ホメオパシーの有効性を示す人間、動物、植物、生体外(試験管内)の科学研究についての449のホメオパシーエビデンスリスト
オーストラリア ホメオパスRobert Medhurst氏からJPHMAに
8月末「ホメオパシーの有効性を示す人間、動物、植物、生体外(試験管内)の科学研究についての449のホメオパシーエビデンスリスト」 が送られてきました。
添えられたメッセージには、
「JPHMAさん こんにちは
私は、今日までになされたホメオパシーに関するほとんどのリサーチをサマリーとしてまとめた記事を書き終えました。そしてこの記事がJPHMA会員にも役に立つかと思いました。このEmailに添付しています。どうぞご自由にご使用下さい。祝福あれ。
オーストラリア アデレード在住のナチュロパス Robert Medhurst」
と書かれていました。
引き続き、添付ファイルとして送られてきたRobert Medhurstさんの449のエビデンスリストの前書きの部分を和訳し紹介します。
【和訳転載】
■Homeopathy 4へRobert さんが投稿したリサーチ
最近オーストラリオでは、連邦政府の健康ケアではトップの諮問機関である政府健康医学リサーチ評議会(National Health and Medical Research Council 略称NHMRC)が19の自然療法の有効性についての検討結果を公表しました。その1つがホメオパシーでした。
なんとこれらの療法について、有効性のエビンデスが不十分であり、臨床における有効性のエビデンスも決定的でないとしました。
そういった意味で、ホメオパシーの有効性を裏打ちする質の高い多くのエビデンスを与えてくるものをここに公表することは大変嬉しいことです。
数年前にも、私は、その当時までに発表されていたホメオパシーの研究についてのほとんどのサマリーを含む記事を書きました。
今回の記事は、2016年8月に書き上げました。
そのため、以前の記事をアップデイトして、これまでになされたほとんどのリサーチをカバーできました。
このレポートには、人間、動物、植物、生体外(試験管内)の科学研究についての449のホメオパシーエビデンスのアブラストがあげられています。
これらは、ホメオパシーの使用が加わることでポジティブな効果を確信させる、また、研究自体もよく設計された客観的なエビデンスが数多くあることを示すものです。
※以下、人間:255動物:110植物:23生体外(試験官内):61合計:449のアブストラクトのリストについては、Robert Medhurst氏から送られてきたPDF(英文)をご覧ください。
【和訳転載ここまで】
そこで、ホメオパシー新聞にてメッセージを日本語に訳し、エビデンスリストをホームページに公開することにしました。
過去、そして現在も「ホメオパシーが有効でない」という偏った御用発表は後を絶ちません。
これらのエビデンスを検証したフェアな見解をぜひ公表してほしいものです。
以下いくつか、関連する話題も合わせて紹介させていただきます。
なお、全国のホメオパスがホメオパシーの臨床のエビデンスを発表する年に1度の学術大会、第17回JPHMAコングレスは、2016年は11月11日(金)、12日(土)、東京にて開催されます。
(ホメオパシー新聞編集部)
参考情報
参考情報1
■2015年3月 豪州政府機関の「ホメオパシーが有効であるとする十分な証拠は見つけられなかった」というバイアスのかかったグローバル研究を公表
オーストラリアでは、政府の1機関であるナショナル健康医学リサーチ評議会(National Health and Medical Research Council 略称NHMRC)が、「ホメオパシーが有効であるとする十分な証拠は見つけられなかった」とする調査不足、またバイアスのかかった見解を2015年に公表しました。
しかし、その発表直後には、この見解の矛盾については
オーストラリアホメオパシー協会(AHA)の会長がすぐさまその声明の矛盾を公表して反論しています。
(和訳リンク)
(原文リンク)
http://www.homeopata.hu/?q=system/files/NHMRC_Open_response_letter_by_AHA_to_NHMRC.pdf (掲載終了)
参考情報2
■インド政府AYUSH省は豪州政府のホメオパシー有効性を否定したホメオパシーグローバル研究を批判
そして、インド政府AYUSH(伝統医学)省ナイク大臣が会見し、「ホメオパシーが有効であるとする十分な証拠は見つけられなかった」というこの豪州NHMRCの見解とは異なり、インド政府は正反対の「ホメオパシーが有効である」という見解を持っていることを明らかにしています。
参考情報3
■JPHMAがインド政府CCRHとホメオパシーリサーチのエビデンス集(日本語版)を共同出版へ
JPHMAでは、ホメオパシーが有効であるというインド政府AYUSH省が発行したリサーチエビデンス集「Homoeopathy –Science of Gentle Healing-」の日本語訳出版の共同事業をインド政府AYUSH省ホメオパシーリサーチ中央評議会(CCRH)と行っており、この秋刊行予定です。
参考情報4
■出版記念式典 今年12月インド南部ケララ州にある
CCRHの研究所にて開催が決定
2016年12月にはインド南部ケララ州にあるCCRHの研究所にて、JPHMA関係者が招待され、刊行記念式典が行なわれ、この記念式典とともに日印ホメオパシーのジョイントカンファレスもに開催されることが決定しています。
参考情報5
■日本でも未だに引用!? ランセット誌 掲載
ホメオパシーの有効性を否定したシャンらの御用論文
(スイス政府他から既に証拠性は否定されています)
今回の豪州政府機関の発表や、英国での一連のホメオパシー叩きの際にも、ホメオパシーの有効性を否定とするエビデンスとして第一に取り上げられた論文がシャンらによるランセットに公表されたメタ分析の論文です。
しかし、この論文の信憑性は既にスイス政府からお墨付きで否定されています。
実際スイス政府のファンドでシャンらの研究は行われていましたが、このファンドが支援した研究には、ホメオパシーの有効性を評価する別の大規模な研究もあります。
日本でも、2010年、半年間続いた朝日新聞などマスメディアを動員したホメオパシー叩きキャンペーンの際や、日本学術会議会長が「ホメオパシーが有効でない」と権威を利用して発表した記者会見の際にも、ホメオパシーの有効性を否定する第一の証拠としては、このランセットのこの御用論文がエビデンスとして取り上げられました。しかもこの研究が日本でも未だにホメオパシーの有効性を否定する主な根拠とされています。
なお、ホメオパシーについてのバイアスのかかった報道の実態については、ホメオパシー新聞記事『ウィキペディア日本語版「ホメオパシー」の嘘』、『WIKIPEDIA共同創設者は、ホメオパシーがお嫌い!?』をお読みください。
参考情報6
■WIKIPEDIA共同創設者ジミー・ウェールズ氏への書簡
今回、WIKIPEDIA英語版の編集合戦にも参加したアメリカのホメオパス デイナ・アルマンさんが、WIKIPEDIA共同創設者ジミー・ウェールズ氏に送った書簡の内容も日本語に訳し公開しました。この中でも、シャンらの論文がいかにバイアスのかかったものかをわかりやすく解説しています。
こちらもぜひお読みください。
ここでは、WIKIPEDIA英語版を例に、いかにホメオパシーについてバイアスのかかった情報操作が世界的に行われているかをわかりやすく、くわしく解説しています。またシャンらのランセットの論文の矛盾点も明確に指摘しています。
デイナ・アルマンさんは『世界の一流有名人がホメオパシーを選ぶ理由』(ホメオパシー出版)の著者でもあります。
(参考) Robert Medhurst氏からは2010年のホメオパシーバッシング時にもJPHMAへ応援メッセージと当時の最新のホメオパシーエビデンスリストを送っていただいています!
「ホメオパシーが荒唐無稽、非科学的、プラシーボ以下」との日本学術会議の会長談話が2010年8月24日、発表されてすぐに、2010年9月4日にJPHMAに送られてきたものです。
参考情報7
■Robert Medhurst氏からのメッセージ 2010年8月24日(和訳)
JPHMA理事 様
日本でホメオパシーが攻撃を受けていることを私は知りました。実は、ここオーストラリアでも繰り返し起きていることです。ホメオパシー批判者を黙らせるのにもっともよい方法だと私が気付いたのは、以下に私が書いた3つの記事へのコメントを彼らに要求することでした。どうぞ、ご希望でしたら、どうぞご自由に以下の部分をお使いください。
敬具
ホメオパシーのリサーチ
私が、常に驚くことには、ホメオパシーを批判する人たちは安易に、ホメオパシーにはエビデンスがないと自信をもって宣言することである。そして、さらに、驚くことには、メディアの発表をそのまま鵜呑みにし、ホメオパシーに関する綿密な調査を欠いていることです。
この宣言が単に、怠慢や愚かさ、または欺くために熟考された故意であったとしても、調査するには最高のトピックスを与えてくれるのです。どちらにしろ、ホメオパシーにはエビデンスがないという主張は、明白に間違っています。
ホメオパシーにはエビデンスがある、それもたくさんあるという現実を証明した人間、動物、植物、分子レベルの科学的研究での数々の研究例を見てください。
INDEX(内容)
・Human studies (人間の研究 エビデンス:145研究)
・Animal studies (動物の研究 エビデンス:50 研究)
・Plant studies (植物の研究 エビデンス:8 研究)
・In-Vitro Studies (分子レベル研究 エビデンス:23研究)
・The Use of Homeopathy (※世界各国でホメオパシー使用状況詳細)
・Arguments Against Homeopathy (ホメオパシーに対する議論)
・Human Clinical Trial Meta-analyses (8)
・Individual Human Clinical Trials ・Cohort Studies (5)
・Veterinary Studies(5)
・Does Homeopathy Work?
・References (参考文献リスト)
Robert Medhurstより
Robert Medhurstさんプロフィール
ナチュロパス、ホメオパスとして33年の臨床経験をもつ。
ホメオパシーの多くの文献を著し、全豪や全米で、多くのホメオパシーの講義を行う。以前はシドニーの数ケ所で、ナチュラル・セラピーを行いながら、教育や研究活動に携わる。
現在は豪アデレード在住で、研究開発活動に携わり、ホメオパシー企業の教育部に身を置いている。そして、豪連邦政府の健康高齢化部のホメオパシーの専門アドバイザーをつとめています。
参考リンク
▼ホメオパシー新聞より
▼ホメオパシーの有効性に対するJPHMAエビデンス集 第1弾