放され楽になったというケースでした。

石川ホメオパスは、原因の一つに出産時の免疫力の低下があるのではと推察、臓器サポートに力を入れるとともに、除草剤や環境ホルモンなどトートパシーのレメディーを積極的に活用して解毒を推し進め、免疫力のアップを図りました。その結果、高熱を出すことができ老廃物の排泄が進んで、一気に治癒が加速しました。

また、クライアント自身がインナーチャイルド癒しに積極的に取り組み、怒りや恨みの気持ちを手放してありのままの自分を受け入れるよう変化したことも、早期治癒に至れた要因となったと述べ、クライアントの意識の変化が症状や治癒に大きな影響力をもつことを強調されました。

「同じような症状をもつ方々の参考となれば嬉しい」と締めくくった石川ホメオパス。電磁波・化学物質過敏症に悩む人の多い現代、多くの人々にとって希望の光となるケースでした。

JPHMA認定ホメオパスによる治癒症例発表:
松尾敬子氏(ホメオパス、日本ホメオパシーセンター埼玉日高)
「糖尿病がレメディーで正常値まで改善したケース」

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クライアントは64歳女性。糖尿病と診断されインスリン接種をしていたものの芳しい改善に至らなかったのが、5回の相談会によって画期的な改善を見せインスリンサポートから脱却、6カ月後には検査数値も基準値に戻ったというケースでした。

松尾ホメオパスは、レメディー投与と同時に正しい食事によって免疫を強化しようと判断。クライアントの訴える身体症状に合わせてレメディーを選択しつつ、ミネラルの吸収不足を考慮して、サポートφチンクチャーで大腸と肝臓を徹底的にサポートしていきました。

クライアントには無添加・無農薬の食事療法を勧め、これが奏功して、だるさがなくなるなど早期に体調が改善、相談会開始から4カ月でインスリン接種が不要となりました。

正しい食とレメディーによって消化器系臓器のはたらきを高めていくアプローチは、ZENホメオパシーの考え方そのもの。松尾ホメオパスは無添加・無農薬の食事の大切さを訴え「同様の改善症例を積み重ねて、この考え方の正しさをより確実なものとしていきたい」と力強く語りました。

食生活が豊かになった反面、偏った食生活や環境毒が原因の生活習慣病が増え、糖尿病は今や患者数300万人を超す勢いと言われていますが、この症例は糖尿病に悩む多くの人々に朗報となるもので、まさに"ホメオパシーには手段がある"ということを実証するケースでした。

記念講演:
東 昭史氏(フラワーエッセンス研究家、CHhom講師)
「日本人の心を癒す日本のフラワーエッセンス」

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今回は、東昭史さんと、浅野典子さんの共著の「ファーイーストフラワーエッセンス ガイドブック」のお披露目の講演となりました。

植物は、霊性的な観点から、人間にも貢献したいという意志をもっている。そのような考え方をもとに、東さんは、日本において、人間の癒しに貢献する花は何かを探し求め続け、ついにその中で選ばれた花々が 今回の21種類の「ファーフラワ-エッセンス」です。

その中から、さらに1年間の12ケ月それぞれに対応する12のエッセンスが選ばれて、各月のファーイーストフラワーエッセンスが誕生しました。

今回、そのそれぞれのフラワーエッセンスの材料となった花々の写真が1つずつ大画面に映し出され、紹介されました。

最後に、このファーイーストフラワーエッセンス誕生にあたって、格別の配慮や助言をしていただいた由井会長への感謝で発表は締めくくられました。

実践発表:
本多勝彦氏(豊受オーガニクスレストラン料理長)
「自然農の畑の食材を活かした和食文化創造への挑戦」

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本人も生まれて初めてという紋付袴の正装で登場。

豊受の農場で作られた自然農のミネラルがいっぱい詰まった濃い味の野菜、この素晴らしい体にもよい素材を活かした料理づくりの醍醐味を話されました。

今回、さまざまな料理の味を際立たせる特製の調味料ということで本多料理長オリジナルの「豊受ばんのうだれ」が紹介されました。

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災害時にも、役立つとのこと、今回のコングレスに合わせ発売開始されました。

最後に、今の豊受農場の旬をとじ込めた料理長の重箱御膳も披露され会場からは拍手がわき上がりました。

インド政府AYUSH省(インド伝統医学省)書記官映像メッセージ
RKマンチャンダ長官SKYPEメッセージ

2日目のみの参加者も多かっため、インド政府 「ホメオパシー科学 -穏やかな治療法-」 日本語版発行のセレモニーとしては、初日に上映したAYUSH省 アジット・M・シャラン書記官からの映像メッセージの上映と、1日目に行われた同文献の発行元であるAYUSH省ホメオパシーリサーチ中央評議会(CCRH)長官のR・K・マンチャンダ長官と、由井大会長との日本語版発行でのSKYPEでのやりとりの映像が上映されました。

本大会の2日間に渡って「ホメオパシー科学 -穏やかな治療法-」の冊子が、JPHMA会員には、無料配布され、コングレス1日目から、その178ページの全ページが、JPHMAサイトに公開されました。

参加になれなかった方も、このインド政府のリサーチ集の文献をぜひお読みださください。なお、アジット・M・シャラン書記官の映像メッセージと、マンチャンダ長官とのSKYPEのやりとりは、1日目の報告も参考にしてください。

認定証授与式・記念撮影

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昨年のコングレス以降に新たに認定を受けた、CHhomプロフェッショナルホメオパス、アニマルホメオパス、ファミリーホメオパス・ホームキットアドバイザー、インナーチャイルドセラピストの方々に対し、由井寅子JPHMA会長より認定証の授与が行われ、代表者の方々に認定証が授与されました。 代表者の方々は認定証を手に、喜びと感謝のコメントを述べました。

○プロフェッショナルホメオパス 進藤美穂子さん

「改めて身の引き締まる思いがいたします。これから私たちはそれぞれの場でそれぞれの課題に向き合っていくことになります。これまで授けていただいた知識、磨いてきた感性を損なうことなく、さらに研鑽を積んでいきたいと思います。諸先輩の方々、よろしくお願いいたします」

○アニマルホメオパス 梶山永江さん

由井CHhom学長
「311の時、この家の犬がまるで地震を察知したかのように体調を崩して、そのおかげで梶山さんご一家は被災から免れたというエピソードがありましたね」

梶山さん
「奇跡の繰り返しのようなことが起こって、身内は津波に遭わずに生き残ることができました」

由井CHhom学長
「それもあなたが本当に動物が好きだったからだね。おめでとう」

○ファミリーホメオパス・ホームキットアドバイザー 重田法子さん

「ファミリーホメオパスコースに入って、私は考え方や価値観が180度変わって楽になりました。心が解放され自分らしい生き方ができるようになったと実感します。ホメオパシーに出合えたことを心から感謝しています。これからもさらに学びを深めていきます」

○インナーチャイルドセラピスト 田村翔子さん

「私には見ないようにしていたインチャがあったのですが、そこに光を当てて見ることができるようになりました。インチャコースで培った技能や知識はホメオパシー相談会にも活かせていて、多くのクライアントさんが楽になったと言ってくれています。講師の先生方、ありがとうございました」

由井寅子CHhom学長は温かい励ましの言葉を贈るとともに、壇上の認定者全員と握手して祝福しました。

ポスター発表

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昼休憩時、大ホールでの症例5分発表と並行して、会場2階ホワイエと1階ロビーでもそれぞれ症例ポスター発表がおこなわれました。

人間、動物問わずさまざまな疾患を治癒に導いた症例53ケースが一斉掲示され、7グループに分かれて同時にポスター発表がスタート。

参加者は興味のあるケースを選んで見に行くという形式で、会場は活気にあふれ、参考になる処方をメモしたり担当ホメオパスに質問したりする姿があちこちで見られました。

各種ブース

休憩時間は1階ロビーの協賛企業ブースが大賑わいでした。
この協賛企業ブースの限定特典もコングレス会場に足を運ぶ大きな楽しみのひとつ。
一部ご紹介すると...

・豊受自然農-自家採取の種の取扱、まくら、万能だれなど加工品各種販売
・CHhomショップ-豊受オーガニクスコスメ20%オフ
・CHhomスクール-願書提出で入学金無料、レメディーマシン、SCIOの特別価格販売
・ホメオパシーセンター本部-無料ミニミニ相談、SCIO体験、優待チケット販売
・ホメオパシー出版-新古本特価セール、新刊セール
・UKショップ-スパジリックTSなどUKショップ限定品販売

豊受あじわい弁当

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「おいしくて感動!」と毎回大好評をいただいている豊受オーガニクスレストラン謹製のお弁当。

今回も豊受自然農のパツパツ元気野菜をはじめとする安心安全な食材を、化学調味料などは一切使わず、本多料理長が美味しい味わい御膳に仕立てました。

「食事とは、安全で、栄養があって、しかも美味しくあるべき。そして見た目も美しく、和の心が伝わるように...」。そんな由井大会長の精神が形となった特製弁当。"コングレスに来てくれてありがとう"のおもてなしの心が詰まった逸品に大勢が舌鼓を打ちました。

気になるお弁当の中身は...

・朝日米の御飯(野沢菜漬け、新生姜、実山椒、ハーブと人参葉ふりかけ乗せ)
・豊受じゃがいもと野菜のコロッケ
・秋刀魚唐揚げとさつまいも揚げ(甘ダレ和え)
・有精卵のだし玉子焼き
・豊受生野菜サラダ(生麻オイルの和風ドレッシング)
・肉なし肉じゃが(じゃがいも、糸こんにゃく、椎茸、人参)
・薩摩芋づるのピクルス
・豊受製黒大豆味噌とお出汁のきいた野菜味噌汁付き

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