インターネット大百科辞典として親しまれているウィキペディアですが、なぜか『ホメオパシー』については、事実とかけ離れた解説がなされています。
そのひどい内容は、以下の2013年10月17日 (木)付のJPHMA『ホメオパシー新聞』でも取り上げました。
▼ホメオパシー新聞(ウィキペディア日本語版「ホメオパシー」の嘘)
確かに、ウィキペディアの着想は素晴らしく、フリーで手軽に様々な事柄を学ぶには大変便利であり、多くの人々がその恩恵を得ています。
しかし、ウィキペディア自体が、ある意図をもって作られているとしたら?
アフリカの子どもたちを救うためという名目でワクチン接種への寄附を呼び掛けている欧米の団体や権威者たちは、表向きは善意を装って慈善活動をしていたとしても、実際に裏ではどのようなことが行われているのか、大いに疑問に思われるところがあるのです。
英仏独スペイン 4ヶ国で最も編集合戦が激しかったワードでホメオパシーはキリストとともに周尾
このような、いわば物事の裏を見つめる目をもって見たとき、ウィキペディアという便利なメディアの中に、「情報操作」を狙う構造が見え隠れしていることに気づきます。すなわち、大衆をコントロールする影響力をもつ手段を得ることが「彼ら」の狙いであり、ダヴィストック洗脳研究所などでも指摘されているように、真実の中に意図的かつ巧妙に「嘘」を入れることで、人は簡単に騙されてコントロールされてしまうのです。ウィキペディアに意図的な「嘘」が仕組まれているとしたら、その策略の犠牲者となってしまったのが「ホメオパシー」であると言えるのです。
後に紹介するように、ウィキペディア共同創設者 ジミー・ウェールズ氏の今回の発言は、世論を変えることを意図したつもりだったのかもしれませんが、ウィキペディアを通して世の中をコントロールしようとしてきた「彼ら」の影をにおわせてしまったという意味では、失言だったと言えるでしょう。
言い方を換えれば、ジミー・ウェールズ氏が思わず「本音」をもらしてしまったことは、ホメオパシーについては「彼ら」の情報操作がうまくいっていないことへの焦りと見ることができるかもしれません。
いずれにせよ、「うまい話には罠がある」ということわざもあるとおり、ウィキペディアにも罠が仕掛けられているかもしれないという意識をもち、あくまでも自分自身の頭で真実か嘘かを見極めながら利用することが、賢い利用法と言えるのではないでしょうか。
それでは、ウィキペディアの共同創設者ジミー・ウェールズ氏が、”Quora”誌のインタビューに答えている内容を、豪州のホメオパシーブログHomeopathyplusが2013年12月に掲載しましたので、それを和訳紹介します。後は皆さんの想像力と、真実を追求する能力に期待したいと思います。
【Homeopathy plus より和訳引用開始】
Wikipedia Co-founder Wants to Stop Homeopathy
ウィキペディア共同創設者はホメオパシー阻止を望んでいる喉の痛みに薬局からポーテンタイズされたレメディーを勧められた後、ウィキペディア共同創設者のジミー・ウェールズは、ホメオパシーに対する自分の考え - ホメオパシーを阻止したいという彼の願望 - を「クオラ」誌でぶちまけた。
驚くほど無知で中傷的な言い草で、
ジミーは言った:
“..homeopathy is a proven fraud.”
「…ホメオパシーは立証済みのイカサマで・・。」
“…makes me ill.”
「…気分を害するものである。」
“Homeopathic remedies of no value whatsoever are legally marketed…”
「何の価値も無いホメオパシーのレメディーが合法的に売られている…」
“Who should I talk to about this in order to encourage the creation of a campaign to stop this? This is not my primary area of interest and so I am not the right person to lead it myself. But I would like to help.”
「これを阻止する為のキャンペーンを奨励する為に、誰に話すべきか?自分でキャンペーンを打つことには興味がないので、私自身はキャンペーンを率先するのに適材ではないが、力添えはしたい。」
“It’s a scandal in the modern world”
「ホメオパシーは、現代においてはスキャンダルだ。」
“We know with full rational certainty that they do not work at all. They are nothing more than placebo sold fraudulently.”
「(ホメオパシーのレメディーが)全く効かないことは、完全に理に適って確実に周知になっていることだ。ホメオパシーのレメディーはインチキに売られているプラセボ以外の何物でもない。」
“…the effectiveness of homeopathic remedies, relative to placebos, is 0%. Not effective at all. A useless fraud.”
「…ホメオパシーのレメディーの効果は、プラセボと比べて、0%。全く効果なし。役に立たないイカサマ。」
“This is nothing more than fraud.”
「これはイカサマ以外の何物でもない。」
“There have been no properly conducted large scale studies which suggest in the least that homeopathic remedies are any different from sugar water.”
「ホメオパシーのレメディーが砂糖水とちっとも変らない事を示す大規模研究がこれまで全く適切に行われてこなかった。」
“This is false.”
「これが、間違いである。」
“Homeopathy does not work at all. It has been shown in an extremely thorough way to be no better than a placebo.”
「ホメオパシーは全く効かない。それがプラセボ同然であるという事は極めて徹底して示されてきた。」人が本音を語る時、無知や偏見がにじみ出るリスクがあるが、まさに、これがジミーにも当てはまった。
2013年2月6日の「クオラ」誌のポストバックからジミーのコメントを私達が初めて公表した時、そのコメントは直ぐに削除された。幸いな事に、削除される前に彼のコメントの全リストを保存する先見の明が私達にはあった。More Informationの下のスクリーンキャプチャーで、まだそのコメントを読んで頂くことができる。
多くの人々にとって、ウィキペディアは、貴重な情報源である、しかし、その完全性を保つ為には、中立的でなければならない - ホメオパシーに関しては今までそうではなかった事は確かである。.
数カ月前に、ジミーが、本音を語って以来、誤解を招く不正確なウィキペディアのホメオパシーに関する情報は、ひたすら悪化した。ホメオパシーについて知識があり、掲載資格のある人々が、間違った情報を正そうとしても、情報コントロールの為にそのページに居座っているアンチ・ホメオパシー「不法占拠者」によって、その試みは食い止められる。
ジミーの偏見は責任重大ではないだろうか?
When Jimmy Wales gave a TED talk in 2009, he said:
2009年TEDトークで、ジミー・ウェールズは以下の様に言った:「最大および最重要事項は、私達の中立的見解ポリシーです。これは、完全に議論の余地が無いグループの基本方針として、そもそも最初から私が設定した事です。これは、協力という社会的概念です。したがって、私達は、真実や客観性については多くを語りません。その理由は、もし私達が何かのトピックに対して「真実」を書こうとするだけならば、書くべきことを把握するのにちっとも良い結果が得られないからです。何故なら、何が真実かということについて、私とあなたでは意見が食い違うからです。私達には、グループ内で長い歴史を持つ、中立という専門用語がありますが、その中立の基本的な意味は、賛否両論、意見が分かれる問題があるときはいつも、ウィキペディアそのものは、その問題についての立場を明確にすべきではない、というものです。私達は、信頼できる当事者たちが、その問題について語った事を単に報告するべきです。ですので、この中立方針は、私達にとって非常に重要です。何故なら、そうすることで、非常に異なるグループが団結し、ある作業を実際にやり遂げる力を与えることができるからです。」
”ウィキペディア人”、そしてジミー自身が、こうした素晴らしい意図に敬意を払っていないとは何て恥ずべき事だろう。中立の代わりに、ウィキペディアは、ホメオパシーについて多くの人々を誤った方向に導く卑劣な態度をとっている。
ウィキペディアの共同創設者、ラリー・サンガーは、その完全性に対する懸念により、数年前に同組織を退いた。彼は以下のように述べた:
「ある分野やトピックにおいて、その項目に「不法占拠」するグループがおり、自分達の個別の偏見を反映させると主張している。項目の見解・説明を承認するための信憑性のあるメカニズムがない…(ウィキペディア)グループ内で最も影響力を持つ人々は、殆どの時間をもてあましている人々 ‐ 最高の知識がある必要は無くて - ウィキペディアの著しくゲーム的なシステムを操作する人々である。」(1)
今回ホメオパシーに関して起きたのと同様のことが起こった場合、私達は皆、その事柄に対する知識はより貧しいものとなってしまう。
古いことわざ「魚は頭から駄目になる(腐敗は上部から始まる)」。これは、私達がウィキペディアに関して見てきた事ではないだろうか? ホメオパシーにとっても、そして情報を得る為にウィキペディアを当てにしている人々にとっても、もっと良質の情報を得られるはずだが割に合っていないのである。
More Informationおよび参照
Jimmy’s current but redacted Quora post can be read at
ジミーの編集済みの現在の「クオラ」誌への投稿The original version, with all of Jimmy’s comments intact, is available on a screen capture here – part 1 and part 2
全てのジミーのコメントが入った、元々のオリジナルバージョンは、このスクリーンキャプチャーから読む事ができる - part 1 and part 21. Why Citizendium?
何故、シチズンジアム? (*訳注*ウィキペディア共同創設者ラリーによる造語。「市民による概説書」を標榜している)http://blog.citizendium.org/?p=286
注意:私達が提供している情報やコメントはホメオパシー的視点からのものである。政府部門、医療製薬グループ、「懐疑派」組織、ホメオパシーに精通していない人々によって承認される必要はない。
我々の資料の目的に関する詳細情報は、私達のウェブサイト末尾にある免責条項をお読みください:
-詳細については以下のサイトをご覧ください:
【Homeopathy plus より和訳引用終了】
補足情報
なお、今回の記事を掲載公開したHomeopathyplusというブログは、助産師でもあるオーストラリアの女性のホメオパスのフラン・シェフィールドさんが主宰しています。彼女のエピソードも併せて紹介します。
フラン・シェフィールドさんは、アメリカなどで公機関が発表しているデータなどをもとに、現在豪州で行われている百日咳ワクチンが、社会的に宣伝されているほど効果がなく、逆にリスクもあるという事実をこのブログに公開しました。また、自らの会員制サイト内で、子どもかかる病気に対しては、ホメオパシー的予防の可能性について情報を与えてきました。ところが、豪州のACCC(オーストラリア不正競争消費者委員会)が人権保護法をたてに、このフラン・シェフィールドが百日咳ワクチンについての事実を公開したこと、そしてホメオパシー的予防の可能性を自らの会員制の非公開のサイト内でクライアントに伝えたこと(非公開なサイトに不正にACCCが侵入)に対し彼女を訴えました。彼女は、人権団体との訴訟を準備中です。予防接種の真実を公開し、ホメオパシー的予防の可能性を紹介することがなぜ人権侵害になるのでしょう。逆に健康(ワクチン)に関わる重大な真実の情報を隠ぺいし公開を制限することの方が人権侵害ではないでしょうか。本件については別途ホメオパシー新聞でも詳細なレポートを予定します。