5月7日に『ハフィントン・ポスト(Huffington Post)』日本語版が朝日新聞との合弁で、ネットに「良質な言論空間」を築くという触込みでスタートしました。
約3000人の幅広い著名人がブログ記事を投稿することで政治的にも影響のある米国のインターネットブログサイトだが、その1人に『世界の一流有名人がホメオパシーを選ぶ理由』を執筆した米国人ホメオパスのデイナ・アルマン氏がいる。今回は、「費用対効果がすぐれているとスイス政府に正当性を支持されたホメオパシー」、「ホメオパシーに対するガセネタキャンペーン」など『ハフィントン・ポスト』に人気のブログを投稿しているデイナ・アルマン氏の記事一覧のタイトルとリンクを紹介したい。ぜひこのようなホメオパシーの真実を伝える記事も隠ぺいせずに日本語版でも翻訳掲載してほいものだ。
なおWKIPEDIA日本語版『ハフィントン・ポスト』には、既にこのような記載がある。「ハフィントン・ポストは、代替医療の支持者や、ワクチン反対論者による記事を記載しているが、これが数人の科学者やニュースソースから批判を受けている」と。米国では自由に語られている代替医療への支持やワクチンの安全性への疑問などを掲載することは、やはり日本のマスコミには大変都合の悪いことなのだろうか。
「良質な言論空間」というならば、JPHMA会長の由井寅子が執筆の『予防接種トンデモ論』や『ホメオパシー的信仰』(ホメオパシー出版)、『毒と私』(幻冬舎刊)など、代替医療や予防接種の問題について深く気づき与えてくれるような内容こそ、記事として取り上げられるべきだろう。
ちなみに、『ハフィントン・ポスト』日本語版には2013年5月9日付には「狂犬病にかんする不都合な事実」というある医師からの記事が投稿されている。内容を読むと、狂犬病ワクチンや新型インフルエンザワクチンを例にあげ、日本人の安全をまもるため、国内では供給体制の整っていないワクチンについては国内メーカーからの供給にこだわらず、輸入ワクチンを柔軟に導入できるような対応も政府に望むというような結論になっている。
今春、輸入された子宮頸がん予防ワクチンんの被害が顕在化し、その安全性について各地の地方議会でも問題となっているが、記事を書いた方はワクチンの安全性にまでは目を向けていない。しかし現実を見れば、日本人の健康を真に守るためには、海外からのワクチン導入を急ぐより、海外製のワクチンに徹底した安全性の確認の方が優先されるべきではないか。本来のメディアには、痛ましい予防接種禍の再発を防止するという氏名もあるのではなかろうか。よもや海外ワクチンメーカーからお金をもらって記事をかいているわけではあるまいから。バランスをもった投稿記事の選択も望みたい。
ちなみに、先日、イタリアからのホメオパシーの誹謗・中傷記事をそのまま翻訳し配信したWired.jp日本語版が『ハフィントン・ポスト』日本語版編集長にインタビューしている。ネットに公開されたその記事を読むと、日本版『ハフィントン・ポスト』がメディアで成功するためにはコメントをいかに、信念をもって選別し、編集するかが重要であることが書かれている。米国版でも30万のコメントがあれば、10万は落とされるようである。
朝日新聞が出資した『ハフィントン・ポスト』日本語版がアメリカのように「良質な言論空間」を築けるかどうかは、どのような信念で記事やコメントを選別するかにかかっているだろう
ちなみに先にあげた「狂犬病に関する不都合な事実」という投稿記事に対して現在採用されているコメントを見ると、ワクチンの安全性を疑うような深い見識のコメントはまだ採用されていない。『ハフィントン・ポスト』日本語版で、どのような言論空間が形成されるか楽しみである。今後の編集姿勢を注視していきたい。それにはどのような投稿が反映れ、また反映されないのかである。
この点もしっかりとみていきたい。
ダナ・アルマン氏の『ハフィントン・ポスト』投稿記事タイトル一覧
●Lincoln and His Team of Homeopaths
リンカーンとそのホメオパスチーム
●Homeopathy Vindicated as Cost-Effective by Swiss Government
費用対効果がすぐれているとスイス政府に正当性を支持されたホメオパシー
●The Swiss Government’s Remarkable Report on Homeopathic Medicine
ホメオパシー医学に関するスイス政府の特筆すべきレポート
●Disinformation on Homeopathy: Two Leading Sources
ホメオパシーについての偽情報の2つの主要な情報源
●The Disinformation Campaign Against Homeopathy
ホメオパシーに対するガセネタキャンペーン
●Is it Unhealthy To Be Too Obsessed With Health?
健康おたくは不健康?
●Homeopathic Alternatives for Children with ADHD
ADHDの子どもたちへのホメオパシーという選択肢
●Homeopathy For Radiation Poisoning
放射能中毒へのホメオパシー
●The King’s Homeopath?
ホメオパシーのキング
●Luc Montagnier, Nobel Prize Winner, Takes Homeopathy Seriously
ノーベル賞受賞者 Luc Montagnier博士はホメオパシーを重要視した
●Homeopathic Medicine: My ‘I Have a Dream’ Speech
ホメオパシー医学 私の「I have a dream」(私には夢がる)スピーチ
(※マーティン・ルーサー・キングのスピーチをもじって)
●Exploring the Research on Homeopathic Treatment for Fibromyalgia
線維筋痛症のホメオパシー治療に関する研究の調査
●Homeopathy: A Healthier Way to Treat Depression?
ホメオパシー 鬱(うつ)への、より健康的な治療法
●Our Planet, Our Selves: The Earth’s Symptoms and What to Do About Them
私たちの惑星、わたしたち自身:地球の症状 それらに何をすればよいか
●Energy Medicine: Futuristic Healing With Ancient Roots
エネルギー医学:古来に根差した未来のヒーリング
●Unplugging From Your Medicine Cabinet: Respecting the Body’s Intelligence
身体の賢さを見直そう 医学書の本棚から離れて
●Lies, Damn Lies and Medical Research
無視できない数の医学的研究
●How Scientific Is Modern Medicine Really?
現代医学は本当に科学的なのか?
●Do Antibiotics Make People Fat?
抗生物質で太る?
●Homeopathic Medicine: Europe’s #1 Alternative for Doctors
ホメオパシー医学:お医者さんにかかれないときの欧州ではNo.1の代替手段
デイナ・アルマン氏のホメオパシー新聞、ホメオパシー出版staffブログ 関連記事
▼デイナ・アルマン氏によるスイス政府のホメオパシー医療についての報告書についての記事紹介(JJPHMAホメオパシー新聞 2012年4月4日(水)発行)
▼JPHMAホメオパシー新聞その7(2010年8月28日(土)発行)
『日本学術会議』という機関は、政府から独立した特別な機関であるため、本会議自体に行政・立法・司法の三大権利を有していません。つまり、今回の「ホメオパシー」についての会長談話の公表内容は、日本学術会議という一機関の見解であり、政府の見解ではありません。日本学術会議の声明文を見ていきます。
(参考資料としてデイナ・アルマン氏の『世界の一流有名人がホメオパシーを選ぶ理由』からの引用あり)
▼ホメオパシー治療の費用効効率の高さがスイス政府によって立証される。(JPHMホメオパシー新聞 2012年4月5日(木)発行)
▼ホメオパシー出版staffブログ2012年4月18日(木)記事 ホメオパシーの科学的根拠(その14)
▼ホメオパシー出版staffブログ2012年2月11日(土)記事
日本学術会議がホメオパシー否定の証拠としたランセットの論文をスイス政府医療技術評価(HTA)レポートが正式に否定!
▼その他 最近のホメオパシー新聞から
▼ホメオパシー出版 (豊受モール)