ホメオパシーを療法として、人や動物の病気治療、健康改善や健康増進のために適切なレメディーを指示するのがホメオパス(同種療法士)という職業です。
ドイツ人医師ハーネマンが確立し、自己治癒力を触発することで健康を取り戻す療法として、世界の10億人以上が愛好しているホメオパシー。このホメオパシーを療法として、人や動物の病気治療、健康改善や健康増進のために適切なレメディーを指示するのがホメオパス(同種療法士)という職業です。
ホメオパス(Homoeopath)という職業は、2008年に国際労働機関(ILO)がまとめた国際職業分類(ISCO-08)において、Traditional and Complementary Medicine Professionals(伝統医学・相補代替医学のプロフェッショナル職業)として登録されており、国際的に正式に認知された職業として規定されています。
なお、日本は、国際労働機関(ILO)が誕生した1919年からの原加盟国であり、「ILOの活動」として「仕事の創出 – 必要な技能を身につけ、働いて生計が立てられるように、国や企業が仕事を作り出すことを支援する」ことが掲げられています。
したがって、ホメオパスという職業は各国ごとに存在するローカルな職業として存在するだけでなく、国際的に認められているグローバルな職業として存在しているということです。
ホメオパスと同じ伝統医学・相補代替医学の職業分野には、鍼灸師、アーユルヴェーダ療法家、中国ハーブ医学(漢方)療法家、ナチュロパス(自然療法家)、 ユナニ医学療法家が分類されています。また、ホメオパシー関連では、伝統・相補代替医学に関連する職業として、国際的にはHomeopathy Technician(ホメオパシー技能者)という職種も認められています。
上述した通り、今や世界で10億人以上が健康法として利用しているホメオパシーですが、特に、インド、パキスタン、キューバなどでは、医学においてもホメオパシーは中核をしめ、スイス、ドイツ、北欧をはじめとするヨーロッパ諸国や、中近東、中南米などでも、健康法、統合医療の主流となっています。過去にホメオパシーが徹底的に弾圧された米国でも、1980年代以降、急速に復活し今や統合医療の中でも、大きな位置をしめています。
ホメオパシー療法を生業とするプロフェッショナルホメオパスは今や全世界で100万人以上存在し、活躍しています。
しかし日本においては、ホメオパシーに関するこのような世界情勢とは異なり、ホメオパスという職業が十分な社会的地位を得ていないばかりか、ホメオパシー療法そのものを誤解している人が多い状況です。日本では、ホメオパシーを「荒唐無稽」であるとか、「プラシーボと変わらず非科学的な迷信である」とか、ホメオパシーを利用する人々を「カルト」とか「信者」と表現しあたかもホメオパシーを利用する人を狂信者と思わせるようにしたり、物質的副作用もなく、妊婦さんからお年寄りまで安心して使える最も安全な代替療法ホメオパシーを「危険な療法である」と全く逆の宣伝をしたりと、心ない誹謗・中傷が、まだまだ後を絶ちません。もちろん、朝日新聞による偏向記事や日本学術会議の会長談話の影響もあります。また、「ホメオパシーバッシングというステルス・マーケティングにご注意ください!」で考察したように、ホメオパシーが日本社会で拡大しないようにホメオパシー反対派が一般の人々がホメオパシーに疑念をもち近づかないようにするためにプロ市民を雇い意図的にインターネットのツイッターやブログなどを駆使して扇動していることが大きいと考えています。
その結果、日本人の健康向上や健康・医療改革など日本の復興につながる様々な面で貢献できるホメオパシーが、いつの間にか国民が気安く近づけないことになっています。このことは日本国民、そして日本国にとって大きな損失となるものです。2010年、朝日新聞などにより行われた、ホメオパシー叩きのキャンペーンの真相『毒と私』(ホメオパシー新聞2013年4月13日号にバッシング関連で『毒と私』に記載された部分が全文公開されています)はに詳しく記述されています。まだお読みでない方は、ぜひお読み下さい。
日本ホメオパシー医学協会(JPHMA 1998年設立 会長 由井寅子)では、ホメオパシー新聞等による広報活動や講演会、コングレスなどの広報活動を通じて、ホメオパシー、ホメオパスについての正しい認識を広めることや、ホメオパシーの臨床成果を公開することで、日本におけるホメオパスという職業の社会的地位の向上や、ホメオパスという職業とその権利を守る活動を行っています。また、ホメオパスの知識と技術を向上させるべく教育を充実させ、人や動植物の健康向上に貢献・奉仕することを通して、日本社会におけるホメオパスの社会的地位向上に努めています。
2014年10月18日(土)、19日(日)には、東京・二重橋の東商ホールで、第15回JPHMAコングレス(大会長 由井寅子)を開催致します。今年のテーマは「今こそ、有事に備える、食、心、命 すべてにホメオパシー」 日本全国で活躍しているホメオパスが、ホメオパシーによる様々な治癒事例を発表します。特に、今年は、災害、有事なに際しても、健康、いのちを守るためのホメオパシーをテーマに開催する大会となります。
ぜひ、お時間を創り出してお集まりください。
2008年に国際労働機関(ILO)がまとめた国際職業分類(ISCO-08)
(PDF、139、140ページをご覧ください)