欧州では多くの酪農家が口蹄疫にホメオパシーで対処

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草の根で広がった欧州のホメオパシー的対処

英国では1967、1968、1981年に口蹄疫が発生。口蹄疫にはホメオパシーのレメディーのBorax(ボーラックス)30Cが有効だったとされ、2001年の流行時にも5000以上の酪農家がホメオパシーで対処を行ったようです。

対処には、効果が疑われるワクチンか、殺処分しかないとされている中、自分たち家畜が愛おしくホメオパシーで動物の自然なケアを行おうとする酪農家の方々の多くがホメオパシーをつかった予防を試されました。
口蹄疫は法定伝染病にも指定され、ホメオパシーでの対処には大きな圧力がかけられた中、英国などでは草の根でホメオパシーの使用が広がり、Borax(ボーラックス)30Cなどのレメディーの使用が酪農現場で広がりました。英国では、流行時に使用の多かった地域では流行が広がらなかったなどという経験も持ちます。

やはり、オーガニック農業での家畜ケアは、ホメオパシーとハーブ療法はファーストチョイス、スタンダードとされる欧州ならではの文化もあると思いますが、日本でも、家畜の分野にホメオパシーでのナチュラルなケアがもっと広がればよいと思います。

由井寅子学長の宮崎での口蹄疫へのホメオパシー医学の視点からのコメント
(6/12土 のRAH12期生講義での学生からの質問に答えて)

6/12 土に由井学長の講義がCHhom福岡校ライブ発信(7校同時中継)で行われました。

その質疑応答の中で学生から、「現在、宮崎で流行している口蹄疫についてホメオパシー医学、そしてマヤズムの視点からみて、由井学長はどのように解釈されますか」という主旨の質問がありました。

こえに答えて、由井学長からは、「宮城での口蹄疫の症状を見ていると、水疱や潰瘍、腫瘍が出来て、体にカビが生えていく傾向が見られ、ホメオパシー病理の視点から見て、宮城で流行している口蹄疫というのは手足口病の延長とか、そんな簡単に考えられるものではないかと見ている。

ホメオパシーのマヤズムの視点でにみると、この病気は、多くの病気の土壌となる疥癬マヤズムに加えて、水疱(淋病マヤズム)や潰瘍(梅毒マヤズム)、腫瘍(梅毒/淋病マヤズム)、そしてカビ(結核マヤズム)が同時に立ち上がっており、まさにエイズにも似た深い病気のようにみえる。

つまり口蹄疫は、これらのマヤズムが組み合わさっており、最終的にはガンマヤズムが立ち上がった姿ではないかと思われる。故にカシノシンなどのガンマヤズムなどのノゾース(病原菌のパターンのレメディー)が入っていかなければ、制覇できない可能性があり、まずはカシノシンなどを試していくことがよいのではと思われる。

加えて、今回のような病気が発生する背景には、抗生物質やホルモン剤、ワクチンなど、多くの不自然な薬剤が畜産に使われた結果、免疫力が著しく低下した家畜たちを襲ったのではと推定している。その場合は、人工毒、医原病の対処するような薬剤のレメディーなども使う必要かもしれません。

このように今回の、宮崎の口蹄疫は、以前に欧米で成果の上がったBoraxなどの単一のレメディーで対処できるような代物ではない可能性も高いのでは」という見解を由井学長は示しました。

そして、このような病気にかかった牛たちを治療に導くためには、「脾(ひ)臓などの臓器をサポートの役割を担うホメオパシーレメディーなども必要ではないか」とのコメントもありました。

こういった家畜の現代病に立ち向かうためには、人間の医原病に対するホメオパシーアプローチ法として成果を上げている由井学長の3次元処方のようなメソッドが必要になってくるかもしれません。

口蹄疫への対処(英国の事例から)

口蹄疫については、2001年の英国での流行時などに、JPHMAとも提携関係にある英国ホメオパシー医学協会(HMA)や、日本でもホメオパシー出版からも邦訳が出されているクリストファー・デイ氏などの見解がWebサイト等でも取り上げられており、ホメオパシー的予防への可能性についても言及されています。

本件については継続情報提供を行います

英国の獣医師ホメオパスの方などでも本件についてコメントされている方もあり、JPHMA認定校のRAHに来日した海外講師やRAH-UK校の講師からも、口蹄疫についてはJPHMAにも情報が相次ぎ寄せられていますので、このサイトで順次公開していきたいと思います。

書籍「牛のためのホメオパシー」、関連セミナーなど

英牛へのホメオパシーケアにつては、ホメオパシ-出版発行の「牛のためのホメオパシー」(クリストファー・デイ著)で特集されており、日本でも北海道や関東の酪農家の間でも一部ホメオパシーを使った酪農での対処が始まっています。
上記の「牛のためのホメオパシー」の中のBoraxのレメディー説明として、「口蹄疫の予防薬としても使える可能性」を示唆しています。ホメオパシー出版からは、この他にも動物へのホメオパシーケアやホメオパシー的農業について、10冊ほどの翻訳者が出ております。また、認定校カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシーでは、動物へのホメオパシー対処を行う専門家アニマル・ホメオパス養成コースもあります。

7/1には「なぜ動物にホメオパシーが必要なのか」というテーマで行われたセミナーの上映会を予定しております。

JPHMAへの情報提供

ブログネームbinseiさんからも、JPHMAに口蹄疫についてのホメオパシー対処についての情報提供があり、許可を頂きましたので内容を転載させて頂きます。

~binseiさんのブログより~

さて宮崎の口蹄病ですが、この機会にぜひ牛さんたちにホメオパシーの予防をためしてしてほしいものだと思っています。この方法は安全で低コストで多くの支持を受けています。

Dr V A Sapre は現代医療では、完全に失敗してるといいます。(事実宮崎では病気は治っていません)がホメオパシーでは3日で66%治っているとは言います。

ホメオパシーの予防接種が安全で有効なことが、かなり証明されてきていることを子供に対するホメオパシーの予防の実例で説明します。

1974年8月にブラジルで Guarantigueta 州で、脳膜炎の流行において、18,640人の子供たちがホメオパシーの Meningococcinum 10Cを与えられた。6,340人の子供たちには比較としてホメオパシーを与えなかった。ホメオパシーの予防を受けた子供たちでは18,640人中脳膜炎が4件あり、6,340人のホメオパシーを使わなかったグループの子供たちは脳膜炎が34件ありました。95%の 有効性が確認された。(1

他の試験では子供たちにMeningococcinum 10 Cを65、826人の摂ったグループと23,532名の摂らなかったグループを1年後に調査した。その結果ホメオパシーを摂った65、826人グループは3件、摂らなかった23,532名中13名の脳膜炎の感染が見られた。91%の有効性が確認された。(2

Chavanon 博士はジフテリアのホメオパシー“ ジフテリナム” は10年間シックテスト*で陰性を生産したと報告しました。ジフテリア免疫試験法.ジフテリアの毒素を皮下注射して,炎症が起これば免疫が出来ていないと判定する.(3

メルボルンのホメオパシーの予防接種に関する世界的権威である、アイザック・ゴールデンはホメオパシーの予防薬を受けた879人の子供たちの結果を発表した。確実に病原に暴露したうち発病したのは11%で、平均89%の有効性だった。子供たちのおよそ10%にわずかな体温上昇と苛立ちのような軽い副作用がみられたが、ひどい副作用は観察されなかった。(4

さて口蹄病ですが、ホメオパシー Borax 30を使います。液体で10ドロップを飲み水30ガロンに入れてリスクがなくなるまであげるといいます。 (5.

注)口蹄病への実際の利用についてはホメオパシーの学校などに問い合わせてください。
ホメオパシーのボーラックスにはボーラックスの分子も入っていないほど希釈したものです。

1. Eizayaga F.X., Treatise on homeopathic medicine, 1991, pp 282-286, Marrecel, Buernos Aires 

2. Mroninski C., Adriano E., Mattos G., Meningococcinum,Its protective effect against meningococcal disease, Homeopathic Links,2001, Vol. 14(4), pp 230-4

3. Sankaran P., 1960, Prophylaxis in homeopathy, The homeopathic medical publ., Bombay

4.Golden I., Vaccination – a review of risks and alternatives, 5th ed., 1994, self published

5.Homoepathy couldcontrol Foot and Mouth Natural  

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