ドイツの保養地バーデンヴァイラーにて、 第2回ドイツホメオパシー小児コングレスが開催され、 日本からは日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)の由井会長が招聘されました。
本日はその1日目の様子をご報告いたします。
このコングレスは300名以上の参加者があり、 ドイツのラジオ番組でも取り上げられる大規模なもので、 由井会長も日本代表として紹介されました。
ホメオパシージャパングループのブースは会場に向かう階段をちょうど降りた場所に位置し、 会場入りされる方にホメオパシージャパン製品の英語版カタログ、 第11回JPHMAコングレス in つくば の案内などをまとめたブックレットを配布しました。
ブースには、ドイツ国内はもちろん、その近辺の国々の方も多くおみえになり、みなさん、由井会長のパネル展示や英語版書籍を真剣な表情でご覧になっていました。 尋ねられる質問も、ケースについてや、商品はどのような症状に使うものなのかなど、 具体的なものが多く、国境を越えて、クライアントを治癒に導くより良い方法を探し求めるホメオパス達との交流がもてる、大変良い機会となりました。
更に日本におけるホメオパシーの状況に関する質問も多く、由井会長がホメオパシー普及活動を始めた約16年前は、ホメオパシーを知っていた人口はごくわずかであったのに対し、2010年の今日、JPHMA認定のプロフェッショナルホメオパスが500名以上いる事や、ホメオパシー利用者が約10万人いる事をお伝えすると、その急速な発展に、感嘆の声が上がりました。
本日のコングレスには、由井会長の知己であり、友人であり、これまで英国校、日本校で何度も講義をしてくれた、インドのホメオパス ファロック・マスター博士も今回の発表者として参加され、由井会長との話に花が咲きました。
また、11月のRAH英国スクーリングで講義を行った「カラーホメオパシー」の著者であるウルリッヒ・ヴェルテ氏もいらっしゃり、由井会長と昼食を一緒にされました。
1日目の発表が全て終わると、由井会長は取材を受けるため、今回のコングレス主催者である、ナラヤナ出版社へ車で向かいました。
運転手は、ロジーナ・ゾンネンシュミット先生!
ここドイツで由井会長とうれしい再会となりました。
ナラヤナ出版は歴史のある建物を非常に手入れ良く改築し、窓からは美しい山々が見えるとても素晴らしい空間でした。
夕刻になるとバイオ農業で育てた食材で作った夕食をごちそうになりました。一つ一つの食材がとても新鮮で、エネルギーを頂いているのだという事がとてもよくわかりました。
食事の間、由井会長、ロジーナ氏、本日の発表者ポール・ハースク氏という豪華な顔ぶれで、それぞれ自国のホメオパシーの状況について語り合う場がありました。
そこで、2月26日に由井会長が、厚生労働省のプロジェクトチームに「ホメオパシーに関する提言と説明書資料」を提出した話題が出ました。
皆さん、まず、由井会長の勇気と行動力を称え、次に、やはりホメオパシー治療はホメオパスが行うべきもので、一部の医師たちが主張するようにホメオパシーを医師たちだけのものにするという事はホメオパシーのポテンシャルを下げてしまう、ついてはホメオパシーでなくなってしまう危険性があるという意見で一致しました。
これは、医師がやる事に反対しているのではなく、
医師でも誰でも、ホメオパシーという医学を”しっかり”学んだものがホメオパシーの療法士になるべきである、という事です。
コングレス2日目の明日は、いよいよ由井会長の発表となります。
ドイツの保養地バーデンヴァイラーでの、第2回ドイツホメオパシー小児コングレスが行われ、その発表に日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)の由井会長が招聘されました。
コングレス2日目に「自閉・多動など発達障害のホメオパシー治癒事例」についての学術発表を行い、言葉の壁を超え、感動と反響を呼び、ドイツで大きな成功をおさめることができました。
サミュエル・ハーネマンによりホメオパシーが誕生したドイツの地でも、由井会長の3次元処方によるホメオパシー・アプローチの発表がこのように大拍手のもとでドイツのホメオパスの皆さんにも受け入れられたことは今後の世界のホメオパシーの発展の歴史の中でも特筆される出来事となるでしょう。
1990年代後半にドイツでは、ハーネマンに戻って、真に治癒に導く輝かしいホメオパシーを取り戻そうというハーネマニアンという運動が始まっています。今回の由井会長の発表は、日本の地でこれまで医原病などと格闘しながらも、ハーネマンの原点を熱心に追い続けた「治癒するホメオパシー」への執念がドイツのハーネマニアンの人達にも通じたように感じました。
まず発表前に、ドイツ人ホメオパスで「癌のレパートリー」などの著者として知 られるロジーナ・ゾンネンシュミット氏 から、ドイツ語に よる心温まる、そしてとても詳しい由井会長の紹介をいただき、ホメオパシーで の発達障害の治癒事例の発表が始まりました。
由井会長は、ドイツ語原典の「オルガノン」や「慢性病論」の中からリピートな どについてもハーネマンがどのように書いていたのかを例にひきながら、自らの 3次元処方について解説を行い、それに続いて、治癒症例集の発表を行いました。 現代医学でも難治とされる自閉、多動など発達障害が次々と明らかに改善してい く映像のケースには参加者の皆さんビックリされたようです。発表が進むにつれ、衝撃と驚きが入り混じり、皆さんどんどんと発表内容に引き込まれていった ようです。また、ある時は映像に映る子供の変化に思わず笑みがこぼれ、またある時には笑いや驚きの声があちこちで上がりました。
発表が終わった直後に、NARAYANA出版社のスタッフの方は、「これで予防接種が 発達障害を起こしていることが証明されましたね。」と由井会長に声をかけてこられました。NARAYANA出版社では由井会長の書籍のドイツ語訳での出版も決まっています。
また、日本では非常に多くの子供が予防接種の害に遭っていること、その接種数の多さに皆さんまず驚かれていました。それに対して、由井会長が確立した3次元処方という新しいホメオパシー処方で治癒に導く過程を目の当たりにして、その効果の大きさに衝撃と感動を受けた雰囲気に会場は包まれました。
「それにしても、日本人はやはりすごい物を創る」
そんな様子も感じ取ることができました。
由井会長の今回の発表により、更なるホメオパシーの発展、日本での更なる普及、また多くの子供たちが助かること、さらには全世界へ向けて大いなる貢献が期待できる、と確信しました。
こうして、拍手喝采に包まれ、発表が無事終了いたしました。
そして講演後にも多くの方が由井会長のもとに集まられました。
これまで、JPHMAのブースには、休憩時間を利用した人々が少なからず訪れてきましたが、由井会長の発表直後には、大勢の人々でブースがひしめき合うような状態で、会長を含め、問合せや、由井会長の著作やチンクチャーを買い求める方々への対応に追われました。
由井会長の「発達障害へのホメオパシック・アプローチ」他のドイツ語での翻訳出版なども決まり、今後、益々、ドイツと日本のホメオパシーの絆が深まることが期待されます。