トップページへ JPHMA
医学協会について 協会の活動 ホメオパス 学術分会 医学大会
ホメオパシーについて
レメディについて
人・ペット・植物とホメオパシー
英国ホメオパシー事情
メディアステーション
センタークリニック紹介
よくある質問
サポート窓口
JPHMA関連リンク

■メディアステーションについて
■各種雑誌
  掲載記事紹介
【ホメオパシー出版刊】
■たま
・1996〜1997

■気の森
・2002.10
・2002.10
・2002.04
・2002.01
・2001.10
・1997〜1998
・1997.04
・1997.01

■アネモネ
・1999〜2000
・1999.12

【男性情報雑誌】
■Tarzan
・1999.3

【女性情報雑誌】
■Fili
・2003.8 
・2003.1 
・2003.1
・2003.1
・2001.09
・2001.09
・2001.02
・1998.10
・1998.06
・1998.04

■Oggi
・2003.6
・1999.6

■エスクァイア
・1999.4

■Marie Claire
・2000.6

■25ans
・2001.4

■Trinity
・2004.9
・2003.10
・2003.1
・2002.6

■ココカラ
・2002.7

■Voce
・2002.8

■Miss
・2002.9.11

■HB
・2003.2

■Caz
・2003.2

■Premo
・2003.3

■Hanako
・2003.10

【月刊誌】
■日刊現代
・1999.5

■Feel young
・2002.5
・2002.4 
・2002.2
・2002.1

■月刊エステティックビジネス
・2004.12

【日刊・夕刊】
■夕刊フジ 
・1998.10

■日刊現代
・1999.5

【週刊】
■X-zone
・1997.12

■女性セブン
・2001.11

■週刊女性
・2002.3

【暮らし・健康情報誌】
■La Vie
・2000.6

■さわやか元気
・2000.12

■エグゼクティブ
・2001.1

■アイシス
・2002.10

■Mom
・2004.2
・2003.5

■lingkaran
・2003.vol.2

【文学・評論・経済
  テクノロジー関連誌】
■論座
・2000.7

■先見経済
・2001.9

【新聞】
■日本繊維新聞
・2000.4

■大分合同新聞
・2001.7

【書籍関連】
■自然治癒力
・1997.2

■波動の世界
・1999.11

■ペリネイタル・ケア
・2005.1

【その他】
■大江戸サンバ通信
・2002.12

■ヘルスカウンセリング
・連載
・準備中
■ワールドニュース
■著名人との関わり
■ジャーナル掲載記事





■ホリスティックヘルス ホメオパシー療法で本来の自分を取り戻す!
2001・02
■Fili ホリスティックヘルス ホメオパシー療法で本来の自分をとりもどす

由井寅子さんインタビュー インタビュア=旭享子 ホメオパシーは「代替医療の切り札」といわれ、その効果 には大きな期待が寄せられているものの、情報が十分に浸透しておらず、どんな療法なのかよくわからない点も多いのが現状です。今回は日本に初めてホメオパシーを紹介し、そのパイオニアとして、ホメオパスの育成と多くの患者の臨床に当たる由井寅子先生にその療法についてインタビューしました。

■ホメオパシー療法とは何か?
まず、ホメオパシーという療法を簡単に説明していただけますか? 由井:ホメオパシーというのはギリシャ語から作られた造語です。簡単に言ってしまえば「病気と似たものが、その病気を治す」という同種の原理を根本にしている療法です。日本では同毒療法と訳されることが多いです。 例えば火傷をしたとしますと、同種の療法ではもう一度そこに熱い蒸気を当てるんです。こうすることで火傷はすぐに治ります。普通 は水で冷やしますよね。でも、ヒリヒリした痛みが続いたり、水ぶくれになったり、痕が残ったりします。 ホメオパシーではどうするかというと、例えば、カンサリスというレメディー(ホメオパシーで使う砂糖玉 )をとります。 カンサリスはスペインにいる昆虫で触ると火ぶくれのようになりヒリヒリ痛みます。これが同種的に働いて治癒が起きるのです。実際は、カンサリスだけでなく、火傷の症状に合わせて適切なレメディーを選択します。同様に高熱には高熱のレメディー、不眠には不眠のレメディーという具合に、同じような症状を起こすもので症状を出し切らせるようにするのです。

Q:今の現代医学とは反対ですね。

A:由井

まさにそのとおりで、現代医学に代表される症状を抑圧する手法はアロパシー(逆療法)といい、ホメオパシーの対極にあるんです。実は、アロパシーとホメオパシーは、ヒポクラテスの時代からアプローチの全く異なる二大治療法として存在していました。現代医学は、その祖をヒポクラテスにあると考えているようですが、彼は最終的に同種の方法を選択し、支持していたんですよ。西洋医学は千五百年続いてきて今に至っているわけですが、病気はどんどん複雑化し、慢性的な症状がどんどん増えている。症状を抑圧するやり方では、実は病気は残ったままなんです。何も解決していない。 熱が出るには出る原因があるわけですから、それを無視して座薬や解熱剤で止めてしまうと、病気は残ったまま適応し、微熱が続いたり、慢性疲労、熱性痙攣などを起こしてしまうんです。それから、薬そのものの害も深刻です。 ◎ホメオパシーでは病気をどのようにとらえていますか? 由井:ホメオパシーでは、バイタルフォースという生命エネルギーによって生物は生かされていると考えています。そして、その流れが滞ると病気になり、結果 として目に見える症状となって表れてきます。流れが滞る大きな原因に、心のあり方があります。バイタルフォースの流れは私達自身です。だから、心があることにとらわれ、こだわれば、流れが滞ります。それが病気です。それから、生活環境も大きな原因となります。私達の体は、環境との相互作用で作られたものですから、体にとって不自然なことをしていたら、どうしたって病気になります。物は言いませんが、体も心をもっているのです。 みなさんは、病原菌は外から来るように考えられているでしょう。でも、実はそうではありません。自分が自分と似たパターンを持つ病原菌を引き寄せてしまうのです。それに生命力のない有機物を分解しようというのは自然の摂理です。 だから、病原菌を責めて撲滅しようとするのではなく、私達の生命力を取り戻そうとしなければならないのです。

■毒から作られたレメディーはなぜ効くのか?
レメディーは毒のエネルギーそのものとお聞きしましたが、どういったものから作られるのでしょうか。

A:由井

鉱物、植物、動物、元素、病原体をはじめ月光まで、レメディーはどんなものからでも作ることができます。 森羅万象は、その中に独特の精神を宿していますが、レメディー化することで明確になってきます。しかし、薬になるものは、結局毒から作られたレメディーなんですね。砒素、水銀、トリカブト、タランチュラ、コブラ、サソリ、青酸カリ、プルトニウム、結核、ガン細胞などです。レメディーの一覧を見たら、みなさん驚くでしょうね。 でも、現物質をそのままとるわけではないんですよ。そんなことをしたら死んじゃいますから。

Q:天文学的な希釈をしてあるということですが・・・。

A:由井
そうです。実際は、希釈の度に叩きます。文字通り命を吹き込むんです。最大希釈は10の200万乗倍という想像を絶するものです。毒そのものではなくて、本当にエネルギー状態になっているんです。もちろん、毒性なんて全くありませんし、薬のように副作用もありません。

Q:レメディーはどうして効果的なんですか?

A:由井
例をあげて話してみましょうか。たとえば、最近どうもイライラして気分がすぐれないという人が来たとします。「そのイライラはいつ頃から始まりましたか?」すると、会社で人事異動があってからと答える。「どういうことが起きたのでしょう」と聞く。 自分は特に異動はなかったけれど、会社へ行くのが憂鬱になったと答える。なぜかと質問していくうちに、同期だったAさんが課長になったという。そこで、私たちは嫉妬のレメディーをあげるわけです。わざわざ「嫉妬のレメディーです」 なんて言わなくても、気づきが起こるのです。「Aさんが出世したことを嫉妬したのは、実は私が出世したかったからなんだ。そうか。私はAさんに嫉妬していたのか。そういえばAさんは私が何か企画開発すると、それに輪をかけるようにして大きな企画を提案していた。そうか。Aさんも私に嫉妬していたんだ」これです。嫉妬している時には、それがわかりません。たとえわかっていてもそれを止めることはできません。自分自身が嫉妬の心となっているからです。ところが同じ嫉妬のレメディーを入れると、そのパターンが増幅されてあふれてくるために、自分自身を客観的に見つめる状況が作られるわけです。これが気づきです。固まったエネルギーが開放されて心が穏やかになっていくんです。イライラもなくなります。長年の心のパターンは、体に染み込んでいて、その場合、体から気づきが起こり、心そのものも気づいていきます。気づきというのは同種で起こるんです。だからレメディーは何かといったら、自分を映す鏡だといえます。 このときに用いるのはラカシスという蛇の毒です。もとは毒物であっても非常に薄め活力を入れることでその毒性が消え去り、毒の持つ苦しみや悲しみの姿が出てきます。 その姿を私たちの心身が観ることで、それと同じパターンのこだわりが溶けて流れていくんですね。だからレメディーが効いていく。毒ってありがたいですよ。

Q:本人が認めないのに、先生はどうやって嫉妬の感情に気づくんですか?

A:由井
これはホメオパシーの問診のテクニックなんですが話をすればわかります。人間というのは真実に動かされるということがあるんです。真実というのは自分の持っているもの、だから共鳴するのです。先程の嫉妬の例でいえば、患者さんは「イライラするんです」と症状を訴える。なぜイライラするのかと聞くと、人事異動のことを話し出す。 質問を重ねていくうちに「Aさんが出世した」という。「じゃあ嫉妬があるんですね」と聞くと「いえ、嫉妬なんかしていません」と強く言う。必ず、こういう反応をするんです。なぜ、そのように強く反応するのかということなんです。 私たちは自分の中にないものにひっかかるということはないんですよ。だから、仮にレメディーをとったとしても、自分の中にそれと共鳴するパターンを持っていなかったら反応もしないんです。何も効かなかったで終わり。 ◎違ったレメディーを飲んでも大丈夫なんですか? 由井:もちろんです。自分にないものは通 り過ぎていくだけですから。じゃあ、何でも適当にとっていいのかということになりますけど、健康な人ならそれでも問題は起きません。だけど、慢性的な症状を持っている場合、適合するレメディーを与えるわけですから、やはり、レメディーの選択、希釈率、日数、順番が大切になってきます。

Q:急性の病気と慢性の病気についてはどうとらえ、どう治療するのですか?

A:由井
ホメオパシーでは、急性病と慢性病の二つしかないんですね。それ以外の病名は、意味がないというんです。 病名は、その人自身をあらわしはしませんから。感染症や激情などが急性で、心や体の症状も激しいです。そういう場合には同じレメディーを頻繁にリピートしたり、変化がなければ、どんどん違うレメディーを与えます。これは実践的な手法です。たとえば、髄膜炎や脳炎、ひきつけもそう。インフルエンザで高熱を出したときもそうですね。 どんどんレメディーを与えて対処します。 慢性病というのは、その方が病気を持っているけれども激しい症状にならずに適応してしまっている状態をいいます。こちらの方が病気としては深刻です。 急性の病気にかかったときに、その症状を薬や注射で抑えてしまった場合には体が病気の根っこを持ったまま適応してしまうんです。レメディーも希釈率の低いものを長く与えて、ゆっくり症状を出していきます。 ホメオパシーでは、内から外へ、上から下へ、慢性から急性へ、それぞれ症状を解放して治っていきます。病気が治るでけでなく、心も変化した。

Q:先生はホメオパシーで潰瘍性大腸炎が治ったということですが、心身両面 にどういうことが起きたのでしょうか。

A:由井
その病気が始まったのは三十三才の時からでした。腸壁が破れひどい状態の時は下血が一日に十五回もありました。 そこに潰瘍が出来ているので常に下腹が重い感じがあって、とても苦しかったんです。二年間は西洋医学でさまざまな治療を受けました。もちろんステロイドも投与しましたよ。でも、結局だめなんです。プレッシャーが強いとまた潰瘍ができてしまうのです。そんな状態のときに、ホメオパシーと出会いました。ちょうど三十五才になりかけていましたか。 夢で神様から「同種療法」というものを教えてもらって、さっそくその療法を受けてみたんです。ホメオパスが出してくれたのは小さな砂糖玉 がたった四粒です。聞けば砒素と癌細胞だという。本当にこれで大丈夫なのかと半信半疑でした。 でも、四日かけて一粒ずつ飲んだ後に激しい症状が出てきたんです。もう、体を二つ折りにしなければ立てなくなってしまったんですよ。ベッドに上がるにもはいつくばって、水しか飲めないような状態です。 腰も背骨も痛くてたまらないのですが、この痛みの記憶がある。これがかつて体験していたものだったことを思い出したのです。 二十六才のときに、インフルエンザにかかってどうしても休めないので、点滴を打ちながら仕事を続けたことがありました。その時の症状と全く同じ。私が症状を薬で抑えたために、治りきっていないまま体が適応してしまって、バイタル・フォースが歪められていたわけですね。それがレメディーをとったら出てきたんですよ。

Q:ではその時の症状を再体験したわけですか?

A:由井
そうです。レメディーをとりますと、治りきってなかった症状が表に出てきます。私の場合も三日間苦しんでやっと症状が取れました。そしたら、下血や下痢であんなに頻繁にトイレに行っていたのに、ほとんど行ってない事実に気がついたんですよ。潰瘍性大腸炎は今の症状。そして、その次の層にインフルエンザの時の治りきってない症状がありました。それが出てきたわけです。そして、それが解放されるときに、外側にあった潰瘍性大腸炎の症状も一緒に取っていってしまったんです。もちろん、まだまだ中核はあるんですよ。私たちはタマネギのようなものですから。インフルエンザにかかるという私自身の問題。病気を押しても頑張って仕事をしようという勢い、これは私の性格のクセです。これがタマネギの真ん中にあたるものです。これがあるために、いつも頑張らなければやっていけない人生になっていたんです。弱音をはいてはいけない人生になっていたんです。 そのレメディーがそのときいただいたカシノシンという癌細胞のレメディーです。 潰瘍性大腸炎の病気は治りかけていたけれども、なかなか中核の心の部分を振り返ることができない。 次には、私のように一生懸命生きてきた人間に対して、なぜ神はこんな病気を与えたのかと思うと、腹が立って、腹が立って仕方なかったんですよ。そういう人間にこそ、健康な体をくれるべきじゃないか、こういう気持ちになったりしたんですよ。自分のために、会社のために一生懸命やってきたでも、そのおかげで私は前ガン状態にまでなってしまった。金はたまったかもしれない、私の地位 は上がったかもしれない。でも、私の体はボロボロになってしまった。つまり、自分が今まで良かれと思ってやってきたことは実は大きな間違いだったんじゃないか。この思いがわいてきたんです。でも、なかなか認められなくて、腹が立って苦しくて。「今までの私の三十五年間は何だったんだ。一からやり直せというのか」もう、地団駄 踏む思いですよ。そして、一ヶ月後にまた診療を受けました。ホメオパスに対して「先生、私は自分がやってきたことを間違いだと言われているようでとても辛い。どうしたらいいんでしょう。私がやってきたことは間違いだったんでしょうか」そう訴えたんです。すると彼は「うん、多分ね」と軽く言うんですよ。私は簡単にそう言われたことがショックでね。そのときに出していただいたのがスタッフサグリアという屈辱感や怒りのためのレメディーでした。ためていた怒りはレメディーの力によって蓋が取れましたので、今度は怒りが湧き上がってくる。それまでは怒っていても十分に出し切ってはいないので、自分の中でもやもやしていました。ところが、レメディーをとると、今度はびっくりするぐらいに行動に現れてしまったんです。 壁は殴る、ホメオパスには文句を言う。「あなたが私が間違っているといったけど、それじゃ私を全面 的に否定したことになるじゃないか。そこを否定したら私はなくなってしまう」そしたら、彼は今度「うん、捨てるときが来たんだね」とこう言うんです。私はそれを聞いて悶々とするしかなかった。本当に苦しかったですよ。ホメオパシーというのはある意味ではすごく冷たいです。冷たかったですよ。私もよく患者に言われるんです。でもこのときに「いや、あなたは素晴らしい存在だ」とか 「あなたは何も間違ってない」とか言ってはいけないんです。

Q:出そうとしているものが出せなくなる。

A:由井
そうです。元に戻ってしまうんです。私もホメオパスに言われました。「怒っている自分を認めなさい、不甲斐ない自分を認めなさい」そればかりです。ここはホメオパスも手出しが出来ない部分です。その人が自分で気づかないといけない部分。自分が自分を見つめていって、もういいやと過去の自分を手放していく以外に立ち上がる方法はないんです。一からやり直し。私もそうでした。プライドも何もなくなり裸同然でした。でも、それを手放したときには、今度はもうひたすら涙ですよ。 タンポポが咲いているといっては涙、アヒルが泳いでいるといっては涙、おじいさんが杖をついているといっては涙。もうどうしましたかねという感じでした。

Q:感動の涙でしょうか?

A:由井
そうです。生きている感動ですね。とにかく生きていることが嬉しかった。生きることへの感謝、そして生き物に対する感謝、いろいろな感謝が湧いてきましたね。そして、涙がいっぱい出た後に、自分がもう生き生きとしてきたんです。子供みたいに、裏も表もなくなって。どこから割っても金太郎飴の由井寅子になっていました。本当に楽になりましたよ。だから、私は絶対ホメオパシーをやるぞと決心したんです。ただ、潰瘍性大腸炎が治っただけで、こんな難しいものをやる気にはなりませんよ。私はこういう人間だけど、あなたは私が好き?これでいい。相手が嫌ってもいいんです。人それぞれだから。仕方ないじゃないですか。でも、その人がこういう私を嫌う理由を私は知っている。そこにはその人のトラウマがあるのです。だから、いいんですよ、自分の本物をだせば。それを素直に出していれば、誰も本気で嫌うことはできないと思います。だって、それはその人の可愛らしさであり、そに人のクセだから。一人ひとりクセがあっていい。素晴らしいことだと思います。

Q:そこまではホメオパシーも治さない?

A:由井
いや、治してはいけません。私は子どものようなその人のクセが出ればいいと思っています。 それが生き生きと生きられる方法だから。

Q:その辺がタマネギの芯のあたりですか?

A:由井
はい、そうです。やんちゃになればいいんです。これだけは人に譲れない、みたいなことが言えるようになります。私も饅頭が好きなんで、絶対やめません。お酒も飲みますよ。山も好きだから登ります。それはその人の個性です。そういうことをするのはとってもいいんですよ。バイタル・フォースがとても大きくなります。

Q: ホメオパシーは現実を動かす? 体験談を読んでいて気づいたのは、ホメオパシー療法をしていると現実が動いてきますね。私の場合も、梅毒のレメディーを飲んでいるときに、鳥取西部の地震が起きて、ずっとあってないし、連絡もほとんどしなかった生別 した父に電話をするきっかけができました。父は昼間からお酒を飲んで寝ていたらしく、地震なんて何も知らなかったなんて呑気なことを 言ってましたけど

A:由井
あなた、ホッとしたでしょう。何か悪いことが起きるんじゃないかと心配ばかりするのが梅毒の考え方だから。それが楽になったと思いますよ。

Q:レメディーの効果を知らなくてもそういうことが起きるのですか。


A:由井

そうです。あなただって知らなかったでしょう?そうなるのよ。

Q:先生はその現実が動くということについてどうお考えですか?

A:由井
レメディーを飲んで本物の自分が出てきたときには、本物の人生の流れも一緒についてくると考えれたらよいと思います。現実とは、自分自身の心のことです。こだわりの心が溶けてしまったら、現実はもっと優しいものになるし、自分が変化したら、当然現実も変わってくるでしょう。

Q:ホメオパシーで奇跡は起きるのでしょうか。

A:由井
治療にたずさわっていると、さまざまなミラクルを見ることがあります。今年の二月でしたか、生まれて二ヶ月の子どもを連れてこられた方がいました。この子の目は片目が白く濁って見えない。原因は流産しそうになったときに飲んだホルモン系の薬だそうです。お医者さんからは「これは奇形だからあきらめなさい」と言われたそうです。そして、母親もそのお母さんもみんなで「ダメでしょうけど」というから、私は「それはいかん。やってみなければわからない。ダメかも知れないと言わないで本当に 望みを託しましょう」そう言って、五回ほど治療を行いました。今、白い膜がほとんど取れて目が見えるようになっているんですよ。後、もう少しなんです。その子は八ヶ月になりましたが、元気まんまんです。 私は、ミラクルを起こすからホメオパシーがすごい、由井寅子がすごいと言っているのではないんです。私が言いたいのは初めから自分で限界を作らないでほしいということ。 子どもはすごい力を持っているんですよ。そういうときに、百パーセントの神様の恩恵がいくんです。力がいくんです。だって、この子に罪はないじゃないですか。だから、小さいときに来られて良かったですよ。五才や六才になるとなかなか難しかったかもしれない。周りだけでなく、本人も壁を作ってしまいますから。

■二十一世紀の治療 ◎それでは最後に、先生のこれからの夢を聞かせていただけますか?

A:由井

私の夢は、きちんと勉強したホメオパスたちが日本でつつがなく活動ができることです。これはヨーロッパやアメリカではできていますので、ぜひ日本でもそうなってほしい。また、各家庭に広く浸透してどんどん使っていってほしいですね。 私のところでも家庭で使えるキットを作ってあります。これがあれば風邪も下痢も熱も薬にたよらず、自分で症状を押し出すことができます。ホメオパシーのレメディーには副作用がまったくありませんから、赤ちゃんや妊婦さんでも虚弱な人でも使うことができます。二十一世紀になったら、医療の形態もだんだんと変わっていくでしょう。治療する側とされる側という隔たりや依存の形がなくなっていくはずです。いえ、その形はぜひなくなってほしい。誰もが自分の自己治癒力を信じて、人任せにしないで病気を自分で治す。よほどしんどいときだけ専門家に見せに来てください。ぜひ、こうなってほしい。 そして、今の現代医学でも、どんどんホメオパシーを使って医療そのものをよくしていってほしいです。これを啓蒙していくことが、私にさまざまなことを包み隠さず教えてくれたイギリスのホメオパシーの先生方への恩返しだと思っています。
■著作権・商標権について ■お問い合わせ ■協会概要 ■プライバシーポリシー
日本ホメオパシー医学協会の正式な許可なく、本サイト掲載画像や文章等すべての情報の引用、転用、改ざん、リンクの提供等を禁じます。
Copyright 1998-2006 Japanese Homoeopathic Medical Association. All Rights Reserved.