10月12日 2日目 午後の様子

ホメオパシー治癒症例発表(ポスター発表 メインホール)

昼休みの後半の時間を利用して、全国のホメオパスによるホメオパシー治癒症例、数十件がポスター発表として、メインホール、エントランスホールで行われました。

>>メインステージで行われた講演、発表及びポスター発表で行われた内容紹介

代表として、メインホールで発表された方々の発表を紹介します。

ホメオパシー治癒症例発表:
菅原笑美子氏(ホメオパス、インナーチャイルドセラピスト)
「パニック障害からホメオパシーライフを始めて」

20151012_21.jpg

18歳から長年かかえ続けたパニック障害を、乗り越えた自身の体験を紹介。

ホメオパシー療法と出逢い、ホメオパシーライフを始め、薬の断薬に取り組み、その中でパニックが再発し、寅子先生のホメオパシー健康相談を受けながら、断薬にも成功。そして心と体の状態も楽になっていき、今では新幹線や飛行機にも徐々に乗れるようになるほど、パニック障害も落ち着いてこられたそうです。このようにホメオパシーライフに取り組んでいく中で変わっていった、自身の体験をシェアされました。

また、自身も昨年インナーチャイルドセラピスト養成コース2期生を修了し現在はインナーチャイルドセラピストであり、この春、CHhomを卒業。この夏、JPHMA認定試験にも合格されました。

20151012_37.jpg

ホメオパシーライフの中に、療法家としての側面も加わり、自らの体験を自身に生かすだけでなく、周りの方が心と体が楽に生きられるようにサポートする側としての立場での発表となりました。

ホメオパシー治癒症例発表:
藤掛由美氏(ホメオパス、日本ホメオパシーセンター埼玉鶴ヶ島)
「幼稚園児の腎臓結石がマザーチンクチャーとワクチンのレメディーをとることで改善したケース」

20151012_22.jpg

尿管結石症水腎症に対し、バナジー・プロトコルを参照しながらレメディー選択。

結石の数が減少したとのこと。お子さんを胸に抱いての登壇発表でした。

コングレスはお子さんと別室で聴講していましたが、プレゼンテーションではお子さんを抱えて行いました。

ケースでは5歳女の子の尿管結石水腎症のを取り上げ、クライアントさんが突然の激しい腹痛を訴え、病院で検査したところ、左の腎臓に結石が「沢山ある」、腎臓も腫れているので水腎症との診断。子どもがこれだけ沢山の腎臓結石ができるケースは珍しいとのこと。取り急ぎ、痛みを訴えてすぐに相談会にかかられ、1回目の処方はインドのホメオパスで癌治療などで国際的に有名なプラサンタ・バナジー著「バナジー・プロトコル」の腎臓結石の処方を参考に。1回目処方後の検査で、結石はかなり流れていて2~3個、集塊状になっていて5~6mmとのこと。痛みもない。4回目処方後の検査では、結石が左に1個残っているがその他はなく、また腎臓の腫れなども認められないとのこと。およそ7ヶ月で改善がみられましたケース。

インフルエンザ接種後の3歳健診で血尿が出ていることから、ワクチンの影響を考え、ワクチンの影響をとる処方を2回目から重点的に行い、遺伝的にも父が多発性腎臓膿疱、母は血尿や結石ができやすく腎臓が弱い印象で、現代の子どもは臓器が弱っているのでZENホメオパシーでも推奨しているマザーチンクチャーを使うことはかなり有効と感想も述べられました。

ホメオパシー治癒症例発表:
片上敦子氏(ホメオパス、日本ホメオパシーセンター練馬平和台)
「水銀用のサポートティンクチャーでアトピーの治癒が加速したケース」

20151012_23.jpg

アトピー治療でレメディーを選択する際、TBRで上位に挙がる事が多いMerc.ですが、Merc-Sol.をLMで何度処方しても、悪化と改善を繰り返すだけでなかなか治癒に至らず悩むケースに、由井大会長がZENホメオパシー理路に基づき開発した、水銀による健康障害への対応するため、Merc-Sol.だけでなく、水銀化合物のMerc-Iod-R.、Merc-Iod-F.、Merc-Dul.などとマザーティンクチャーなどを組み合わせたサポートティンクチャーで試したところ、一進一退だった皮膚炎が急速に治癒していきました。

水銀の解毒は常に激しい反応がありますが、その後驚くほど皮膚が改善していく様を、クライアント様にいただいた写真をご覧いただきながら解説していただきました。

ホメオパシー治癒症例発表:
石川あき子氏(ホメオパス、日本ホメオパシーセンター東京総本部)
「小学生時代からのガス腹がレメディーとマザーチンクチャ―で改善し、インチャを見つめることで、仕事でも自信を取り戻したケース」

20151012_24.jpg

小学生の時に排尿について恥ずかしい思いをして以来、過敏性腸症候群のような症状に長年悩んでいたのが、ホメオパシーを始めたことによって徐々に改善していったケースを発表。

相談会を重ねるごとに、自分がどのような状況の中で育ってきたのかという精神面の問題にも目を向けられたことで相乗効果があったと思われ、インナーチャイルドの問題が生きづらさの基になっていることに自ら気づく重要性を見せてくれました。

体の改善につれて心にも変化が現われて、感謝の気持ちやこれまでやれなかったことにトライしたいという言葉が出るようになり、ご両親の介護と仕事に追われながらも、自分を大切にするための時間を作り、必要なことにはきちんと対価を払う姿勢を保っておられるとのこと。

レメディーに加えて精神面のサポート、インチャ癒しも合わせて治癒へと導いた事例です。脳と腸の働きは深く関係しており、ストレスから腸が過敏になっている方が多い現代で、ホメオパシーにインナーチャイルド癒し、食改善を組み合わせた対応が有効であることが印象づけられたケースでした。

ホメオパシー体験談発表:
成瀬一夫氏(NPO元氣農業開発機構幹事長)
「高齢者の骨折でレメディーで改善したケース」

20151012_25.jpg

大腿骨複雑を骨折し、寝たきりの生活を親族とともに覚悟されたご自身の91歳の母親のことをfacebookに投稿したところ、複数の方からあきらめずにホメオパシーの対処を勧められ、ホメオパシーの相談をしたところ、すぐに由井大会長からレメディーが送られてきて、由井大会長のレメディー処方を母親にとらせて1日後にすぐに変化があり、それまで寝たきり、リハビリの気力もなかった母親がリハビリをはじめ、関係者があり得ないと驚くほど目覚ましいスピードで改善し、自宅に戻れ、1人で入浴やトイレも行けるようになるまで改善したケースを、写真や映像を交えて体験とともにご紹介いただきました。

もしホメオパシーを紹介していただかなかったらどうなっていたのかと話そうとされた時に涙と嗚咽で声を詰まらせ、その時にホメオパシーを勧めていただいた方々に感謝を伝えられていました。勇気をもって可能性のあるホメオパシー療法を伝えていくことの大切さを感じさせてくれた事例です。

>>本ケースと、このレメディー処方に対する由井会長の解説は、ホメオパシーとらのこ会が発行する会報誌「オアシス」の最新66号で詳しく紹介されています。

JPHMA認定ホメオパスによる治癒症例発表:
豊池明子氏(ホメオパス、日本ホメオパシーセンター福岡長丘、
日本ホメオパシーセンター福岡博多)
「インナーチャイルド癒しとホメオパシーで不登校不安症が改善したケース」

20151012_18.jpg

インナーチャイルドセラピストでもある豊池ホメオパスが、ホメオパシーとインナーチャイルドセラピーを駆使して治癒に導いた事例を発表されました。

17歳の男性クライアントは不安や不登校、外出時できないなどの症状が出ており、母親はホメオパシー療法に加えて心の問題、インチャ癒しが必須であると判断し、豊池ホメオパスに相談。

豊池ホメオパスはクライアントがいちじるしく自己肯定感を失っていることから、レメディーとともに自らの存在価値を見いだせるような言葉がけに力を注ぎました。

その過程で、クライアントの母親が、自分が息子に依存しているという構図に気付き、それをキッカケとして、クライアント自身の精神の症状も解放に向かい、主訴の改善とともに体重の増加や未来に展望を抱くようになるなどの改善をみました。

レメディーのみならず、クライントやその家族がインナーチャイルドを見つめ癒すことの重要性を示すケースで、クライアントの思考パターンを図式化した解説もわかりやすい発表でした。

JPHMA認定ホメオパスによる治癒症例発表:
西田つや子氏(ホメオパス、日本ホメオパシーセンター川﨑野川)
「妊娠・出産・育児に役立つホメオパシー ミネラルのレメディーやシリカなどでの新生児の体重減少の急速な改善」

20151012_19.jpg

日本一ちいさな助産院を開業しているという西田ホメオパスが、新生児によくみられる体重減少にホメオパシーが奏功することを示す事例を発表しました。

乳汁の質の問題などが原因となって母乳の吸いつきが悪く、体重が増えない新生児に対し、シリカやティッシュソルトを連続投与したところ、平均を上回るスピードでみるみる体重が増えていったケースが紹介されました。

「新生児の授乳にはトラブルがつきまとうことが多いが、そのほとんどは、ちょっとした指導やホメオパシーの介入によってスムーズに解決できる」と言う西田ホメオパス。

諸問題にすぐ対応できるホメオパシーは本当にありがたい。
こんな素晴らしいものを使わないのはもったいない。
一人でも多くの人に知って ほしい。と締めくくりました。

その柔らかな語り口と、お母さんとのやりとりの描写に、お母さんと赤ちゃんを優しくサポートする聖職・助産師さんの顔がうかがえた発表でした。

海外来賓特別講演:Dr. R.K. マンチャンダ
「皮膚ケースの治療とフォローアップ」

20151012_20.jpg

昨日はインドで数千人の子どもを対象に行なった大規模臨床検査で確認されたホメオパシーの有効性について講演をしてくださったマンチャンダ氏。

本日は実践編で、レメディーの処方について、マンチャンダ氏が長年専門としてこられた皮膚疾患に関する学術発表を行いました。

ホメオパシー診断に必要な項目や、レメディー選択の際に有用なテクニック等、基本から話されました。

さまざまな慢性、急性の皮膚疾患を非常に明瞭なアップの写真とともに紹介、各疾患に共通して処方される複数のレメディーを挙げ、各レメディーの特徴(症状の性質、基調、主に現れる部位)をポイントを押さえ簡潔にまとめて解説されました。

同じ疾患でもその症状の現れ方に応じて選択すべきレメディーが異なり、たとえば、ひび割れ一つとっても、その特徴をきちんと把握し、4つのレメディーの特徴と照らし合わせて、最もその症状像に合致するものを選択していくとのこと。

マンチャンダ氏が30年前に皮膚に特化した治療を始めるにあたり、気づいたのは、根本体質と皮膚症状を分けて考えることはできない、ということでした。小児湿疹は根本体質から出てきている。アトピーが慢性なら根本体質を見極めるとのことです。

また、ハーネマンによる慢性病論に関してもお話がありました。

19世紀末、米国のホメオパス・ケントの考えがインドに入ってきて、医学と神学と混同したり病気と罪悪とを関連づけたりと、ハーネマンの理論が歪められて伝わっていった歴史について、ケントの著書から多数引用し、解説してくださいました。

インドのホメオパシーのバイタリティーの源泉は、クラシカルと言われていますが、後世米国人医師タイラー・ケントがハーネマンを誤解して始めたケンティアン・クラシカルでなく、JPHMAと同じく、ハーネマンの原点を大切にするハーネマニアンのクラシカルであったことをマンチャンダ博士の発表から知ることができました。

(日本では、誤訳が多く問題のある英語のハーネマンの翻訳書ではなく、由井大会長が、ハーネマンのオリジナルの古典ドイツ語の原書から、その代表的な著作『オルガノン』『慢性病論』を始め、マテリアメディカや書簡までを翻訳、研究した成果を書籍で、また原書購読などの講義で教えることにより、JPHMA会員はホメオパシーの原点であるハーネマンに立ち返り、その本質を学ぶことができています。)

日本とインドでのホメオパシーの違いをお互いに認めつつ、さらなる発展を願う言葉とともにマンチャンダ氏の講演は締めくくられました。

米丸輝久氏(日本豊受自然農 洞爺自然農園)
本多勝彦氏(豊受オーガニクスレストラン料理長)
「自然農、食から健康へ 豊受オーガニクスの取り組み」

20151012_07.jpg

昨年12月、CHhom東京本校にオープンした豊受オーガニクスレストランの 本多料理長が登場、料理人の命ともいうべき包丁を演壇に飾って発表しました。

豊受オーガニクスレストランは、静岡・六本松と北海道・洞爺から季節ごとの野菜・ハーブが届けられ、その時季だからこその素材のうまみを味わえる「旬の御膳」が楽しめると人気です。

お客さんの9割以上が女性で、目が効き舌が肥えている人も多いので、厳選した食材選びはもちろんのこと、味付けにも常に工夫をこらしているとのことです。

本多料理長は
「豊受自然農の素材は、どれをとっても味はぴかいち。固定種在来種ならではの生命力にあふれています。ですから添加物を使うことなく美味しい料理に仕上げることを心掛けています。自然のパワーをみなさんのからだにしっかりと注ぎ込んでいただくことが私の使命ですから」ときっぱり。安心安全なものを、いっそうおいしく美しい一品に仕立てて食卓へ。

とらこ先生の安心な食に対する思いが形となったレストランを仕切る料理長として、素材の良さに負けない仕事でおもてなししますという、料理人の心意気が垣間見えました。

豊受自然農では今後、無添加納豆、無添加の有機しょうゆの製造も手がけていく予定。

オーガニクスレストランもそれにつれてさらなる進化を見せていくでしょう。
おいしさの進化に期待、ですね。

20151012_06.jpg

料理人の次は、つくり手代表として北海道・洞爺農場を守る米丸氏が発表をおこないました。

北海道・洞爺農場は、道南地方の洞爺湖を見降ろす丘の上に、原野を開墾してつくられました。非加熱のおいしい水としてホメオパシーユーザーにはすっかりおなじみの「ほめ水」は、この広大な洞爺農場の敷地内に湧く水。洞爺農場内の水のおいしさは本当に感動ものです。

洞爺農場は、日本人に合う日本のマザーチンクチャーを造ろうという目的のもとにつくられました。気温・湿度が低く寒暖差が激しい洞爺の気候はハーブの育成に適しており、カレンデュラのマザーチンクチャーの製造をスタートとして以来、年々栽培するハーブとマザーチンクチャーの種類を増やしてきました。

米丸さん曰く、農場が始まって以来一貫して心がけているのは、植物本来の力を引き出す農法をするということ。それはつまり、愛情はこめるが無駄に肥料を与えず、その植物本来の力を引き出すということ。ここにも、ホメオパシーの考え方にも通ずる、とらこ先生の言う「自然に対する畏敬の念」が浸透していることがわかります。

現在、自家採種に力を入れているという洞爺農場。自家採種を年々続けることで植物自身の免疫力がアップしていくのだといいます。

「豊受自然農の作物たちは生きる力があふれていて、捨てるところは何もありません。
皮も茎も全部残さず食べてください」と締めくくりました。

まさに丹精こめて育てている造り手の言葉でした。

基調講演:
由井寅子大会長「心と食を正し、はじめて、ホメオパシーが真の医学となる 排泄を高める方法 幸せに生きる方法」

20151012_08.jpg 20151012_09.jpg

2日間の最後を飾るのは由井寅子大会長の発表です。

演題は「心と食を正し、はじめて、ホメオパシーが真の医学となる排泄を高める方法 幸せに生きる方法」

TPPが大筋合意となり、ますます懸念される日本の食の未来。日本は農薬使用量、添加物認可数、遺伝子組換え承認件数など、他の国に比べて格段に多く、上位のランクに入るほど、食の規制が緩く、その結果日本の「食原病」の問題が今深刻なものとなっています。今回、その一つとしてカルシウム病を取り上げ、日本人の骨がもろさから来る骨軟化症、水頭症のケースを紹介しました。

由井会長の相談会では、ホメオパシーだけでなく食養生のアドバイスなども行い、クライアントが食生活を改善することにより、相乗効果で治癒のスピードが上がります。

今回のケースも驚くほどの早さで、わずか数日で骨の障害のためこれまで立つこともままならなかった子供が、歩けるようになった映像が紹介されました。

さらに霊的な問題の可能性も鑑みて母親が祝詞、心経をあげることで、どんどん子供の成長が促されて、部屋を飛び跳ね駆け回る様子に、会場からは拍手が沸き起こりました。そして検査結果でもホメオパシー相談会のたびに数値が基準値に近付いて行く様子も素晴らしいものでした。

水頭症の疑い、首が座らない、アトピーの三重苦に悩まされるお子さんのケースでも、由井大会長の適切なレメディーによりわずか数回で劇的に改善、何よりも目が輝きに満ち、表情が豊かになったことが見るからに分かり、こちらも素晴らしいケースでした。

食原病の問題に対して、由井大会長が立ち上げた無農薬、無化学肥料で自然農業を実践する日本豊受自然農。

ご自身が農民代表として活動されている様子が映像で紹介されました。豊受の作物はしっかり根を張り土の栄養を吸い上げ、自然農で育った今年の稲は、台風にも負けずに生き残り多くの実りを見せてくれました。農民たちが汗水流して作られた作物が生き生きと育った美しい映像に、会場から拍手が沸き起こりました。

最後に、自然と共存して生きる農民の思いが詰まった由井大会長の詩が躍動感あふれる音楽とともに読まれると、会場に大きな拍手が沸き起こり、万雷の拍手の中、二日間を締めくくる最後の発表が終了しました。

パネルティスカッション

20151012_33.jpg

「自然農を実践する」杉田かおるさん、マンチャンダ長官ご夫妻、由井寅子大会長による パネルディスカッションが行われました。その一部を紹介します。

20151012_31.jpg

司会
「杉田さん、会場に何かメッセージを」

杉田さん
「こんな素敵な会に、本当に素敵なご縁でお招きいただきました。

私はほんとに芸能界しか知らなくて、本当に心も体もボロボロになったときに、自然農に出会い、一年間福島県で自然農を学び、そこで初めて人と共存共栄することの尊さ、自然に生かされている有難さ、人間として生まれてきた感謝の気持ちを知りました。

自然農をやってきて、そしたらご褒美みたいに偶然にとらこ先生に出会いました。

私がやりたいと思っていることを、勇気をもってやっていらっしゃるとらこ先生に感動しました。

私も50歳になったので、これからは世の中の役に立つ、命の大切さを伝える人になりたい。農民になりたいけれど土地をもっていないので、とらこ先生の農場をお手伝いさせてもらって、心を磨いていきたいと思います」

20151012_30.jpg

とらこ先生
「こんな心根の美しい人が豊受レストランに来てくれたのは天の思し召しだと思いました。農業をやっていらっしゃるとうかがっていたので、一度会いたいと思っていたんです」

杉田さん
「豊受オーガニクスレストランは本当においしい!
あんな美味しい人参は、私、たべたことがありません」

杉田さん
「2年くらいかけて身の回りのものすべてをオーガニック製品にしてゆきました。
母もそのおかげでしょうか、今もまだ元気な状態でいます。すべてを自然に戻す。それが自然療法でしょうか」

とらこ先生
「そのとおり!自然の法則こそ普遍。そうやって生きていきましょう」

司会
「インドのライフスタイル、食事情という面から日本にメッセージを」

20151012_28.jpg

アミータ・マンチャンダ氏
「ぜひヨガをやってください。そして何かしらストレスを和らげることをしてください。」

司会
「RKマンチャンダ長官からもメッセージを」

20151012_29.jpg

RKマンチャンダ長官
「ホメオパシーで化学農薬代わりになるものがないかと考えている。

ここは由井大会長に学ばなければいけないところで、無農薬・無化学肥料で農業を実践している、由井大会長はすばらしい。

そしてまた、ホメオパシー、医療、農業を別のものとせず、共通したものという視点で扱っている由井大会長の姿勢がすばらしい」

20151012_32.jpg

マンチャンダ長官ご夫妻からの講評

20151012_27.jpg

アミータ・マンチャンダ氏
「I'm still in trance!この二日間の経験は衝撃が強くて、まだめまいがしている状態です。
この二日間の思い出を素晴らしい経験としてインドに持ちかえりたいと思います。
人の在り方、農業、私たちを受け入れてくれたことに感謝いたします。」

RKマンチャンダ氏
「由井寅子大会長はじめJPHMAスタッフの方々に対し、ご招待いただきましたことに感謝いたします。

二日間、さまざまな症例を注意深くきかせていただき、レベルは違えども処方の素晴らしさに感動しました。さらに学会としての活の質を高めていくためには、リサーチ研究の要素をプラスするとよいと思います。それはホメオパシー治癒症例ケースのリポートの形式を標準化していくことから始まります。

インド政府でもホメオパシーの症例報告に大事な「ケアガイドライン」を学術症例報告のガイドラインを策定中ですのでこういった面での更なるレベルアップを提案します。また日本でのホメオパシー治癒症例を英語で出版したい場合は、インドの学術ジャーナル出版社もありますので紹介いたします。

皆さんの学び続ける姿勢に感動しました。

インドでは"日本にはホメオパシーは存在しない"と揶揄されたりしますが、日本にホメオパシーは存在する。形は違えど存在します。その形の違うホメオパシーをどのように前進させていくかに着目しています。ここはすばらしい国、すばらしい人、そしてすばらしいホメオパシーが育っている国です。」

由井寅子大会長 閉会の挨拶

20151012_26.jpg

「幾度となくコングレスを開催し重ね、私はだんだん落ち着いてきました。

でもパワフルな力はまだ持っています。

ホメオパシーとともにインナーチャイルド癒しも行っているし、自然農業も行っているし、精神面では滝行にも山に登ることもありますが、私の根幹にはホメオパシーがあります。

ホメオパスが自分で処方できる権利を日本で失わないように、インドのように私たち会員が努力をしていかなければいけません。

そのために、会員が年に一度、全国からコングレスに集うことが大事になるのです。
それが、国にホメオパシーを認めてもらうための一つの力になっていくのです。

ホメオパシーの同種の法則は、25年現場でやってきた私としては当たり前のことですが、 世の中ではまだ認められず逆風に遭うこともあるでしょう。
でも、ホメオパシーを必要としているクライアントがいるのです。
ホメオパシーは不滅です。
ハーネマンに心から感謝し、第16回コングレスを終了します。
ハーネマンさん、ありがとう!」

そして、今大会の成功を裏方で支えたスタッフを檀上に上げ、会場の皆さんとともに、今大会の盛会を祝い、最後は「ホメオパスの唄」を皆で歌いプログラムが締めくくられました。

最後にホメオパシーの唄を全員で合唱、来年も集うことを皆で誓って閉幕となりました。

閉会の辞

今年のコングレス、最後の締めは、JPHMA理事で今大会の実行委員長 小島洋子ホメオパスから。今大会の成功を祝し、また来年10月9日、10日の東京での大会を素晴らしい大会にし、皆で集いましょう。と元氣な挨拶で大会が締めくくられました。

来年の大会等の今後のイベントのご案内

2016年10月9日(日)10日(月)
第17回JPHMAコングレス(開催地:東京地区予定)
主催:日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)

2016年4月10日(日) 
第5回「日本の農業と食 シンポジウム」 (開催地:京都地区予定)
「農業ガールたち集まれ!TPPに負けるな!
~女性が農業に参入すれば食卓が豊かになる~」
主催:日本豊受自然農、JPHMA共同主催
>>今年の名古屋でのシンポジウムの様子

詳細は決まり次第、本第16回JPHMAコングレス特設サイト、JPHMAホームページ
認定校CHhomのホームページ、facebook、メルマガ等でお知らせします。
皆様のご参加をお待ちしております。

CHhom facebook
ホメオパシーヘルプ