【令和元年9月台風15号被害】災害対策のマテリアメディカ&レパートリー
この度の台風15号により被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
今回被災されていない方も、災害時の備えとしてお読みください。
心と体のケア、PTSD策なども含め、災害時の症状にあったレメディー紹介します。なお、低気圧と熱中症対策のレメディーも紹介しています。また、避難生活や交通機関への影響などで屋外や職場などで体調を崩された方もおられます。レメディーやキットの携帯もお勧めします。
PTSDサポートレメディー(Acon. 、Arn. 、Ars. の コンビネーション)
体と心のショック、体の打撲、けが、心の恐怖や不安にあう必須のレメディーとなりますので、常に持ち歩いてください。災害による体と心のショックには、深い心の傷となるPTSDにならないために、早いうちにホメオパシーで対処する事が望ましいです。避難生活でのエコノミー症候群などにも合います。
この3つのコンビネーションレメディーがないときは、単体でとられてもよいです。
関連するフラワーエッセンスなどもお持ちであればお勧めです。
≪その他の主要レメディー≫
キットお持ちの方は、
以下のレメディーは心のショックや緊急時の対応にとっても良いレメディーです。
(過去にこのような経験でPTSDをお持ちの方にもおすすめいたします。)
Acon. (アコナイト) ・・・恐怖、後に恐怖が続く
Op.(オピューム)・・・恐怖、恐怖の感覚が麻痺するほどの恐怖
Arg-n. (アージニット)・・・恐怖、パニック
Stram.(ストロモニウム)・・・恐怖
Ars.(アーセニカム)・・・不安、心配、下痢
Arn. (アーニカ)・・・打撲、ケガ
Hyper.(ハイペリカム)・・・打撲、ケガ
Canth.(カンサリス)・・・火傷への対処
Ars.(アーセニカム)・・・火傷への対処
Phos.(フォスフォラス)・・・感電への対処
Nux-v.(ナックスボミカ)・・・有害物質よる空気汚染もしくは、雨
Ars.(アーセニカム) ・・・有害物質よる空気汚染もしくは、雨
Carb-v.(カーボベジ)・・・有害物質よる空気汚染もしくは、雨
レパートリー ※『ホメオパシー的災害対策』より抜粋編集
ホメオパシーを利用した災害時の心と体の症状への対処方法の詳細は、由井寅子(JPHMA名誉会長 )が東日本大震災を教訓に執筆した『ホメオパシー的災害対策』(ホメオパシー出版)も合わせてをお読みください。
●事故・けが
・切り傷・刺し傷 Arn. Hyper. Sil. Staph.
・打撲 Arn. Hyper. Nat-s. Ruta.
・捻挫 Arn. Ars. Caust. Chin. Cocc. Ign. Led. Nux-v. Ruta.
・骨折 Arn. Calc-p. Carb-v. Caust. Ruta Sulpph. Symph.
●避難生活
・虫さされ Ant-c. Apis Berb. Cact. Kali-i. Lach.
・低体温 Chin. Ars. Arn. Nat-m. Nux-v. Rhus-t. Verat. Staph. Ruta Phos. Merc. Lach. Coff. Caust.
※冷え対策では腎臓や脾臓など臓器をサポートすることも大事です。
・壊血病 Ars. Chin. Mer.
・便秘 Chin. Graph. Op. Cocc. Sl. Staph. Sulph.
・疲労困憊 Acon. Carb-v. Cocc. Ph-ac. Puls. Rhus-t. Sep.
・不眠 Arn. Ars. Cham. Coff. Merc. Nux-v. Op. Puls. Sulph.
・眠気 Nux-m. Op.
※腎臓など臓器をサポートすることも大事です。
●心の問題
・死への不安と恐怖 Croc. Ars. Carb-v. Phos. Sec. Con. Nit-ac. Scill.
・夜中の死への恐怖 Con.
・不幸になることへの不安(予期不安) Alum. Merc. Anac. Cycl. Hell. Verat. Ars. Dg.
・死にたくなるほど自分が不幸と感じる人に Carb-v.
・揺れの恐怖 Bor.
・水の恐怖 Merc. Stram.
●PTSD
・緊張 Bell. Chin. Ruta.
・いら立ち Cham. Ip. Nux-v.
・悪夢 Ars. Bell. Dig. Ign. Merc. Rhus-t. Sulph.
●心のケア
・自責の念 Ars.Cact. Hyos. Magn-arct. Ph-ac.
・鬱、落ち込み Acon. Ars. Chin. Merc. Rhus-t. Ruta Sulph.
・自殺願望、自殺衝動 Aur. Bell. Carb-v. Chin. Euphr. Hyos. Merc. Nux-v. Puls. Sep. Stram.
●低気圧での不調
・頭痛、関節痛 Rhod.
・荒天時の下痢、頭痛、咳・喘息 Phos.
・荒天時のひどい眠気、思考できない Nux-m.
▼熱中症対策
今回は台風通過後の急な高温で体調を崩された方も多くおられますのでJPHMA認定教育機関カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー(CHhom)のfacebook記事から引用します。
【水だけでなくミネラル補充が重要】
熱中症の症状の場合、体に熱がこもった感覚や、体内の水不足を感じ、水をがぶ飲みする方がおりますが、その対処は適切でない事があります。
なぜなら、熱中症の場合、体内の水分が欠乏しているだけでなく、汗を通して必須ミネラルが漏れ出し、体内でミネラル欠乏が起きている事が多いからです。
ミネラル欠乏の体に、大量の水が入れば、ミネラルは更に薄まり、肉体は更に様々な誤作動を起こすようになります。
様々なミネラルの溶けた海塩(藻塩、焼き塩)をペットボトルに1つまみ入れて飲むと共に、ミネラルの吸収を高めるレメディーやマザーティンクチャーを入れて体をケアしてあげましょう。熱中症の初期症状がでたら、涼しい場所で体を横たえ、濡れタオルなどで身体のぬぐうなどして、熱をさます事も必要になります。
【事前、日頃からの対策】
事前、日頃からの対策としては、濡らしたタオルを首からかける事が効果的である事が知られております。
また、体の奥に溜まった熱を取り除くには、唐辛子の料理や、カレーなど辛い料理が助けになります。辛い料理を食べると、体がより熱くなり、汗が吹き出しますが、この汗が体の内にこもった熱を外に出してくれるのです。
この現象はホメオパシーの原理原則の1つである『同種の法則』と同じで、体が熱いのに、より体が熱くなる料理を食べる事で、体の自己治癒力(バイタルフォース)を触発し、体は熱で危険な状態にある事に気づき、反作用として全力で身体を冷ますスイッチをいれているのです。
インドの方が毎日辛いカレーを食べる事は有名ですが、その他にも暑い国の人々は、暑い季節には辛い料理を食べる事が多いようです。
暑い国の人々は、より体を熱くさせる食事をとる事で熱中症を防げる事を体験的に知っているのしょう。これぞまさしく生活の知恵ですね。
○熱中症への備え
ホメドリンク@
・海塩(藻塩、焼き塩) *精製塩はNG
・ティッシュソルト(生命組織塩)前回紹介した以下のレメディー:Nat-m.(塩化ナトリウム)Nat-p.(リン酸ナトリウム)Calc-p.(リン酸カルシウム)Mag-p.(リン酸マグネシウム)Kali-p.(リン酸カリウム)Ferr-p.(リン化鉄)Zinc-m.(塩化亜鉛)
・マザーチンクチャー Alf.φ(アルファルファ)・・・ミネラルの栄養吸収サポート
Berb-v.φ(バーバリスブイ)・・・進行した脱水症状。腎臓のケア。
Alf.φ+ Berb-v.φペットボトルに各10滴ずつ入れる。
ホメドリンクA
・海塩+ミネラルサポートチンクチャーでもOKです。
※注意 ご年配の方や病気などで、元々水分を吸収する事が苦手な方、汗をかくのが苦手な方、腎臓が弱い方、生命力が落ちている方は、セルフケアに固執せず、救急救命時には現代医学の助けが必要な事もご承知おきください。
おすすめ書籍
由井寅子のホメオパシーガイドブックシリーズ