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■成功の黄金律 ホメオパシーのエキスパート!
2000・7

ホメオパシーのエキスパート
病気の症状を抑えるために薬を使い、その副作用を抑えるために薬を使う…。こんな 西洋医学の現状への批判の声が大きくなるにつれ、西洋医学以外の伝統的医療(代替医療)に対する関心が欧米で活発になっている。その中でも、特にヨーロッパでさかんなのが「ホメオパシー」。この療法士の資格を日本で初めて取得、普及活動をしているのが由井さんである。

◆ 自己治癒力を再生する

Q:そもそもホメオパシーとは、どういうものなんですか?

A:由井
ホメオパシーは同種療法と訳されますが、簡単に言えば人間の中にもともと備わっている自己治癒力あるいは抵抗力を再生させるものなんです。 現代人の自己治癒力は、予防接種や抗生物質の過剰投与などで弱っていて、体の中の悪いものを押しだそうにも力がないんですね。 例えば、慢性の下痢の場合を考えてみましょう。 ホメオパシーの見方では、下痢、嘔吐がとまらないというのは、体がその症状に鈍感になっていて、 気づいていないというあかしなんです。 そんなとき、現代医学、つまりアロパシー(対症療法)では症状を抑え込む薬を投与しますが、ホメオパシーは逆で、下痢を起こさせるもの、例えば砒素を使います。 砒素は、そのまま飲んだら死にますが、これを原物質がわからなくなるほど薄く希釈して作った砂糖玉 (「レメディー」といいます)にして患者さんに飲んでもらいます。すると、患者さんの体は「あれ、私の体にいま砒素が入ったわ。これは大変、治さなきゃ」と気がつくんですね。つまり、症状を増幅して気づかせるわけです。

Q:現代医学では治療の困難な病気、例えばガンの治療も可能なんでしょうか?

A:由井
ホメオパシーは、病気治療ではなく、人間治療なんです。例えば、がん患者にとって症状が苦しいのは当然ですが、もっと苦痛なのは、心なんですよ。死の恐怖で不眠になり、食事も喉を通 らない。そこで、不安と同種の症状を起こすレメディーを与えて、不安を芯から取り除くんです。すると、食事もでき、水も飲め、夜も眠れるようになる。結果 的にがん治療にもよい効果を生むこともあるんです。

◆英国王室御用達の治療法

Q:われわれにはあまり馴染みのない療法ですが…。

A:由井
ヨーロッパでは、代替医療の一つとして社会的に認知されています。ドイツやイギリスでは、ホメオパシーを取り入れている患者さんは全体の三分の一にのぼっているほどです。既に国立の病院が六つあり、ホメオパス(ホメオパシー療法家)の数も、全国で五千人を超えているんです。

Q:市民権を得ているんですね

A:由井
なにしろイギリスでは、王室の御用達で、女王陛下には、いつもたくさんのレメディーの入った箱を持つ主治医がついて回るわけですから。

Q:ホメオパシーは、欧州で誕生したものなんですか?

A:由井
概念自体は古代ギリシャの医聖、ヒポクラテスの時代からありましたが、体系的に構築されたのは、 1800年代です。ドイツの医者、ハーネマンが提唱者だったんですが、花開いたのはフランスです。 というのは、ハーネマンはホメオパシーを提唱したことにより、ドイツの医学界から糾弾され、医師免許も剥奪されてしまったんです。

Q:イギリスに伝わったのはその後?

A:由井
そうですね。その後、イギリスの医者がハーネマンの噂を聞きつけ、フランスまでコンタクトしに来たといわれてます。

Q:当時イギリスのアッパークラスでは性病が蔓延しており、ハーネマンの力が必要だったんですね。 ところで、由井さんはどんなきっかけでホメオパシーと出会ったんですか?

A:由井
もともと私は、日本のテレビ局の関連会社で、ドラマの制作の仕事をしていたんです。でも、マスコミの世界は一見自由なように見えて、「学歴」や「性別 」による差別が、やはり厳然としてあるんですね。「ディレクターとして、自分なり の作品作りをしたい」というのが私の希望だったんですが、それを聞 いた上司の一言がショックで。 「昇進を待っている東大卒の男性社員がほかにいるから、そうもいかないんだよ」 と言うんです。 この言葉を聞いて、「ああ、どんなにがんばっても日本じゃ駄 目なんだな」と思いまして、この会社を退社し、その後ロンドンのテレビ局の報道取材班として働くようになりました。

Q:それがイギリスとの出会いになるわけですね。

A:由井
ええ。でも、戦火や災害の渦中に飛び込んでリポートする日々がたたったのか今度は体を壊してしまったんですね。 潰瘍性大腸炎という病気で、一日二十回も血便があり、自宅療養を余儀なくされました。 最初は詐欺だと思った ホメオパシーはそのときに知ったんですね。 由井 自宅療養が一年半くらい続きましたが、血便は止まりませんでした。すると「手術で腸を繋ぐという選択もある」と主治医に言われたんです。「ただ、失敗したら、人工肛門をつけることになる」とも。そのときは神をも憎みました。「こんなに一生懸命やってきたのに…」と。 でもある日偶然ホメオパシーという療法があることを知って、イギリス人の同僚に相談したら、こう言うんです。 「姉が今ホメオパシーの勉強をしているから、良いホメオパスを紹介できると思うわ」 そこでもう、まさにわらをもつかむ思いでホメオパスのところへ行きました。

Q:そこで行われた治療とはどんなものだったんですか?

A:由井
まず先生に話を聞いてもらったんですが、問診では潰瘍性大腸炎の話は一度しか出ず、あとはただひたすら私の性格とか、生い立ちのことを聞かれました。問診が終わると、四粒のレメディを渡され、その説明を受けました なんかあまり信用できなかったんですけどね。

Q:そして?

A:由井
毎晩一粒ずつ飲み続けて、レメディがなくなった五日目、背骨や腰が痛くなるわ、高熱がでるわで、起きあがれなくなったんですよ。 心の中で、「あの詐欺師!」 と叫びましたね。 しかし、それから三、四日たつと、体調がどんどん良くなって、二週間目には 血便がすっかり止 まったんです。 同時にそれまで溜まっていた過去の怒りや悲しみ、憎しみなどの感情がワッと噴き出 してきました。 庭に咲いた花を見ていたら、生きていることがありがたくて、 ありがたくて、急に涙が溢れ出したりしました。ホメオパシーに心酔したのはこのときからです。

◆アロパシーとの共存を目指す

Q:そこでホメオパスの資格を得て帰国後、ホメオパスの養成学校を開設されたわけですね。現在何人の生徒がいらっしゃるんですか?

A:由井
百五十人で、毎年五十人くらいの方が入学してきます。 入学者の経歴は医者、歯医者から、アロマテラピスト、一般 の方まで、実に様々ですね。 相談にやってこられる患者は、どのくらいですか? 由井 私は一日八人から十人の方しか診られないんですが、おかげさまでと申しますか、申し訳ないと 申しましょうか、二ヶ月先まで予約が既にいっぱいです。JPHMA(日本ホメオパシー医学協会)の会員も二百五十人を超えました。 今まで営業活動などはせず、一部の専門誌でしか紹介されていないのに、これだけ関心を持たれ るとは、正直言って自分でも驚いています。それだけに、ホメオパスの育成が急務なんですよ。

Q:ホメオパスになるには、何か試験でもあるんですか?

A:由井
あります。 当校は、HMA(英国ホメオパシー医学協会)並びにJPHMAの認定校となっておりまして、当校で 三年間勉強した後、イギリスから来た試験官によるHMAの認定試験を受けて合格すれば、認定 ホメオパスになれるわけです。 五月に英国大使館内で第一回の試験がありまして、十名の方が合格されました。

Q:欧州のように保険診療の対象として認められると、普及も進むんでしょうね。

A:由井
厚生省に話し合いに行ったことはあります。でも、例えば、レメディを科学的に分析しても何も出てこないんですよ。トリカブトのレメディですと、十の六〇乗分の一ほどに希釈したものを使うので、 ガスクロマトグラフィで検査しても、元の物質が検出されないんです。 つまり単なる砂糖玉としか判定されないんですね。

Q:副作用のことが気になりますが。

A:由井
検査に原物質が出てこないほど希釈されていますから、副作用の心配はありません。 逆に、一回に二粒飲んだからといって、二倍効くこともありません。 レメディは、自然治癒力を回復させるスイッチの役割をするものなので、一粒でも二粒でも、効果 は変わらないんです。

Q:アロパシーとは、対立するものなんでしょうか?

A:由井
そうではありません。 イギリスでは、多くのホメオパスの方が、医師の免許も持っており、使い分けているんですね。 例えば、ホメオパシーでは、飛び出した骨を手術で直すようねことはできません。 つまり、ホメオパシーとアロパシーは共存できるし、わたしたちが日本で目指すところもそこにあるんです。

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