内海聡(うつみ さとる) 医師(TOKYO DD CLINIC 院長)
▼プロフィール(第14回JPHMAコングレスオフィシャルサイトより)
2014年7月31日付 内海聡氏facebookから以下転載
病気になった時にどうするかというもう一つの答えは、親が家庭医になるということである。これは昔なら多くの人が身に着けていたものだが、むしろ現代になってほとんどの親が喪失してしまったものである。ただしたとえば重度のけいれんになったり意識障害になったりしたときに、救急医にかかるなとは言えないので、害をもたらさない小児科医を社会が作ることも重要である。そのような小児科医はほとんどいないのが現状である。
代替療法を中心として家庭の医学としてお勧めできるのは、東条百合子さんなどが推奨する日本風の自然療法と、ホメオパシーになろうかと思う。東洋医学もその範疇になるが近年の東洋医学はやや利権的であり頭でっかちである。栄養療法的なアプローチでも別にかまわないのが、私は子供にサプリメントを飲ませることは推奨しない。よく勘違いされるのが漢方は安全であるということ。漢方の生薬は安全でも何でもないこと、本来の漢方は長期的に飲むようなものではないことは知っておいた方がいい。
自然療法に関していうとその名の通り自然の植物や食べ物を薬代わりに使う。これはもともと食べているものと同じなので非常に安全性が高い。たとえば自然療法では「すぎな茶」をたくさん使うが、出血、膀胱炎、結石症、感染症、ガンなどにつかわれる。ケイ素の含有が多いのでこのような働きを示す。結石症などは子供にはできにくい病気だが、ほかの場面で応用できることもあるだろう。詳細は東城百合子さんや五来純さんの著書を読まれることをお勧めする。痛みや怪我がある時には、枇杷の葉を使った治療をする。痛いところに枇杷の生葉を当てて、その上から「こんにゃく温湿布」をするが、これも食品と同じレベルですので安全性に優れている。また安全性だけでなく昔から効用も保障されており、西洋医学の毒物を使うよりよほど効果的だと思う。胃腸炎などの場合は自然療法でも断食を重視する。嘔吐下痢には少量の「梅肉エキス」を使うこともある。喉が渇く時には、①黒炒り玄米スープ、②三年晩茶、なども使うとか。吐き気があるときにこれらを飲んでも吐くだけだから、最低限度に抑えながら塩などもとるようにしたほうがいいだろう。
ホメオパシーについては私はホメオパス(ホメオパシーを使う治療者)ではないのでその人々に任せるしかないが、これも同様に安全性が高く効果が期待できる代替医療です。レメディと呼ばれる希釈溶液を使いますが、これには科学的な有効成分が入っていない。それでも効くのは思い込み効果だけでなく波動医学的な要素が入っているから。ホメオパシーは広く活用することができ、ワクチン後遺症などにも活用することができるので今後見直されるべきだ。ホメオパシーは医者でないと扱えないということはない。
一人前のホメオパスになるためには学校で何年も訓練を受けねばならないが、ちょっとしたことで家庭医学的に使うなら自分でも学べる。結局医療をあなた方が変えたいと願うなら、教育の仕方がどうとか、医者の倫理教育がどうとか、そんなことは全く無駄であり自分が変わるしかない。(転載ここまで)
▼参考映像リンク: 由井寅子氏発表(日本ホメオパシー医学協会会長)「第三回精神薬の薬害を考えるシンポジウム」2 (2013年9月1日 於:東京大学一条ホール NPO法人 薬害研究センター主催)