2024年1月24日

「先日はお忙しい中レメディーや書籍の発送をありがとうございました。何とかギリギリ滞在中に受け取ることができ、AAAのレメディーをメインに 希望された方へ配布しています。心から感謝申し上げます。

現地の様子を少し報告させていただきます。 私が入ったのはボランティア団体の拠点である羽咋市、志賀町、輪島市門前地区になります。 ボランティア内容は、全国から送られてくる物資の仕分け作業、調理のお手伝い アロマセラピストとして可能な範囲での癒しのトリートメントなど。 また個人的な友人の繋がりからレメディーが欲しい方へお渡しもしています。 そしてボランティアの拠点では、スタッフさんのセルフケア用としてレメディーキットと本を寄付してきました。 鍼灸師である友人たちと共に伺った輪島市の黒島コミュニティセンターでは 現地スタッフさんへ癒しのマッサージケアをさせていただきました。 スタッフといっても皆さんも被災者です。 私たちボランティアとしては、希望される全ての方にしてさしあげたいのですが 高齢者への様々な心配などもあり（主に感染症など。実際、黒島コミュニティセンターは 発熱者もいるので、外部の人は建物の中に入れませんでした）その辺りがもどかしいですね。 希望者は沢山いらっしゃるようなので。

輪島私立門前西小学校では食事を作るスタッフさんが疲労困憊ということで要請を受け伺いました。 こちらでは被災者さんへのマッサージケアも入り、直接コミュニケーションできたことが良かったです。 ある年配の女性が「じんのび」という言葉を教えてくれました。 じんのびとは、この辺りでの方言で「気持ちいい~」と言う意味だそうです。 近くに「じんのびの湯」という温泉施設もあるそうです。 「あぁーじんのびー」と何度も言われ、そのうちに涙がぽろぽろこぼれてきました。 緊張の糸がほどけたのでしょうね。最後は固く手を握って笑顔で帰られました。 とても貴重な体験でした。 避難所にもよりますが、この辺りは全体的に物資は充実してきているようで これからは被災者の方のニーズに合わせての提供が必要とされるフェーズに入ったと聞きます。

ただ、今も断水しているのでトイレ、お風呂、洗濯の問題が大きいですね。 能登島で被災した知り合いの女性は、輪島の奥の方にあるご実家まで3日に一度水を運んでいます。 （井戸水があることが幸いでした。能登は本来、水が豊かな土地で湧き水も多いようです） そこは道路もかなり傷ついているので、危険な場所もあるようですが、金沢から門前地区までは 車でもそれほど危険なように見受けられません。 海は海岸から数十メートも水が引いたままで、今まで見えなかった岩の根元が完全に現れてしまって 陸地になっています。景色が変わってしまったと・・・・地元の皆さんが嘆いていました。 能登の方は本当に優しくて、忍耐強く、自分の事より他の人を。という場面が多々あります。 しかも底力もあり、お年寄りでもエネルギーが高い方が多いように思えます。

ホメオパスの立場からみると、身体のことや心のことなど、提案したいことは沢山ありますが 無理なく、こちらのエゴで押しつけにならないように、サポートできる道はないかと思案します。 しかし最も必要なのは、心を傾け話をきかせてもらう“寄り添い”なのだということも改めて感じました。 今後も定期的に現地入りする予定です。 今できることとして、ホメオパシーを使っているユーザーさんや、鍼灸師の友人などを通して 必要な方、欲しい方にレメディーをお渡しいただくよう、輪が広がるようにお願いし託してきました。 また様々な分野の皆さんと連携しながら出来ることを探っていきたいと思います。 金沢の森ホメオパスにも事前にお電話で連絡させていただきました。 能登が元気を取り戻して行く日まで見届けたいと思います。
引き続き、ご協力よろしくお願いいたします。