第7回JAHCで最も注目を集めた発表者はリュック・モンタニエ博士

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今回のJAHCで最も注目された発表者は、フランス人のウイルス学者であるリュック・モンタニエ博士だったのではないかと思います。

モンタニエ博士は、エイズウイルス発見の功績により、ノーベル生理学・医学賞を受賞していらっしゃる方ですが、2010年12月24日発行のサイエンス誌に掲載された画期的なインタビューの中で、ホメオパシーを擁護する発言をし、話題になっています。詳しくは、『世界の一流有名人がホメオパシーを選ぶ理由』(ホメオパシー出版)の著者である、デイナ・アルマン氏が投稿したWebの記事をご覧下さい。

ここで日本語訳を一部引用させていただきますと、

世界エイズ研究予防財団の創始者であり、会長をつとめるモンタニエ博士は次のように述べている。「ホメオパシーのすべてに真実性があるとは言いかねる。私がここで言えるのは、高希釈(ホメオパシーで用いられる)に関しては真実である事だ。ある一つの物質の高希釈が“無価値”であることはない。これらは水構造であって、水構造は原分子を模倣(再現)する性質を持つからである。」

ここでモンタニエ博士は、彼自身の実験的研究について触れているが、それは、激しい振とうをくり返しながら希釈された薬物を投与するという、ホメオパシー医療の論争点の一つを証左するものであった。希釈液には原物質が全く含まれないと言うのが昨今の科学者の間で一般的に想定されていることであるが、モンタニエ博士の実験によると(そして、彼の他の同僚たちによる数多くの実験によっても)、原初の薬剤の電磁信号は水の中に残存し、驚異的な生物学的作用を発揮するというものであった。

モンタニエ博士は、中国、上海の北方交通大学(この大学はしばしば“中国のマサチューセッツ工科大学”にたとえられる)で新たな地位に就いたばかりで、今後、彼の名を掲げた新しい研究所での仕事に勤しむ事になる。この研究は物理学、生理学そして医薬を統合させた新しい科学の流れに焦点を置く:DNAから放出される電磁場の水中における現象。彼と彼の率いる研究チームは、その論理的根拠と薬剤としての適用可能性について研究することになる。

モンタニエの新しい研究は、様々な細菌のDNAを高度に希釈したものから放出される電磁波の調査であると博士は言う。モンタニエは、「我々の発見によると、DNAは水中において、その構造形態に変化が起きるが、こうした変化は極めて高度の希釈においてもしっかりと存続し、それが、我々にとって計測可能な電磁信号と共鳴する。細菌とウイルスのDNAからは高強度信号が放出される。」

モンタニエは、こうした新知見は、自閉症、アルツハイマー病、パーキンソン病、そして多発性硬化症ばかりでなく、その他良く見られる多くの慢性病への新しい新規治療につながるものであると断言している。

今回のモンタニエ博士の講演は、まさにこのインタビューの続きともいえるもので、大変驚くべき内容でした。

具体的には、HIVのDNAを高希釈し、EMS(ElectroMagnetic Signal)Naneousと呼ばれる装置でDNAが発する電磁信号を読み取ってコンピューターに取り込み、全く別の場所で同じ装置を使って水にその電磁信号の情報を与え、PCR法によりDNAを復号させると、元のHIVのDNAが復元された。すなわち、水に与えられた電磁信号によって、特定のDNAを生み出すことが出来るということです。さらに、その現象が多く出現するのが、7X~13Xの希釈率だった、ということでした。

この希釈率では原物質であるHIVのDNAは溶液中に残っている可能性がありますが、信号の読み取り装置やコンピューターを介しているので、復元する側の水には全く原物質が含まれず、人工的に与えた電磁信号のみが水の中に含まれていることになります。それにもかかわらずDNAを復元させる力を持つことが出来るというのは、まさに、水が何らかの情報を持ち得ることの証明、といえるでしょう。これは、ホメオパシーが効果を発揮することの証明にもつながる、すばらしい発見だと思います。

講演の終了後は会場全員がスタンディングオベーションの大絶賛で、いつまでも拍手は鳴り止みませんでした。

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このように、既存の科学を乗り越えていく研究はあちこちで現在も続けられており、「荒唐無稽」と言い切った日本学術会議の会長談話もいずれ覆されることになると思います。その時代はすぐそこかもしれません。そして、ホメオパシーの有効性が多くの方に認知される日が来ることを願いたいと思います。

なお、今年のJPHMAコングレスのテーマも、既存の科学を超えた科学からホメオパシーをとらえることを目的に「ホメオパシーとメタサイエンス」に決まりました。日時は2012年9月29日(土)、30日(日)の2日間の予定です。ぜひご期待下さい。(詳細決まり次第JPHMAホームページにアップ致します)

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