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2016年11月22日

今回のコングレスを振り返って(CCRHとJPHMAの交流の歴史)

JPHMA理事 都築明美

この度は、ドイツから3回目の来日となったロジーナ・ゾンネンシュミットさんをお招きしての第17回JPHMAコングレスとなりました。終始ロジーナさんは、「Torakoが体・心・魂の三位一体で治癒している姿に感銘した。日本はこのような先人者がいたことに感謝しなければならない」とおっしゃっていました。由井会長がより高い治癒率を目指し、ZENホメオパシーを作り上げ、食や環境問題にも答えをだし、生きとし生けるものを統合的に見ていくやり方は、世界に類をみないホメオパシーの発展だと心から思います。多くの世界中のホメオパシーカンファレンスを見てきた私が確認してそう言いたいのです。

さて、インドとの交流の歴史を書きたいと思います。

2005年3月、日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)由井会長が、インドのホメオパシーを視察する目的でデリーを訪問した際、Dr. R Kマンチャンダ氏が、Nehru Homoeopathic Medical College and Hospital (NHMC & H)で教授されており、両者の学術交流が始まりました。

2013年10月18~20日、『日印ホメオパシー国際カンファレンス2013 - 国境なきホメオパシー』

2013年10月18~20日、インドのCentre for Advanced Studies in Homeopathy (C.A.S.H.)のサポートを得て、インドのニューデリーにて『日印ホメオパシー国際カンファレンス2013 - 国境なきホメオパシー』が開催されました。C.A.S.H.の協力のもと、その前日の10月17日、Central Council for Research in Homoeopathy (CCRH:ホメオパシーリサーチ中央評議会) とCentral Council of Homeopathy (CCH:ホメオパシー中央評議会)の講堂にて、インドと日本のホメオパシー情勢に関する情報交換をする機会を得ました。ここで、8年ぶりにCCRH長官となられたDr. マンチャンダ氏とJPHMA由井会長が再会しました。

由井会長とJPHMA使節団は、インド政府保健家族福祉省AYUSH局の管轄下の主要リサーチ団体で、「薬効植物の調査、収集、栽培」「薬物標準化」「薬物プルービング」「臨床的検証」「臨床リサーチ」を含むあらゆるリサーチ活動に対し、多角的アプローチを持つCCRHのDr. マンチャンダ長官、インドでのホメオパシー医学教育全てを規定し、承認するCCHのDr. Ramjee Singh会長はじめ、インド政府に務めるホメオパシー高官達に温かく迎えられました。

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由井会長は、日本におけるホメオパシーの目覚ましい発展を報告し、その一つとして、日本でも 2010年に政府が規定する16の療法からなる統合医療の1つにホメオパシーが入ったことが報道されたことも紹介しました。また、日本での医原病や発達障害などの症例集や、東日本大震災におけるJPHMAの支援活動などについても発表しました。

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由井会長のホメオパシーに対する貢献と功績が称えられ、CCHとCCRHから特別な証書が授与されました。C.A.S.H.の代表者より、このような証書がインド政府ホメオパシー機関より送られたのは初めてのことと説明を受け、由井会長はじめJPHMA一同、感激するとともに、大変光栄に感じております。

2013年12月7~9日、『第14回JPHMAコングレス - 愛とサイエンスを融合するホメオパシー』

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このご縁より、JPHMA由井会長は、Dr. マンチャンダ長官に日本のホメオパシーの現場を視察いただくこと、またインドに来ることのできなかった日本人ホメオパスや学生、ホメオパシーユーザー達へインドのホメオパシーについてご紹介頂くよう、2013年12月7,8,9日、明治神宮会館にて開催された『第14回JPHMAコングレス - 愛とサイエンスを融合するホメオパシー』に招聘しました。

Dr. マンチャンダ長官は、ホメオパシー発展に対しての協力には労を惜しまない方で、この来日発表招聘も、急なお願いであったにもかかわらず、由井会長からの依頼に応えるべくJPHMAコングレス参加許可をいただくよう厚生大臣へ熱心に働きかけていただいたとうかがいました。

皮膚科学を専門にするDr. マンチャンダ長官は、ホメオパスとしての心得「ホメオパスは、マテリア・メディカの知識も必要だが、診断された病理についても熟知する必要がある」「患者を治すこと、患者に貢献することが何より大切」と、由井会長と考えを共有されていました。

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また、この時は、Dr. マンチャンダ長官が来日されていることを聞きつけ、インド大使館のパンダ公使が、ウェルカムパーティーに駆けつけて下さいました。パンダ公使は、そこに集まっているJPHMAコングレス参加者の数を見て「日本にホメオパシーがあることは知っていたが、こんな大勢の方が使っているとは驚いた」とコメント下さいました。

Dr. マンチャンダ長官は、由井会長という強力なリーダーシップのもと、日本のホメオパス達が強い団結力で邁進していく姿に共感を示され、「このまま進んで行ってください」と温かいエールを送って下さいました。

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このご縁から、由井会長は、当時の駐日インド大使、ディープ・ゴパラン・ワドワ大使と面会し、日本のホメオパシーについて直接報告させて頂く機会も得ました。

インド政府AYUSH省のNilanjan Sanyal書記官との会合

インドでは、2014年11月9日、インド首相 ナレンドラ・モディ政権の下、伝統医学、アーユルヴェーダ、ヨガ、ナチュロパシー、ユナニ、シッダ、ホメオパシー実践の促進を受け持つ大臣、AYUSH大臣が誕生。過去、AYUSH局は厚生大臣の管轄下に置かれていましたが、AYUSH大臣が独立して管轄を受け持つことになりました。

その約4か月後、2015年2月27日午前9時45分より、インド政府AYUSH省サンヤル長官のオフィスにて、由井会長との会合が開かれました。ともにインドに赴いているJPHMA理事達5名も同席し、これはJPHMAにとって歴史的な瞬間となりました。

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この会合は、Dr. R K マンチャンダ長官、元駐日インド大使、ワドワ大使の推薦、そして、インドのホメオパシー大手企業、Bジェインの教育機関C.A.S.H.のお力添えのお陰で実現しました。

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この会合では、由井会長より日本のホメオパシーの現状についての報告と今後のホメオパシー発展のためにインド政府に協力を求めたいことを伝えました。 サンヤル長官は、2011年東北に大きな被害をもたらした東日本大震災を体験して、由井会長が開発した災害キットについて、素晴らしいキットであるとほめておられました。また、今後の日本のJPHMAとインドとの関係性において、オープンに、ホメパシーの発展にとってさまざまな協力関係について前進させることで応えてくれました。AYUSH省は現在、モディ首相が最も力を入れているヨガについても言及されました。 インド政府AYUSH省とJPHMAをまた一歩前進させる会合となりました。

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同日午後は、CCRH講堂にて、CCRHとJPHMAのジョイントイベント『インタラクティブ・ミーティング』が開催されました。インドからは、Dr. マンチャンダCCRH長官が、インドにおけるホメオパシーの状況概観とインドが提供できることを発表頂きました。日本側からはJPHMA代表として、由井寅子会長が発表を行いました。

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内容は、由井会長がホメオパシーを日本に根付かせてきた歩みを振り返りながら、発達障害などに代表される重疾患に顕著な改善がみられたケースを紹介。さらに、心の癒しや安全安心な食の実践といった、ホメオパシーのみにとどまらないホリスティックな取り組みが重要であることを発表しました。

2015年10月11~12日、『第16回JPHMAコングレス - 病気にならない生き方、食を見直し、心を癒そう!』

そして、2015年10月11~12日に開催された『第16回JPHMAコングレス - 病気にならない生き方、食を見直し、心を癒そう!』での発表と参加を兼ね、日本のホメオパシー情勢を視察するため、再びインド政府AYUSH省の承認を得て、Dr. マンチャンダ長官に来日いただきました。

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由井寅子大会長より、インド政府AYUSH省CCRHマンチャンダ長官に対し、これまでの日本のホメオパシーへの協力と尽力への感謝をこめて、JPHMA名誉会員の称号が贈られました。

マンチャンダ長官からは、インド政府AYUSH省CCRHから、ホメオパシーの普及へのJPHMAの貢献、また世界のホメオパシーに対する由井寅子ホメオパスの貢献に対して記念の盾と記念品とともに、インド政府CCRHが2013年にホメオパシー療法について『Homoeopathy - Science of Gentle Healing - (ホメオパシー科学 ‐ 穏やかな治療法)』として編纂し、公開した書籍が贈呈されました。

ここで由井会長は、このインド政府のエビデンス集を日本語に翻訳し出版することが、日本のホメオパシー普及に繋がるであろう、とDr. マンチャンダ長官と合意します。JPHMAとインド政府AYUSH省CCRHの絆が、また一つ確かなものとなり、日本のホメオパシーにとって、歴史的にも新たなステップアップとなりました。

コングレス終了時には、Dr. マンチャンダ長官より「二日間、さまざまな症例を注意深く聞かせていただき、レベルは違えども処方の素晴らしさに感動しました。さらに学会としての活動の質を高めていくためには、リサーチ研究の要素をプラスするとよいと思います。それはホメオパシー治癒症例ケースのリポートの形式を標準化していくことから始まります。皆さんの学び続ける姿勢に感動しました。インドでは「日本にはホメオパシーは存在しない」と揶揄されたりしますが、日本にホメオパシーは存在する。形は違えど存在します。その形の違うホメオパシーをどのように前進させていくかに着目しています。ここはすばらしい国、すばらしい人、そしてすばらしいホメオパシーが育っている国です」というお言葉を頂きました。

コングレス終了翌日には、静岡県に所在する日本のホメオパシーレメディーやホメオパシー関連商品を製造供給している会社、ホメオパシージャパン(株)、ホメオパシー自然農を実践している日本豊受自然農も訪問頂きました。

Dr. マンチャンダ長官より「ホメオパシーで、農薬の代わりになるものがないかと考えている。ここは由井会長に学ばなければいけないところで、無農薬・無化学肥料で農業を実践し、ホメオパシー、医療、農業を別のものとせず、共通したものという視点で扱っている由井大会長の姿勢が素晴らしい」とコメント頂きました。

そして、2016年12月、インドのケララ州コッタヤムにて、『CCRHとJPHMAのジョイントセミナー』を開催

そして、2016年12月には、インドのケララ州コッタヤムに所在するBehavioral disorders, psychiatric and psychosomatic conditionを専門としているCentral Research Institute of HomoeopathyにてCCRHとJPHMAのジョイントセミナーが開催され、AYUSH省の高官によって、この「Homoeopathy - Science of Gentle Healing(ホメオパシー科学 ‐ 穏やかな治療法-)」日本語版出版のお祝いが成される予定です。

2016年11月22日

今回のコングレスを振り返って(インドからのサポート)

第17回JPHMAコングレス
大会実行委員会

「ホメオパシー科学 ‐穏やかな治療法‐」日本語版の出版

今大会での特筆すべき点としては、インド180年のホメオパシーリサーチ総集編としてのインド政府ホメオパシーリサーチ中央評議会(CCRH)編纂の「ホメオパシー科学 ‐穏やかな治療法‐」が、インド政府の伝統医学(AYUSH)部門の協力を得て、JPHMAとの日本語版共同制作事業が完成し、先月インドで印刷された第1刷が届き、コングレス会場のお披露目ができたことであり、またコングレス初日からJPHMAホームページで全178ページが公開されたことです。

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インド政府からのメッセージ(AYUSH省アジット・M・シャラン書記官)

また前日、国内の急務によりコングレス式典への参加こそ叶いませんでしたが、AYUSH省アジット・M・シャラン書記官が、今回の日本語版出版についての映像メッセージを急遽撮影し、会場で上映されました。省内では大臣につぐ職位レベルの方とお聞きしています。その映像の内容を皆様に紹介させていただきます。

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インド政府「「ホメオパシー科学 ‐穏やかな治療法‐」日本語版発行へのメッセージ
(メッセージ和訳 JPHMA)

こんにちは。 インド政府AYUSH省よりご挨拶申し上げます。

2016年11月11日、12日と 日本ホメオパシー医学協会コングレスが開催される事を知り、大変嬉しく思っています。 このコングレスに関わる皆様を歓迎致しますが、私自身、急な公務と直に開催される国会の為に、参加できなくなってしまい大変残念に思っています。

最も求められているインド政府AYUSH省の文献の一つである、「ホメオパシー科学 ‐穏やかな治療法‐」の日本語版が、この機会に出版公開される事を知り、特に喜びを感じています。

本文献は、ホメオパスにとって信頼できる情報であり、参照リソースとして、効果的です。本書はホメオパシーのインフラ(基礎構造)、教育、研究、世界的な状況に関連するさまざまな側面の情報を、見事にまとめあげています。本書の最も貴重なことは、これまでにホメオパシー研究中央評議会(CCRH)によって行われた重要なリサーチや、他で行われた顕著な特徴を持つリサーチの記録(研究結果を含む)がまとめられたという点です。

本書がさまざまな外国語に翻訳され、より幅広い読者に読まれる事を喜ばしく思います。 日本の読者の皆さまが、この新版の内容が前版のように充実して有益であることを理解し、ご友人や同僚達へしっかりとした自信と信頼をもって、この文献を紹介されることを願っています。

ここインドにて、JPHMAコングレスの成功をお祈りすると共に、このコングレスが、日本だけでなく世界中への更なるホメオパシーに参照され、有益な成果を持たさせる事を願っています。 ありがとうございました。

インド政府からのメッセージ(AYUSH省CCRH マンチャンダ長官)

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マンチャンダ長官とのSkype中継

【 司会 】
CCRHインドホメオパシーリサーチ研究所のマンチャンダ長官とSkypeを繋ぎまして、ここでマンチャンダ長官からメッセージを頂戴したいと思います。ではよろしくお願いいたします。

【 由井 】
マンチャンダさん、今日はわざわざインドからスカイプをしていただき、どうもありがとうございます。

【 マンチャンダ長官 】
みなさんとこうしてお話しできることを私も感謝しております。

【 由井 】
ここには今日、400名近くのホメオパス、それからホメオパシーを愛する方々が集まっています。

【 マンチャンダ長官 】
皆さんようこそいらっしゃいました。

【 由井 】
今度この「ホメオパシー科学 ‐穏やか治療法‐」の文献がインド180年のリサーチを元に、例えば、関節炎にはこのレメディーがよいとか、アトピーにはこのレメディーがよいとか、歴史の検証に耐えてインド政府のリサーチを元に作られた文献として日本語に訳されたことは、日本の180年先の歴史をいっているインドのホメオパシーの実力であり、その内容を読ませていただきました。

【 マンチャンダ長官 】
今回JPHMAの皆様にとって、この本が非常に有効利用出来る本になればと願っています。日本のホメオパスの勉強のベースになればよいと思っていますし、インドがホメオパシーに対し持っている識見についても多少なりとも理解していただければと思っています。そしてもう一つ皆さんに理解していただきたいのは、インドにおいてもホメオパシーを政府に認めて頂くまでのプロセスは非常に大変だったという事実です。これを同時に理解していただければと思っています。そしてこの文献だけに限らず、私たちの文献リストの中には、インドにおけるホメオパシー教育の仕方、ホメオパシー研究の内容などもありウェブサイトで公開しています。しかし残念ながら英語の文書です。インド政府が色々とこれまで勉強してきたこと、学んできたことがあります。もしよろしければそちらの文献も日本語に訳していただき、活用していただくことも私たちにとっては喜ばしいことです。

【 由井 】
私たちが日本でやらなければいけないことは、インドのようにホメオパシーが国に公式に認めてもらえる形にもっていくということが、病気で苦しむ方々にとって、子供のケアをする母親にとってとても大切だと思います。今、世界広しといえどもインドの国のようにホメオパシーがこれほど受け入れられている国はありません。インドが経験してきたプロセスを私たち日本も通っていかなければならないのだと思います。もちろんホメオパシーはドイツ発祥で、ヨーロッパでとても盛んであります。しかしインドのように国をあげてホメオパシーを守って行く、ホメオパシーを推進するという国は本当に、世界広しといえども珍しいです。だからこそ私は、インドとの提携、インドのホメオパシーのやり方を学ぶことが重要と言ってきました。そしてインドがどのようにして国に認めて貰っていったのかというプロセスを知るという事がとても大事で、この5年間ほどの間にインドとの日印コンファレンスを実施してきました。お陰様で、AYUSH省の方に、日本のホメオパシーと日本ホメオパシー医学協会の取り組みをここまで分かっていただけるところまできました。

今度の12月に私たちJPHMAが再びインドを訪問します。その時には、またマンチャンダさんにお世話になります。又、AYUSH省の方にお世話になります。このように国をあげて私たちを歓迎していただいていることもよく分かります。ですから、私たちもインドでの最大ホメオパス団体の1つで、2000名のインドのホメオパシー・ドクターが集まるHMAIのコンファレンスに参加しJPHMAを代表し、私は40分発表する予定です。また、インドホメオパシーの発祥の地ケララ州のCCRHのコンファレンスがあり、ここでは私以外のJPHMA会員の発表もある予定ですね。この2つのコンファレンスに向かって12月にJPHMAのメンバーと一緒に行きますのでどうかご指導くださいませ。

【 マンチャンダ長官 】
私たちもケララ州のCCRH研究所でのコンファレンスでは、包括的なプログラムでのセミナーを用意して、皆さんをお待ちしております。教育からAYUSH省の政府の部分など、かなり盛りだくさんのプログラムを用意してお待ちしておりますので、ぜひお越しください。

【 由井 】
この様な働きになったのもひとえにマンチャンダ長官のお陰であります。本当にありがとうございました。皆さん拍手をお願いします。(会場内大きな拍手)

【 マンチャンダ長官 】
そして、由井大会長に対しても日本でここまでホメオパシーを発展させたことに私たちもすごく驚き、そして敬意を表しています。ありがとうございます。

【 由井 】
ありがとうございました。

【 マンチャンダ長官 】
ありがとうございました。

「ホメオパシー科学 ‐穏やかな治療法‐」日本語版 まえがきの紹介

また、私が「ホメオパシー科学 ‐穏やかな治療法‐」に日本語版前書きに書いた文章を紹介させていただきます。

「日本語版の出版にあたって」

本書は、Central Council for Research in Homoeopathy (CCRH:ホメオパシーリサーチ中央評議会)が中心となり、何十年もかけて動物、植物、微生物、そして人体でレメディーやマザーチンクチャーの効果や効能の科学的実験や臨床実験を行っていますが、その結果をまとめたものです。

この結果を見たらホメオパシーに否定的な人や懐疑的な人も、考えを変えることになるでしょう。がんや膠原病などの難病や伝染病にもホメオパシーの効果があることを証明したことは、人類に光を与えるものです。

これだけの研究を可能としたのは、インドが国をあげてホメオパシーを推進してきたからです。そして2014年11月9日、インドはアーユルヴェーダ、ヨガ、ホメオパシーを含む伝統的自然療法を重視し、AYUSH省を確立しました。

多くの国ではホメオパシーのような優れた治療法は反対勢力によってなかなか広がっていかないのが実情です。しかし、インドはそのような勢力に負けない底力をもっている国だと改めて思いました。そしてその力強さの源は、国民一人一人がやはり、何が自然か、何が正しいかということを直感的に理解していることにあるのではないかと思います。そしてその背景にあるのは、信仰心ではないかと思います。もちろん、そのインド国民の代表である指導者もマハトマ・ガンジーに代表されるように真実を見抜く力があり、それゆえ、ホメオパシーを高く評価、擁護してきた歴史があるからであります。そしてその恩恵はインド国民に還元され、魂・心・体を三位一体で癒すホメオパシーによって自然さを維持してきたのでしょう。

このようにホメオパシー大国であるインドだからこそ可能となった数々の実験により蓄積したエビデンスは、世界のホメオパシー事情を一変させるだけの力をもった財産であると考えます。この宝は世界各国で利用することができます。日本でも利用することに快く承諾いただくことができました。本当にありがたいことです。ここに晴れて『ホメオパシー科学 ‐穏やかな治療法‐』日本語版を上梓できることを何よりも喜ばしいことと感じております。

人類が心も体も健康に生きるために必要なことは、いかにして自己治癒力を高め自分自身を愛するかにかかっています。それを推進するホメオパシーが本書の出版を契機に日本でも広がっていくことを心から願っています。

最後に、CCRHの長官であるDr.マンチャンダ氏は日本のホメオパシーの推進に大きく貢献していただき、JPHMAとCCRHの絆を深めてくれました。
本当にありがたく深く感謝しております。

日本ホメオパシー医学協会会長 由井寅子

2016年11月21日

今回のコングレスを振り返って

第17回JPHMAコングレス
大会長 由井寅子

心、魂まで治せるホメオパスをこれからも育成したい

私たちJPHMAのホメオパスは自己治癒力を触発し、自らが健康になることを推進し、やっと20年経ちました。この会は17回になります。改めて今、私たちがやってきたことは間違いないと確信しております。人には自己治癒力があります。その治癒力を使って自らが治る、自らの足で立つ。自立する。これが大変大切な事だと思っております。そして今、30年。ホメオパシーを体験した私は人間というものは、魂、心、体は、三位一体であるとつくづく思います。生き方、考え方が間違っていれば、それを示すように人は体の病気になっていきます。
ですから、ホメオパスは病気を治すだけでなく、心、魂、そこまで治せるようなホメオパスになっていただきたいと心から願っております。

難病治癒も含め、ステージ、ポスター発表とも会員の学術発表レベルの向上が顕著

今回のコングレスを通して大変嬉しかったことは、私の弟子にあたるホメオパスたちも治癒に導けるように切磋琢磨しており、メインステージでの発表に限らず、休憩時間などに、ポスター掲示されている会員のケースを見ていて、私でもなかなか治癒に導けないような難病のケースでも次々と成果を出していることに驚きました。ここ何年かのホメオパスのレベルの向上には目を見張るものがあり、来年は、全員がステージで発表してもらおうと思っています。

そして、世界のホメオパシーを知るドイツからの来賓のロジーナ・ゾンネンシュミット博士からも、「JPHMAのように、これだけ難しい様々な病気に対してこんなに早くホメオパシーで成果をあげているグループは実は世界に類をみない。もっと自分がやっていることに自信を持ってほしい」とのお言葉を頂きました。

今からでもいいケースを持たれている方は応募し、晴れのステージに登壇し、発表をしましょう。まさに「すごいぞホメオパシー」でなく、「すごいぞJPHMAホメオパス達」ですね。

自らの体験を勇気を持って話してくれたクライアントさんへの感謝

今回は、ZENホメオパシーを使った私の3人の健康相談のクライアントさんが、登壇しました。

  • 「脳性まひの息子と生きた6年間 この人生で伝えたいこと」
  • 「事故で失われた体の自由をホメオパシーリハビリで取り戻して」
  • 「子供へのホメオパシー ホメオパシー健康相談により、子供の足の症状が改善していく様子を体験して」
自らの体験した真実を語っていただきました。みなさんホメオパシーを使って体が回復して症状が楽になったことを喜ばれていました。

また、パネルディスカッションに登壇いただいた杉田かおるさんも、今回は自らのホメオパシー体験を語っていただきました。
このようにホメオパシーを使ってよくなったクライアントさん自身が、ホメオパシーの真実を語っていただくことは、ホメオパシーを自信を持てるものとし、サポートしてくれます。勇気を持って、話していただきましたクライアントさんには、心より御礼申しあげます。

JPHMAとして日本のリサーチを蓄積し、公開していく重要性

日本政府はまだ、インド政府のように ホメオパシーを人々の健康向上に活かすため、ホメオパシーを推進し、ホメオパシーの有効性を科学的に解明する科学的なリサーチも行っていませんので、今後もインドが行ってきたようなやり方も参考にし、ホメオパシーリサーチ中央評議会(CCRH)ならぬ日本版のホメオパシーリサーチ日本評議会JCRHのような会員の学術成果やインドなどの学術成果から、蓄積し、翻訳し、それをまとめて、人々に公開していくような活動もゆくゆく担っていかなければならないかもしれません。

インド政府からのサポート

今、インド政府が私たちの活動に対してサポートをしようと言ってくれています。これは誠にありがたいことです。そして大変嬉しいことに、今回のコングレスでインド政府AYUSH省ホメオパシーリサーチ中央研究所(CCRH)発行のホメオパシーリサーチ集『ホメオパシー科学 ‐穏やかな父療法‐』日本語版出版の会員へのお披露目と日本の皆様へのJPHMAホームページからのインターネット公開が実現しました。

今回のコングレスでの出版記念式典に、インド政府AYUSH省のアジット・M・シャラン書記官からの映像メッセージを賜りました。

昨年コングレスで来賓講演をいただきましたCCRHのマンチャンダ長官からは、コングレス会場とSkype中継でインドAYUSH省を結び、インドからお祝いのコメントを頂くことができました。

そして12月にはインド政府からJPHMAが招待され、インド南部ケララ州でCCRHとの合同カンファレンスが開催され、その場で、出版記念式典が開催されます。

インドのように第一医学とまでは言えませんが、ホメオパシーが日本でも統合医療の中で主流な医療になっていくと、人々がもっともっと健康になるのではないかと心から思います。 なぜなら自然な自己治癒力を使うからです。自然な医療、自然な食、自然なものの考え方、自然な心というのは切っても切れないものだと思います。

このように、ホメオパシーを政府が全面的に推進・サポートする大国インド政府とJPHMAの協力事業の成功は、10数年前の大地震でのインドのホメオパシー協会からの緊急支援要請でレメディー購入費用を送って以来、地道に友好・学術交流をJPHMAがインドのホメオパシー関係者と続けてきた努力が実を結びました。皆様とも今回の成功の喜びを分かち合いたいと思います。

ドイツからの来賓、Dr. ロジーナ・ゾンネンシュミット氏

今回のコングレスでは、ハーネマンの生誕の地、その近くにお住みになっているドイツ政府認定ハイルプラクティカーのロジーナ・ゾンネンシュミットさんをお招きし、コングレスの翌日の認定校カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー(CHhom)での海外講師招聘講義と合わせ、「燃え尽き症候群をホリスティックに治療するには?」「加齢でも元気でいる緊急トリートメントとは?」という大変興味深い、ホメオパシーのみにとどまらず、ホリスティック、統合医療的なアプローチを学ぶことができました。

ロジーナさんも仰っていましたが、一般的に まだ多くのホメオパスは、保守的であり、1粒レメディーを与えただけで何か月もみない、クライアントにレメディー名すら教えない方も多いそうですし、また、食事や心の問題や体を動かして健康を目指すような総合的に取り組んでいるホメオパスは欧州でもまだまだ少数派です。ドイツ人シュスラー博士が開発した生命組織塩、ミネラルバランスをサポートするホメオパシーについても異端派としれている状況です。そういった中でも、ドイツでも、食、栄養の問題から取り組み、人が幸せになるように 心、インナーチャイルドのような問題も含めての取組み、さらに体を動かすことや笑いで健康になるロジーナさんの団体の活動はとても先進的であり、このような団体ともつながっていくことも大変よいことだと思います。

「農業」「環境」「食」が自然になると皆が幸せになる

ホメオパシーは、地球レベルで全世界に広がっている療法であり、JPHMAの活動は世界に広がっております。また、世界のホメオパシーが日本にも来てくれる。こうした状況で、ホメオパシーで手を繋いで、「食」から「環境」から「農業」から「生きること」から「心のインナーチャイルド」から、全てを含めて総合的に人を治していけるようなそうしたものに成りたいと20年頑張ってきました。

東日本大震災を経験し、震災から自然型農業での日本復興を掲げ、2011年11月に日本豊受自然農が設立され、5年目という節目のタイミングでの大会となりました。私たちの身体を創る「食」が、安心安全で栄養・ミネラルにあふれるものでなければ、健康は望めません。今や、食がおかしくなり、その大本となる農業、さらに命の源となる種までがおかしくなっています。そのため、「自然な種、自然な農業、自然な食」を取り戻すことがとても重要であり、初日の基調講演、また、食と農業への取り組み事例として、自家採種、自然農、六次産業化、そして豊受オーガニクスレストランについての発表が行われました。

さらには、私の夢でもあった日本の花々からつくられた21種類のフラワーエッセンスが揃い、東昭史さんと浅野典子さん共著の「ファーイーストフラワーエッセンス ガイドブック」が出版され、コングレスのプログラムの中で、その出版記念を兼ねた発表を東昭史さんが行いました。選ばれた21種の花の映像とともに、さらにその中から日本の12の月を代表する季節のエッセンスの花が大画面に映し出された時も、豊受の農場が映し出された時も何故か涙があふれました。植物が『私たちは人間に貢献したい』という声が聞こえたように思えたからでしょうか。ありがたくて感謝の涙となりました。

まずは自分自身のインナーチャイルドを認め、癒そう

ロジーナさんも講演されたように、自分のインナーチャイルドで燃え尽き症候群にならないようにしていただきたい。自分はがんばらなければ愛してもらえないのだと思って、私も頑張ってしまい、潰瘍性大腸炎になりました。自分はダメだから頑張るという底辺では、あなたは燃え尽き症候群になって終わりでしょう。自分をよりよくしたいから、外に原因を見つけるのではなく、自分に問いかけ自分を慰め、頑張ると言うものを底辺にしていただきたいと心から思うわけです。それには一人一人が感情が出るたびにインナーチャイルドを癒していただければなと願っております。

JPHMAのホメオパシーを理解し、患者さんをサポートしてくれるクリニックの有難味

日本でも、欧米やインドのように、自然療法にも理解を示してくれる現代医学の医師や医療関係者の方が徐々に増えてきています。こういった中でも大変心強いのは、今回発表を頂きました『医療法人豊受会 豊受クリニック』の高野弘之院長のように、現代西洋医学、ホメオパシー、他の代替療法、それぞれの得意・不得意な面を理解し、しかもホメオパシーを尊重し、患者さんの立場に立って、統合医療的な視点でサポートしていただける医師の存在です。高野先生が患者さんに薬や注射を使わずにすんでいるからです。また、薬や注射をなるべくしたくないという高野先生の心の素晴らしさはお金には変えられませんね。
私たちは、今後とも現代西洋医学をはじめ、他の代替医療をしっかりと理解し、患者の健康を真にサポートする療法家の立場に立って、ホメオパシーの普及を進めていきたいと考えております。

最後に

あらためて、発表、登壇いただきました皆様、来賓をはじめ、お集まりいただきました皆様、また、大会の成功を様々な形でサポート頂きましたボランティア、大会運営を裏方として尽力いただきました協賛団体スタッフの皆様に、心より厚く御礼を申し上げます。

日本に この素晴らしいホメオパシー療法が根付くよう、JPHMA会員、とらのこ会員、もちろん一般のみなさまにも、さらなるご協力をお願いしたいと思っております。

2016年11月19日

第17回JPHMAコングレス開催報告と御礼

2016年11月吉日

「自然に生きれば、幸せになる」
- 自然な食・自然な農業・自然な心・自然な医療を取り戻そう -
第17回JPHMAコングレス開催報告と御礼

平成28年11月11日、12日、東京の世田谷区民会館で行われた第17回JPHMAコングレスには、11日は400名、12日は500名、両日でのべ900名の方にお集まりいただき、発表者やブース、協賛団体スタッフなど含め両日のべ約1000名での開催となりました。

特筆すべきは、インド政府が日本のホメオパシーを応援していただき、インド180年のホメオパシー研究をまとめた『ホメオパシー科学 ‐穏やかな治療法‐』が出版・公開され、コングレスのプログラムとして実施された出版記念のセレモニーで、インド政府の伝統医学省にあたるAYUSH省のアジット・M・シャラン書記官とインド政府ホメオパシー研究機関のCCRHの長官であるR・K・マンチャンダ博士から同時SKYPE中継でお祝いの言葉をいただけたことは、日本のホメオパシーの発展につながる素晴らしいことです。12月には日印共同コンファレンスがインドのアーユルヴェーダ発祥の地、ホメオパシーの大変盛んなケララ州にて開催されます。

また、JPHMA認定会員ホメオパスによる治癒ケース発表や、ポスター掲示発表も含め、ZENホメオパシーを使って、難病のケースを短い間に治癒に導いており、会場から驚きの声が出ていました。また食改善や、インナーチャイルド癒しなども含め、病気を治すだけでなく、心、魂、そこまで治そうとする愛ある治療家の姿勢が感じられ、JPHMA認定ホメオパスのレベルアップを大変嬉しく思いました。

今大会のゲストであるドイツ政府認定ホメオパスのロジーナさんの「燃え尽き症候群をホリスティックに治療するには?」「加齢でも元気でいる緊急トリートメントとは?」は翌日の海外講師講演も含め素晴らしく、現代の働き過ぎや加齢で体力を失っている方々に必見のケースでした。更に、高野弘之豊受クリニック院長、吉良さおりVeggy編集長、フラワーエッセンス研究家の東昭史さんの講演やパネルディスカッションに登壇された女優の杉田かおるさんのホメオパシー体験についてのシェアも心を打つもので、農業や食に関する豊受自然農の実践発表など、体も心も魂も自然な生き方をすると云う全てテーマにつながった素晴らしい発表でした。また、ロジーナさんのパフォーマンス、津軽三味線の山本竹勇さん、インドの伝統楽器シタールの井上憲司さん、国際的にヴァイオリニストとして活躍されているRAH 英国校卒業生の加納伊都さんとジョイントでのアトラクションも心に響きました。そして、難病で苦しんできた私のクライアントが勇気を持って、ホメオパシーの真実を体験談としてシェアしてくれたことも大変有難ったです。お陰様で、JPHMA年間最大のイベントとしても大変盛り上がり、様々な面で感動的な大会となりました。

これも、今回、コングレス成功にご協力いただきました皆様1人1人のご理解、ご協力の賜物であり、心より厚く御礼申し上げます。

私は、来年は10月にルーマニア、ドイツ、オランダ、イギリスと4ケ国に招かれ、ZENホメオパシーで治癒に導いたケースを発表します。インドだけでなく、ヨーロッパでもZENホメオパシーが認められ、とても嬉しく思います。これも日本の難病を持つ患者が私たちホメオパスのところに来てくれたことを心から感謝しております。ホメオパシーはハーネマンをベースとしてそこから現代に合わせて前進していかねばなりません。

その報告会も兼ね、来年も11月にJPHMAコングレス開催を予定しております。皆様とJPHMAコングレスでお会いできることを楽しみにしています。そして自然な生き方、考え方をモットーに健やかにお過ごしください。

第17回JPHMAコングレス
大会長 由井寅子

▼リンク

▼インド政府AYUSH省ホメオパシーリサーチ中央研究所(CCRH)発行のホメオパシーリサーチ集『ホメオパシー科学 ‐穏やかな治療法‐』日本語版が公開されました。
▼両日の報告と参加者の感想が 大会特設サイトに掲載されました。
▼環境農業新聞に第17回JPHMAコングレスの特集記事が 7ページにわたり、掲載されました。
▼祝!『ホメオパシー科学 ‐穏やかな治療法‐』日本語版公開
ワールドワイドホメオパシー インド特集

2016年11月12日

第17回JPHMAコングレス 大会の様子を掲載します。

第17回JPHMAコングレスの
開催の様子を当ホームページで掲載します。

20161112_s.jpg

開催の様子

2016年10月25日

会員ケース発表者のプロフィール、発表内容の概略を一部掲載しました。

会員ケース発表者のうち、プログラム内のステージ発表者(10~15分発表)のプロフィール、および発表内容の概略を掲載しました。

そのほかの発表者につきましては、順次掲載していきます。しばらくお待ちください。

2016年11月11日(金)

2016年11月12日(土)

2016年10月25日

プログラムを更新しました。
(11/12午後 メインステージ、2Fホワイエ発表者及び1Fロビーでのポスター発表者が決定)

プログラムを更新しました。
11/12(土) 13:40~14:20 に行われる
「治癒症例・実践事例発表」のメインステージ発表者、2Fホワイエ発表者、及び1Fロビーでのポスター発表者が決定しました。
メインステージ、2Fホワイエでの発表は、いずれも パワーポイントをした発表になります。

※タイムスケジュール、プログラム内容、講演者等は変更になる場合がございます。
また発表者等の最新情報は、随時更新して参ります。予めご了承ください。

2016年10月17日

両日のプログラムを更新しました。(メインステージ発表者が決定)

コングレス両日(11/11(金)、12(土)のプログラムを更新しました。
※タイムスケジュール、プログラム内容、講演者等は変更になる場合がございます。
また発表者等の最新情報は、随時更新して参ります。予めご了承ください。

2016年10月 7日

ロジーナ・ゾンネンシュミット博士より、1日目講演内容についてメッセージを頂きました。

第17回コングレスで両日講演されるロジーナ・ゾンネンシュミットさんから
初日の講演テーマ「燃え尽き症候群をホリスティックに治療するには?」の内容について、メッセージをいただきましたので紹介します。

初日の講演テーマ「燃え尽き症候群をホリスティックに治療するには?」

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この講演会に参加されますと「燃え尽き症候群で苦しまれている方々をホリスティックな方法で治癒に導く助けができる」ノウハウと自信を得ることができます。

この疾患は実はわかりにくいものなのです。というのも病気が複雑ですから、自己治癒を活性化させる戦略に対して、創造力と論理的な計画が必要とされるからです。

療法家は、そのクライアントに現れている多くの症状をみることを通して、それが、燃え尽き症候群の肝臓タイプなのか、腎臓タイプなのかを解明し、その背後にあるクライアントが身に着けてきた葛藤を理解する事が出来ればいいのです。

ドイツで 私達は「燃え尽き症候群」を癌と同じように扱うことで、良い結果を出しています。

燃え尽き症候群のクライアントは、価値観に縛られたり、仕事や人のせいにして、自分の人生を犠牲にしているからです。

彼らは、仕事中毒で、自分の生活のリズムを失っています。今回の講演会では、わかりやすい症例を交え「燃え尽き症候群」を如何に扱えばよいかについて、お話しします。

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ロジーナさんは、2日目には「加齢でも元気でいる緊急トリートメント」を講演します。
そしてコングレスの2日間では伝えられなかった、ホメオパスが「燃え尽き症候群」のクライアントを治癒に導いていったり、加齢でも元気でいられるような緊急トリートメントを行う上で、療法家が知っておく必要がある部分にまで掘り下げて、11/13 のアフターコングレスでは講義をされます。どうぞお楽しみに。

2016年10月 6日

学術発表・応募テーマ一覧(2016年9月30日時点)

学術発表応募の一覧です。60ケース以上の応募がありました。

発表は、メインステージでの15分発表、及び5分発表。
2Fホワイエ、1Fロビーでの5分プレゼンテーションを予定。

応募受付テーマ一覧(2016年9月30日時点)

  • 30年以上続く動悸と不整脈が改善し、更に腎臓結石がなくなったケース
  • 20年間の便秘が改善して妊娠したケース
  • 犬の直腸癌が消えたケース
  • 動物相談42例から見えたアニマルホメオパスに求められること
  • 毎年繰り返す皮膚炎が3回で改善した、犬(メス)のケース
  • 水頭症の手術をホメオパシーでカバーしたケース
  • 妊娠中に死亡した胎児を自然に出したケース
  • 20年以上常用してきた頭痛薬をやめられたケース
  • ベーチェット病による大腸の潰瘍が治癒したケース
  • 「お母さん抱っこして」インナーチャイルド癒しの限界と無限の可能性
  • ステロイド・抗生物質のレメディーで皮膚症状が改善した男児のケース
  • PMS・生理痛で20年間鎮痛剤を手放せず卵巣嚢腫まで患ったクライアントが 2回の健康相談で改善した事例
  • 幼児における幻覚様症状へのホメオパシーでのアプローチ
  • 繰り返す不調のため自分の身体にコンプレックスを持っていた母親が ホメオパシー相談によって自分を信頼しアトピーが改善したケース(1)
  • 繰り返す不調のため自分の身体にコンプレックスを持っていた母親が ホメオパシー相談によって自分を信頼しアトピーが改善したケース(2)
  • アトピーのケース  ワクチンの害に反応したケースが結果、母親の妊娠中の悲しみのレメディNat-mで改善したケース
  • 先天性歩行障害の子猫のケース
  • とびひのレメディーを使うことでアトピーが改善していったケース
  • Lac-leonを中心に猫科のレメディーと補完する犬科のレメディーのケース
  • 知的障害の子どもを通して、家族全員がホメオパシーを取り入れていったケース
  • 亡き父から託された重圧。誰もが「とと姉ねーちゃんにはなれない」 深い苦しみをひも解いたAlum。インナーチャイルドの解放と共に軽減したむち打ち
  • 子宮内避妊具ミレーナで4年間月経を抑圧していた子宮腺筋症が改善したケース
  • 小柄で身長が低い男子中学生のケース
  • スポーツにおける筋、腱、靭帯のケガや不調のホメオパシーサポート
  • インナーチャイルド癒しを通じ、歯肉炎が改善したケース
  • 遺伝性の多発性嚢胞腎の腹部膨満が改善したケース
  • 帯状疱疹後の神経痛と慢性不眠が改善したケース
  • 不定愁訴が改善し仕事への意欲を取り戻したケース
  • 輸血の害による皮膚疾患
  • 先天性の斜視と毎日の夜尿が改善したケース
  • 多すぎる薬を徐々に減らし服用を抑える事ができたケース
  • 円形脱毛のケース
  • 重度の便秘のケース
  • 攻撃性のある猫のケース
  • 精神安定剤や睡眠剤を断薬しているケース
  • 今まで味わったことのない幸福感に満たされたケース
  • 不妊が改善し妊娠したケース
  • 妊娠前準備のためのアレルギー体質改善で喘息の薬から解放され妊娠したケース
  • 登校拒否の女児をホメオパシーでサポートしたケース
  • アメリカ産サプリメントの過剰摂取で極度の不眠症と過眠症のベクトルの違う症状になった夫妻が 同種レメディーで完治した例
  • 息子の自殺企図、未遂をきっかけに断薬に向けてセルフケアができたケース
  • ホメオパシーの美容への応用~豊受自然農カレンデュラハーブ蒸し風呂の素晴らしい効果~
  • アマルガムガムの害、10年以上にわたる激しい頭痛がホメオパシーでアトピーとして排出され緩和したケース
  • 重篤な子宮蓄膿症で余命3日と宣告された瀕死の柴犬がホメオパシーで一命をとりとめ健康体を取り戻したケース
  • 自閉症がホメオパシーZENメソッドで改善したケース
  • 長年常態化した、空咳が改善したケース
  • 顔面神経麻痺がほぼ治癒したケース
  • 口臭・チックのケース
  • 受験生の勉強へのやる気があがり、集中力が上がったケース
  • 老眼、逆流性胃腸炎などの女性のケース
  • 甲状腺機能亢進症(バセドー病)の治癒
  • 卵巣嚢腫が消失したケース
  • 女児の低体温がホメオパシーで改善したケース
  • チワワの変形性股関節炎が改善したケース
  • 風邪薬長期服用による肝機能数値の悪化が改善したケース

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