老猫の慢性腎不全が改善したケース
水野 和子(日本ホメオパシーセンター湘南平塚)

老猫の慢性腎不全が改善したケース<br> 水野 和子(日本ホメオパシーセンター湘南平塚)

●10:55[会員症例発表(東京)]

老猫の慢性腎不全が改善したケース

水野 和子 ホメオパス(日本ホメオパシーセンター湘南平塚)

クライアントは15歳老齢のオス猫。クレアチン値及びSDMAの数値から、獣医師により軽中度慢性腎不全と診断されました。人だけではなく、ペット(犬や猫)の寿命が延びてきており、老齢化した猫が長期にわたり徐々に腎臓機能が低下して、老猫の主要な死因の1つとなっている統計結果が示されました。
そこで、まず飼い主さんへ指示したのは、「塩をごはんに追加すること、海水塩を溶かした水を置いておくこと」などミネラルとしての塩を補ってあげることでした。
様々なホメオパシーの書籍の情報を用いZENホメオパシーを応用しながら相談会を続け、体全体の状態が徐々に改善され、まずクレアチン値が正常値に、その後SDMAの数値も正常値になったことから、慢性腎不全は改善されたと考えられます。
一般的に犬や猫に塩を与えてはいけないと言われていますが、ペットの健康を維持するためには本来必要な栄養やミネラル豊富な食事にすることや、ミネラルとしての塩とたんぱく質を補完す必要があると断言しました。
人だけではなくペットにとっても食が大切なこと、検査数値から動物にとってもホメオパシーの有効性が分かる発表となりました。