いよいよ2012年ドイツスクーリング・ハーネマンツアーが開始しました。
初日の本日はドレスデンを出発しマイセン、トルガウ、デッサウに向かいます。
ツアー一行がまず最初に訪れたのはマイセンという街です。
ハーネマンは1755年4月10日このマイセンの街で生まれ、20歳まで過ごしました。
ここでハーネマンの生家跡地とそこに隣接したハーネマンプレイスというストリートを訪れました。
マイセンは陶器で有名な街です。
ハーネマンの父は陶器絵付け職人だったそうです。
ハーネマンプレイスには佐賀県有田市とマイセンの姉妹都市25周年を記念した日本の陶器細工が壁に装飾され日本の富士山の画などが美しく飾られていました。
次にマイセンにあるマイセン市立博物館に立ち寄りました。
ここはハーネマンが通っていた小学校を市立博物館にしたものです。
ハーネマンの父の「よく考え、事実を見、偏見なく判断せよ」という教えはハーネマンの後の考え方に強い影響を与えたようです。
ハーネマンはとても利発な少年であり、12歳の頃、同級生にギリシャ語を教えてほしいと学校側からの依頼があり、それによって学費を稼いでいたそうです。
昔は教会だったという厳粛な建物の中で、当時の雰囲気を味わうことができました。
次に訪れたのはハーネマンセンター。
ハーネマンの全てを自然に戻そうという意志を受け継がれこの土地ではレメディーの元となるハーブが植えられ、ハーブガーデンとしても存在しています。
ここでは貴重なマテリアメディカプーラなどの資料を見る事ができました。
その後ハーネマン記念碑で写真撮影をしました。
昼食は近くにあったオーガニックレストランに入り、ハーネマンも当時好んでいたのかもしれない葡萄酒とドイツ料理のコースをいただきました。
午後にはトルガウに移動しました。
ここでハーネマンは50から56歳まで、1805年から1811年まで暮らしました。
この時代はホメオパシーの原点「オーガノン」執筆に力を入れ1810年に『オーガノン』第一版を出したのでした。
訪れたハーネマンミュージアムでは当時のオーガノンの資料など様々な貴重な展示を楽しむことができました。
この建物は一度取り壊されそうになったところ壁に描かれた画が出てきたことから歴史的にかなり古く貴重であることがわかり奇跡的に遺された財産です。
ボッシュミュージアムから寄付されたホメオパシー関連の資料の数々も展示されていました。
その後近くにあるMOHRENという薬局に寄りました。
ここでハーネマンがレメディーの取引を行っていたそうです。
市販の薬と共にホメオパシーが扱われ、学生の皆さんはショッピングをして店内は活気に溢れました。
今日の最後はデッサウまで移動しホテルにて皆でディナーをいただきその後は皆さんそれぞれの夜を楽しんでいらっしゃいました。