ホメオパシーこそ科学である インドでは政府直轄のリサーチセンターで有効性が次々と検証されつつある

今春JPHMAが主催しニューデリーで行われた日印ワールドホメオパシーカンファレンス。インド政府AYUSH(伝統医学)省ホメオパシー リサーチ中央評議会(CCRH)次官のDrアニル・クラーナが、CCRHのホメオパシーリサーチの活動につき発表を行った。

0000

 ホメオパシーは、現代西洋医学が不得意な分野も含めて、私たちが本来持っている自己治癒力を触発することで心と体の様々な健康問題を解決する療法。そして動物も、植物も、環境も生きとし生けるもの解決法を持つポテンシャルのある療法であり、インドでは政府直轄のCCRHにてリサーチが続けられており、ホメオパシーの有効性を裏付けるデータが次々と整備されつつある。

 頭ごなしに「ホメオパシーを非科学的、荒唐無稽」と決めつけた某国の元、学術会議のトップと対照的である。

 どちらが科学者としての心を持っているかも一目瞭然。

 国民ひとり一人が、利権に与する御用学者と、国民の健康・福祉に貢献するために学術的真実を追求する真の科学者との違いを見極める目をしっかりと持ちたいものだ。

【ニューデリーでのJPHMA主催 日印ワールドホメオパシーカンファレンスでのインド政府AYUSH(伝統医学)省 ホメオパシーリサーチ中央評議会(CCRH) アニル次官の発表から】

 CCRHは世界で唯一の政府管轄下のホメオパシーリサーチ機関。「ホメオパシーが世界的に認められるようになること」を目的として、数々のリサー チをおこなっており、インド全土に26もの研究施設をもっている。

1. ホメオパシーのレメディー原料の調査、収集、栽培をし、レメディーの標準化を設定し、インドのホメオパシーレメディー製造社へ配布。ホメオパ シーレメディーの規準を作るためのマーカー確立、マザーティンクチャー活性要素についての調査も行っている。                               

2. 臨床検証については、CCRHでは、既に108の検証が行われ、現在、16のレメディーの臨床検証が行っている。そして、これら多くの情報を含んだソフトウェア開発も考えている。

臨床的研究は100以上行っており、その一つは白斑についての研究。この問題について、ホメオパシーで、どれ位の割合のケースを治す事が出来るか。この臨床でも多くの患者が参加し、多くの治癒した報告が届いている。

 また、糖尿病の潰瘍のケースの多くが、カレンデュラのレメディーで改善したという研究もCCRHはまとめている。

 尿結石のケースでも、ホメオパシーのレメディーを摂った後に、石が出てきたケースが多い。

 このように、多くの臨床ケースの記録を集め、統計的に良い結果がでている事を知らしめる為に活動している。

 インドでは、過去に、日本脳炎に対して、ホメオパシーのレメディー・べラドーナを予防的に出していた。日本脳炎は死亡率が高く、50%の子供が亡くなってしまう。そこで、ホメオパシーでこれが予防できるかというチャレンジがあった。

 その州の長に、べラドーナをどの様に摂るか、2ヵ月後にはホメオパシーのレメディー・チュバキュライナムを摂る等の情報も加えて知らせた。その記録を集めていった。7年間、 公的にこのプログラムを行っているが、日本脳炎に罹る子供達が劇的に減った。ホメオパシー的予防をする事で、子供達の死亡率が下がってきている。

 また、動物を使った研究も行った。卵の内側の粘膜に、ウィルスを置き、べラドーナを与えたら、ウィルスが育たなくなったという実験結果だった。

 ラットを使っての実験も行った。母親のラットにべラドーナを先に与えておいた。7日間、14日間、そして対照群。そのラットから生まれた ラットに、脳炎のウィルスを注射した。

もし、そのラットが28日以上生き残る事が、その証明となる。そして、79%が予防されたという結果だった。

 CCRHは、ゴラポーラ大学病院でも、臨床実験を行った。そこでは、2,000~3,000名の子供が治療されている。そこでは、50%以上の生 存率だった。失明や耳が聞こえなくなる等、何らかの不全をもちながら生きている状態。

 CCRHは、その大学病院でアロパシーのみでなく、ホメオパシーも使って貰い、その違いを比較する様に要請した。

 生存率は変わらなかったが、ホメオパシーを摂った子供達は、アロパシーを摂った子供と比較し、アロパシーでのクスリ等の副作用等の後遺症が無かった結果だった。この研究は未だに続いている。

 また、不眠に対するホメオパシーレメディーの効果についても、あらゆる角度からの研究で証明するよう試みている。ホメオパシーレメディーの反応が 化学的にあるかどうかを調査する為に、実験を行った。どこから始まるのか、どうやって始まるのか。コルカタにある国際的研究所と共同して調査した。

 例えば、癌の細胞に対して、何らかの防御ができるかどうか。ラットで実験し、ホメオパシーレメディーが作用している結果が見えた。

 ホメオパシーのレメディーがどういった物理的反応を起しているか。ディアンシンカレッジと言う大学の科学者と共同で研究している。ソーファーの密度と超音波速度を調査した。これは、小数点6桁まで記録する機械で、全ての分子の状況をテストする事ができる。6C、12C、30Cと、それぞれ の超音波が異なる事が分かった。ある時点になるとフラットになるが、その後、また上下している。分子が無い筈なのに、このような反応が起こっている。これも更なる研究を続けていく予定。

▼インド政府が発行している以下の書籍も参考となる

タイトル:HOMOEOPATHY – SCIENCE OF GENTLE HEALING - 

発行年:2013年

発行:Department of Ayurveda, Yoga & Naturopathy, Unani, Shiddha and Homoeopathy (AYUSH)Ministry of Health & Family Welfare, Government of India, New Delhi(インド共和国政府健康家族福祉省AYUSH局)

日印ワールドホメオパシーカンファレンス(ニューデリー)の様子

(参考リンク)

Dsc02870

目次