英国スクーリング3日目 「ロイヤル・ロンドン・ホメオパシック・ホスピタル見学」
ロイヤル・ロンドン・ホメオパシック・ホスピタル見学
午後の講義はバスに乗ってロイヤル・ロンドン・ホメオパシック・ホスピタルに向かいました。我々を歓迎するかのようにロンドンの空は雲1つない快晴の天気になりました。
我々を温かく出迎えてくれたのは、医師からホメオパスに転向したサラ女史。初めにロンドン・ホメオパシック・ホスピタルの歴史の講義がありました。1848年。ハーネマンによって結核が癒されたドクタークィーンが、ホメオパシーの治癒力に感銘を受けドイツで本格的にホメオパシーを学び英国に持ち帰った事から始まるそうです。ホメオパシーはイギリスで大きな反響を呼び、2~3年後にはホメオパシック・ホスピタルは建物が手狭になり、1950年代から規模を拡大し現在の場所にホスピタルが建てられたそうです。それ以来、英国王室はホメオパシーを全面的に庇護しており、エリザベス女王の主治医がホメオパスであるお話や、チャールズ皇太子のホメオパシーにまるわる逸話に、学生達は笑みをこぼしておりました。
また、英国ではホメオパシーを科学性について検証が繰り返されており、2重盲検査でもホメオパシーの有効性について十分な結果得られているにもかかわらず、ホメオパシーの地位を失墜させようとするグループにより、笑うしかない程あの手この手でネガティブな政治戦略が繰り返している裏話を聞かせていただく事ができました。
講義の後は病院内の見学が行われました。19世紀に建てられたレンガ作りの建物の内部は、驚くほど近代的に改装され、優しい色合いの診療室や、ナチュラルでお洒落なファーマシィーで沢山のホメオパスや薬剤師、ナースがキビキビと対応に追われている姿が印象的でした。 学生達はホメオパシーの本場英国で全身からホメオパシーのシャワーを浴び、満面の笑みをたたえて3日目の講義が終了しました。
英国スクーリングでしか、経験のできない、素晴らしいホスピタル見学となりました。
<由井学長コメント>
【ホスピタル見学】
午後は、ロイヤル・ロンドン・ホメオパシック・ホスピタル(RLHH)見学に行きました。
例年通り、今年もDr Saraが担当してくださり、とても元気はつらつとした先生からRLHHの歴史、ホメオパシーが効くという証明と分析、多くのメディアのバッシングに対し て、このような証明と分析を出せるという事を教えてもらいました。また、2010年最近になって名称を変えた理由などを聞きました。
日本のメディアのアタックに対しては「英国は、常にこのようなことがあったが、ホメオパシーは国民健康保険(NHS)から外れることはなかったし、英国では、未だ3か所でホメオパシーの病院が残っていて、英国女王は、ホメオパシーを使っており、ホメオパシーを庇護してくれています。治していくことが、ホメオパシーが効く事の証になるから、日本も英国も、ホメオパシーで治癒させる事を頑張らねばなりませんね。」と温かいエールを頂 き、ホメオパシーを通して、友情が更に深まっていきました。
英国に160年以上、色々な弾圧があったにも関わらず、存在し続けたホメオパシーの病院の底力は、Saraさんのようなチャーミングで強い意 志を持つホメオパスによって維持されていき、また、世界のホメオパスに勇気と力を与える大きな存在だと思うのです。
なかなか見学が難しい中、いつもながら、CHhomやRAHの100名近い学生を受け入れて頂き、ありがとうございました。
【講義の感想】
館長の方が好意的に迎えてくださり安心しました。イギリスにおけるホメオパシーのあり方や歴史、現状がとても良く分かりました。日本のおかれて いる状況と通じるところがあることも知ることが出来てよかったです。病院内の見学も有意義でした。スクーリングに参加して本当によかったです。ありがとうございました。
時代を超えてホメオパシーが大切に守られているのを感じ、感動しました。図書館が一般に開放されていたり現代医療の薬剤とレメディーの組み合わせの処方が出来る薬局や、明るく設備の整っている相談室、すべてが理想的で日本でもこのような病院が出来て皆が当たり前に自分に合った医療が選べるようになるとよいと強く感じました。どうもありがとうございました。
イギリスにはホメオパシーの病院まであっていいなと単純にうらやんでいましたが、現状は厳しいものであるとのお話を伺って、イギリスでホメオパシーにたずさわれる方々の勇気と行動力がすばらしいと思いました。改めてホメオパシーと従来の医療や他の療法が手を取り合うことの必要性を思いました。医師免許のない私たちが協力していかなくてはならないことがよくわかりました。報道に心が乱されたりする必要の無いことも改めて伺うことが出来大変に勇気づけられました。
日本の市民病院並みの設備があるのには驚きました。ホメオパシーも真実であるがゆえにネガティブな人間にバッシングされる運命なのは日本も英国も同じであることがよくわかりました。
英国の今の現状がよくわかり日本もこれからどう対応していったらいいか良くわかりました。又、日本も1日も早く統合医療が実現できると良いと思いました。
とても雰囲気が良く、素晴らしい病院だと思いました。色使いも日本の病院のような固い感じがなく、施設自体が「癒し」を目指したつくりになっている事がよくわかりました。実際にイギリスでの事情も聞けて良かったです。日本にも将来このような病院ができたらいいなと思います。
新しく作り変えられた施設は、やはり十分考えられた上でのシステムで、日本の現状を考えるとうらやましい限りでした。政治的な問題にも冷静に理性的に対処されているのはやはり古くからの土壌がある故と思いました。
レクチャールームでの話がとても参考になった。女王がホメオパシーを使っているのは知っていたが、政治的なことを発言できないということは知らなかった。メタ分析の話も興味深かったです。
イギリスでのホメオパシーの現状が分かって良かったです。病院自体は現代医学とホメオパシーだけでなく鍼灸やマッサージなど代替医療もあってまさしく理想的だと思いましたが財政や政治的問題などいろいろ課題がある事も分かりました。
伝統ある病院で「本当に」ホメオパシーでの治療をしてるんだなあと思いました。それに実際にレメディーを作っているのには感動しました。日本にも早くホメオパシーが根付くよう頑張りたいです。
歴史ある英国のホメオパシー病院であっても常に時代の荒波にさらされ続けて今に至っている事を実感しました。私達学生はまずは実力をつけ、ぶれない軸足を自分の中に養って行く事。統合医療を行う者としてのトータルな人間性を磨きつつ時代がホメオパシーに追いつくのを優雅に待てばよいのだと思います。今日も素敵なロールモデルにお目にかかれて幸せな気分でした。
はじめの講義でイギリスのホメオパシー事情から日本で起きているバッシングについて理解を深める事ができました。現代医療に私が疑問を持つようにホメオパシーに疑問を持つ人もいます。クライアントさんにとって良い環境が整うように自分も勉強を頑張りたいと思いました。医療も代替療法も補完しあって本当に国民にとって良い方向に行くように政府には動いてほしいと強く思いました。ホメオパシーの病院を見てとても楽しかったし嬉しかったです。
イギリスのホメオパシーの状況、病院の現状がよくわかりました。
最初のお話がとても分かり易くよかったです。
理想的な病院の姿を見せていただいたように感じています。ロンドンに住んでいてこのような病院で必要なとき子供たちを見てもらうことが出来たらどんなに安心だろうかとロンドン市民がうらやましくなりました。いつの日か日本がここまで追いついてくれることを祈っています。
とても親切に説明してくださって、もう少し厳しいことを言われるかと思っていたのでうれしかったです。病院内も、エリアごとにPuls.とかレメディの植物などで別れていてかわいらしかったです。日本にも早くこういった病院が増えていけばよいなと思います。
女性の先生のお話はとても感動しました。由井先生と同じ気持ちだなーって。日本も公的にホメオパシーが支えられてどの人も気軽に利用できるようになるといいなと思いました。けんか腰にはチャーミング!で私もいきたいです。
日本においてのホメオパシーのあり方の具体的な見本として感じられ先行きにヒントを得た気がした。いろんな意味でもインスピレーションを受けた場所になりました。病院の皆様にも感謝したいと思います。
とても興味深かったです。システムがきっちりしているのにびっくりしました。また、先生のお話にとても勇気づけられました。由井先生と握手していただき写真をとっていただけたのもとてもうれしかったです。ありがとうございました!!
実際にホメオパシーの病院を見る事ができて感激しました。実際にレメディーを調合していたり、処方していたり、ファーマシーで売られているのを見て、夢のようだと思いました。日本にもいつか、そんな日が来る事を祈らずにはいられません。
ホメオパシーが残る為に柔軟に対応していく事と、ホメオパシーを良く思っていない人からの色々な対応を知る必要があるという事を実感しました。戦略的に動いているホメオパシーに関わる人と一緒に私も何か貢献していただけたらと思いました。
伝統ある病院を訪問できたことに感謝します。変化する社会に対応し、独自の役割を貫かれることに感激しました。ありがとうございました。
すばらしい病院でした。消毒薬のにおいも無く患者さんのストレスもとても軽減されてよいと思いました。近い将来日本にも必要ですね!
見学前のレクチャーで現在のイギリスの状況を教えて頂き良かった。これだけ歴史がありホメオパシーが深く根付いているイギリスでも反対運動は常にありそれに対してホメオパシー活動(治療)をして行くことが大変なことがよくわかった。施設は患者がいろんな治療の中から望むものを選択できるのだということがよくわかった(鍼灸の部屋)暖かな雰囲気だった。
まだ平日の動いている病院で見学させて頂けたことが感謝だなあと思いました。そしてこのイギリスでもホメオパシーに対してはバッシングがある事、そしてそれに負けることなく存在しているホメオパシーをやはり頼もしく感じました。
説明が上手でとてもわかりやすく、厳しい現状の中、希望をもって何とかやって行こうとされている姿が良く分かって良かったです。素晴らしい病院内でした!!組織としてもしっかりしているな~と思いました。
ホメオパシーの英国における現状を率直に説明していただけたのが良かった。また子供や年配の方、低所得者層には無料で処方するという話を聞いて、国の福祉の在り方なども素晴らしいと思いました。
ストレートなお話と、どこまでも見せてくださるオープンさにまずは驚きました。全ては由井先生はじめRAH UK校のアレンジのお蔭と聞きました。心から有難いことだと思いました。ファーマシーで実際にレメディー名が書かれた処方箋を目にした時、本当に素晴らしいと思いました。本当に統合的医療が行われている現場を目にすることができました。
患者さんがいるなかにも関わらず、見学させていただき、ありがたい事だと思った。お話も解りやすかった。